人間って本当に人の話ちゃんと聞かないよね。
昔、とある市民講座のTAをやっていた時、ある先生が必死に「これこれの慣習は日本の伝統だと思われてるけどそうではなくて〜」という話をした後に年輩の受講生がやってきて「先生のおかげでこれこれの慣習が日本の古来よりの伝統だと知ることができました。感謝します」と言ってきたことがあった。
— 河野有理 (@konoy541) 2023年12月7日
昔、とある市民講座のTAをやっていた時、ある先生が必死に「これこれの慣習は日本の伝統だと思われてるけどそうではなくて〜」という話をした後に年輩の受講生がやってきて「先生のおかげでこれこれの慣習が日本の古来よりの伝統だと知ることができました。感謝します」と言ってきたことがあった。
— 河野有理 (@konoy541) 2023年12月7日
体感で,7割ぐらいの人々は「Aだと従来言われてきたがそんなことはなく,実はBなのです.なぜならCという書物は...」という話を口頭でされると「Aである」と要約する. https://t.co/420JGM2qFZ
— dif_engine (@dif_engine) 2023年12月7日
これ,Aの部分に現代人が当たり前だと思いがちなことを入れて,Bの部分に否定されがちなことを入れた上で「次の文章を要約せよ」ってやったら,間違える人7割超えるかもしれん.
— dif_engine (@dif_engine) 2023年12月7日
次の文を読み,質問に答えなさい.
— dif_engine (@dif_engine) 2023年12月7日
「地球温暖化は人類にとって大きな問題だと多くの人々が思っている.しかし,それよりはるかに重大な問題は土壌の窒素汚染である」
問:この文章を書いた人は,人類にとって大きな問題が何だと考えているか?
「△△と誤解している人もいるようだが、正しくは□□である」がかえって誤解△△を広める現象に気づいて、「正しくは□□である。一部に誤解が広まっているようなので注意してほしい」と書くことを原則としました。
— Hiroyasu Kamo (@kamo_hiroyasu) 2018年5月1日
とくにはてブ民はこの手の人がめちゃくちゃ多く
挙句の果てに、こういうコメントはてなスターをつけるようなゴミみたいな人間がいるので本当に嫌になって
はてなブックマーク自体もういらないって思うようになった。
両論併記とか大事なんだけど、バカ相手にそれをやると逆効果になる
Ex.A「車は日本の発明品と思われていますが実はそうではありません。車はアメリカのオリジナルです。」
— Future_Craft (@FutureC18) 2023年12月8日
Ex.B「車はアメリカで生まれました。日本の発明品じゃありません、わが国のオリジナルです。しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です。」
結論を1番頭に持ってくるの威力高いな
結局バカ相手には、バカでもわかる極論を述べて、それに反するような話をしないようにしないと伝わらない。
SNS社会では、バカに合わせることが出来る人が強すぎる。
インフルエンサーそのもんのレベルを担保しないと、誠実な人ほど損をするという構造になっているなと感じる。
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まぁとりあえずSNSの話はおいといて「ちゃんと話を聞く」ということについてもう少し細かく考えてみたい。
自分を理解してほしいならまず他人の言うことに対しては「ちゃんと聞く」「相手の身になって理解する」「そのあとで話し始める」の3つが必要だ
大抵の人は上で紹介されているように「ちゃんと聞いてない」「聞いてはいるが何が言いたいのか理解できていない」「ちゃんときかずに話をする」である。
だから、SNSではともかく、リアルではちゃんと話を聞けるだけで、めちゃくちゃ評価が上がる。
一番低いレベルは、相手を無視して話をまったく聞かない。
次のレベルは、聞くふりをすること。「うん、うん」とあいづちは打つが、話の中身はまったく耳に入っていない。
三番目のレベルは、選択的に聞く態度である。話の部分部分だけを耳に入れる。三〜四歳くらいの子どものとりとめもなく続くおしゃべりには、大人はたいていこんなふうにして付き合う。ーーーーーーー
四番目のレベルは、注意して聞く。神経を集中して、相手が話すことに注意を払う。
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ほとんどの人は四番目のレベルが最高なのだが、実はもう一段上、五番目のレベルがある。
相手の身になって聴く、共感による傾聴である。これはパラダイムがまったく違う。
レベル5はどういう状態かと言うと「この人となら美味しいお酒が飲めそうな気がする」と思わされちゃう状態のことだ
みんなも「傾聴」っていう言葉はよく聞くと思うが、
なんでわざわざ傾聴しなければいけないか。傾聴するとどういうメリットがあるのかをよく理解できないという人が結構いると思う。
やっぱり聞くことよりも喋ることのほうが重要だと思うかもしれない。
でも実際はぜんぜん違う。
・「ただ聞いて相槌を返す」が相手に与えるインパクトがメラくらいだとすると
・「時々確認しながらちゃんと聞こうとする態度を示す」だけでもメラミくらいの効果があり、
・「相手の身になって理解する」「そのあとで話し始める」がきれいに決まるとメラゾーマくらいの破壊力があるのだ。
みなさんも思い出してほしいのだが、自分が話をしていて、ものすごく気持ちがいいリアクションが来た時って
「お前は俺か!」とか「打てば響く。いい音出すなこの人」とか「もっとこの人に色々話聞いてほしい」とか
「この人となら美味しいお酒が飲めそうな気がする」って言いたくなったことが偶にあると思う。
こういう感覚はたいていは趣味を同じくしてるオタク同士とかで発生したりするのだが
別に趣味が全く同じでなくともこれが出来る人というのはいる。
とりあえずこの人に言えば、否定せず受け止めてくれて、なんならすごい「わかってる」感じで返してくれる事がある。
相手がこの状態だとこちらとしては楽ちんである。
自分がなにか働きかけなくても向こうからガンガン話をしてくれるようになる。
そんなわけで、聞くことは全然受け身の所作ではない。
能動的に、ちゃんと理解しようとして傾聴することは、むしろめちゃくちゃ攻撃力が高いということだ。
ここまでは頭では理解できていて、しっかり身につけていきたいと思うのだがそれが難しいんだよほんとに……。
なんかおすすめの本あったら教えてほしい。