頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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他人を批判するとき自分のガードが甘くなる人多いけど批判するときこそ自分を振り返った方がいいですよ

というわけで、「批判」と「他者攻撃」と「自分のモヤモヤを表に出すこと」は違うし、
それぞれ求められる作法も覚悟も違いますよ、という話を。

「おにぎり娘こと大天使まみタス」によって、己の負の感情を引きずり出されて暗黒面に落ちる人多くてやばい。

みんな、「花咲くいろは」とか「氷菓」でも見てちょっと落ち着こう。

この問題、よほどがんばらないとまともな批判できないと思います。



以前もこういう記事書きましたけど。

自分が他人を批判するとき、周りの人間は他人を批判している自分を見ている

なぜか「自分は一方的に殴る側」であって、周りの目を気にしない人がいますが、
「他の人は、他人を批判している自分を評価している」ということに気づかないと痛い目を見ます。

批判こそが最も正確な自己開示である - カキツバタ

その批判が単なる羨望にもとづく否認なのか、真に創造的な分析をはらむものなのか、いずれにせよ「批判こそが最も正確な自己開示である」という精神的分析視点から観察をさせていただきますよ

有意義な批判をすることは難しいしめんどくさい

批判って難しいです。
批判だったら何でも良い、と思ってる人いるかもしれませんが、全然違います。

どうも相手の欠点や欠陥を探すことを「批判」だと思いがちです。そのような態度で本や報告書に接する場合、ちょっとした欠点を見つけると、「しめしめ、ここを指摘してやろう」と、自分のことを棚上げして、その発見に喜んでしまったりします。そして、「あいまいだ」とか「こじつけだ」といった辛辣な批判をして満足するのです。

批判するというのはむずかしいしめんどくさいことです。


低レベルの批判は、ただ自分の価値を貶めるだけ

議論能力および発表能力の発達段階 with 反論ヒエラルキー - 発声練習

DH0. 罵倒(Name-calling): 発言者に対する罵倒。
DH1. 人格・属性批判(Ad Hominem): 誰が言っているか(Who to say)に対する文句。
DH2. 言い方批判(Responding to Tone): 言い方(How to say)に対する文句。
DH3. 論拠なき反論(Contradiction): 言っていること(What to say)根拠や理屈を述べず否定する。
DH4. 局所的反論(Counterargument): 根拠、理屈+否定。ただし、議論の主題とつながっているかどうか、反論が成り立っているかどうかは考慮外。
DH5. 局所的論破(Refutation): 論破できているが、もとの発言の主眼点は論破できていない。
DH6. 主眼論破(Refuting the Central Point): もとの発言の主眼点を論破できている。

自分の批判がうまくいかないと、読み手の人に
ああこの人の記事はレベル3だな。レベル3の批判しかできない人なんだな、と思われます。


また重要なこととして、
「全体として高いレベルの文章を書いていたとしても、
 そこにレベル0や1の発言がまざると、人はそちらに反応する」
ということを意識した方がよいと思います。

このように批判するときっていろいろ気を遣うことがあります。
めんどくさいと思う人には向いてない。



自分の自由に、好きなように文章書きたいだけなら、他人を批判することは避けたらいいのでは

論理的思考の一つの特徴、二つの目的 - 発声練習

そもそも、他人に説明したり、理解してもらう必要がないならば論理的に思考する必要はない。直観や霊感にしたがって何でもやれば良い。でも、他人に理解してもらうため、あるいは納得してもらうためには、自分がどういう理由で、何を、どう考えたのかを相手にわかる形で示さなければならない。

わたしは、普段書く文章は、自分の思考メモとか感情記録とかなので論理的でなくてもよいと思ってます。

ただ、何かを批判する場合、すくなくとも批判対象という相手がいます。
さらに、その対象を好きだったりする人たちがいます。
言葉が確実に届く相手がいるわけですから、「理解」してもらう必要があると思います。



好きに文章書きたいなら、誰かを批判しないのが楽だと思います。特に名指しの場合は絶対に。
批判するなら、あるていど論理的に話をできるよう心がけや訓練が必要でしょう。



その区別ができないと、批判のつもりでただの他者攻撃をしたり、自分のモヤモヤを吐き出すだけのつもりが、無意識に他者を傷つける発言をして炎上、となってしまったりします。すでに一人そういう勘違いおばさんのツイートが炎上してましたね。