頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

「deSPIRIA」 飛田新地→「エデン」、通天閣→「再生の塔」など未来の関西が舞台という世界観が癖になる薬物汚染がテーマのやばすぎるRPG

ネットミームとしてはこの画像が知られているため、ネタゲーだと思われているかもしれないが、実際はかなりグロテスクかつ壮大なSF作品。

とにかく第四章が凄まじく、プレイをした人は記憶に残っている人が多いと思う。





盲目的に教会を信じて教会のために戦うだけの「教会の剣」から一転

真実を知って自我を取り戻した途端「教会の敵」となり世界全てを的に回すような展開に。

それでも信念を貫き戦い続け、

最終的にはかつて世界の終わりから人類を救った大英雄「ラザロ」と戦うことに。

人類全てを支配する神となろうとしていたラザロをぶっ殺すまでを描いた作品。

そんな感じのお話。




3章まではものすごく丁寧に作られているが、

途中で予算が尽きたのか4章からは教会との戦いは背景に消えていき

ラザロの野望を止めるための戦いになっていく。

教会との決別によって人間となってく要素はすごく大事なはずなんだけど教会はほとんど設定しか出てこない変な感じのストーリー展開になってます。




まぁストーリーよりも

「薬物に街レベルで汚染されている世界」「精神世界でのバトル」

「子どもたちは人体実験の材料として消費されてしまう」という完全世紀末の世界観であり

非常にグロテスクな展開が嫌でも記憶に残るという作品。



特に「セクター12」の描写はプレイした人たちにトラウマを植え付けてくるレベル。



特に「Extravaganza」という作品が好きな人にぜひおすすめしたい作品だ。







全5章からなる、一人称視点のサイケデリックなサイコ・サスペンス・ホラー・アドベンチャー。

「詩篇戦争」と呼ばれる大戦によって荒廃した2092年の大阪市とその周辺都市を舞台に、マインドという、人の心を読んだり破壊したりできるスキルを駆使して次々に起こる事件の情報を集め、真相を解明していく。

サイバーパンクや宗教などをグロテスクにごちゃ混ぜにした、シュールで狂気的な世界観が特徴。

タイトル画面でボタンを押すと男の叫び声が響いたり、オープニングから主人公(女)が鼻から虫を吸引して大量出血したりとしょっぱなから飛ばしまくっている。付いた異名は「ドリームキャスト最狂のRPG」。

『デスピリア』ストーリー解説

【第1章:地下からの始まり】

アルーアはもともと、教会のためだけに生きる最強の暗殺者の女性でした。

他人の精神に入り込み、その精神を読み取るだけでなく

精神の核を破壊して殺したり

精神そのものを食らって殺すという恐ろしい能力を持っています。

アルーアは、教会の指令により異端組織の幹部を追って列車に乗りますが

そこには狂人ヴィ・ラザフォードが乗っていました。

彼は実験体を使って列車を脱線させます。

この事故に巻き込まれたところから物語がスタートします。

その後、ヴィの実験体となったバイオレットらとの激戦の末アルーアは致命傷を負い自身の初期マインド(ダークエッグとアルマ)を失うことになります。



【第2章:教会の闇と師匠セスとの別れ】
一命をとりとめたアルーアは教会で目を覚まします。

動けるようになった彼女は教会のナンバー2であるラーベン大司教から、児童失踪事件の調査を依頼されます。

調査の末、カーラ司教が誘拐に関与していることが判明しますが、さらにその裏には、教会の上層部(ボイス司祭やオルデラ教皇)が関わっていました。

ボイスはラーベンを失脚させるために児童誘拐事件を利用していたのです。

アルーアの師匠であるセスは、独自に調査を進めて事件の核心に近づきますが

口封じのために「シスターズ」のトウコによって高濃度スピリア(精神物質)を投与され、異形の怪物に変えられてしまいます。

アルーアは事情を知らぬまま、変わり果てた師匠を自らの手で葬ることになりました。



【第3章:蔓延するスピリアと疑念】
スピリアが蔓延する無法地帯「南セントラル」へ派遣されたアルーアは、ヤクザのビリーやアンドロイドのマリアと協力して調査を進めます。

途中でリシュアン神父の壮絶な生き様とその末路なども目にします。

調査の結果、教会側の人間であるフーシェ神父がスピリアを布教・拡散させて、多くの人たちを苦しめている張本人であることが判明します。

もちろんその裏では教会のより上層部が動いていることも、、、

教会だけが絶対の正義だと信じてきた彼女の信仰は、これらの衝撃的な事実によって揺らぎ、疑念へと変わっていきました。


【第4章:セクター12の惨劇】
教会への疑念を抱いたアルーアは、自らの意思で 尼崎ブレイクタウンに調査に向かいます。

そこでは、「ドク」と呼ばれる研究者が記憶の抽出や注入実験を行っている非合法実験場「セクター12」が存在しました。

驚くべきことに、この非道な人体実験を依頼していたのは教会そのものでした。

教会は盲信者のスピリアを量産し、全人類に注入することで、すべての人を信者にしようと画策していたのです。

実験体にされた子供たちは、すでに不滅の思念体にされており、生きることも死ぬこともできない状態でした。

彼らはアルーアに「終わらせてほしい」と懇願し、彼女は無力感に苛まれながらその願いを聞き届けます。


この悲惨な事件を引き起こしていたのは、一章で倒したはずのヴィ(ラザロ)でした。彼は精神体となっており、いろんな肉体に精神を入れるだけでその身体を乗っ取れる実質不死身の状態でした。


ラザロはとんでもないことをやろうとしているようですが、アルーアはラザロは彼に対抗する手札がありません。


ここでアルーアは謎の少年レイヴンから「エデンでラザロに会え」と告げられます。

エデンというのは教会から封印指定された都市でした。


全ての真実を知るため、エデンへ向かいます。



【最終章】
物語は最終局面、エデンにある「帰らずの病院」へと進みます。

• エデンに侵攻してきた教会の精鋭「シスターズ」の隊長トウコが立ちふさがります。彼女はかつてアルーアの友人でしたが、教会の命令に従い、かつてセスにスピリアを打ち込んだ実行犯でもありました。


• トウコは、司教と女神徒の間に生まれた不義の子という出生を持ち、教会を信じることでしか生きる術を知らなかった悲しい存在でした。アルーアは彼女を倒し、過去との決別を果たします。



・トウコを退けたアルーアは病院内に突入します。しかし、病院内部は高濃度のスピリアによって精神を変容させる異界と化しており、通常の人間は立ち入れません。


かつて病院から生還した唯一の少年レイヴン(実は物質と思念の中間者であるマインド)が、アルーアと融合して抗体となることで、彼女は病院内へ進むことができました。


病院は、これまでアルーアが倒し、喰らってきた人々の「思念(魂)」が集められ、構成されている場所でした。


アルーアの仕事は、実はラザロの実験に加担すること(心を集めること)だったのです。



病院の奥部に進むとラザロの娘メノウと遭遇します。

メノウは、マインド集積装置「アゲート」の部品として30年間も生かされ続けていました。

彼女は「殺してほしい」と願い、アルーアによって破壊され、ようやく安らかな眠りにつきます。


メノウを撃破して病院の最上階に向かうアルーア。

そこではラザロの真の目的が明かされます。

彼は、人類が自ら心を構築できなくなりつつあるとし、マインドによる治療も時間稼ぎに過ぎないと考えていました。

彼の計画は、「自分が神となり、全人類の考えを統合・管理することで戦争のない世界を作る」というものでした。



はたしてアルーアはラザロとどう立ち向かうのか・・・




という感じの作品です。




エピローグはヴァルキリープロファイルのAエンドみたいな感じ・・・


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まぁ知ってる人ならこれで伝わるかと。








本作品の悲劇は戦争が根本的な原因だが、作品中での地獄ははラザロとオルデラという2名の人間が引き起こしたもの

w.atwiki.jp

◆教皇オルデラ

ラザロと共に再生の塔を築いた救世主の一人。今は教皇の座に就いている
元は彼も再生の塔の技師であったが、プロスペロとの確執からか再生の塔を離れ
現教会を設立。再生の塔周辺を異端の地エデンとし、真実を封印してしまった

天狗堂のレンドルフ支配人…教会のオルデラ教皇…
そして我らがプロスペロ技師長…彼らはみな、あの伝説のラザロ技師とともに
マインド技術の基礎を創り上げた人たちだ。それほどまで偉大な彼らが
オルデラ教皇をのぞいてなぜいま…このような不遇をかこっているのだろう?

教会は典型的な信者の思念パターンを持つスピリアを世界中にばらまくことで、
この世を神の楽園へと再生させようと思ったようだが…私にとってはどうでもいい事だった。
私の目的はスピリアを製造することではなく…スピリアを使って何をするか?だったのだ

◆プロスペロ技師長
ラザロと共に再生の塔を築いた救世主の一人。


◆レンドルフ支配人
プロスペロ技師長と同じく、再生の塔を築いた者の一人。





ラザロの目的

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ラザロという人間は、「人類を救済する」という独善的な正義感のために

自身の娘を含むあらゆる犠牲を厭わず

全人類の個としての心を消滅させて一つの巨大な意識体(自分)に統合しようとした狂気の科学者です。


1. ラザロの動機:人類への絶望と「治療」
ラザロは、かつて世界を救ったとされる「技師(エンジニア)」の一人でした。

彼は、人類がもはや自力で「心(魂)」を構築できなくなっており、弱り切っていると考えていました。

彼にとって戦争はただのきっかけに過ぎず、人類は彼が導かなければ絶滅する運命にあると捉えていました。

現在行われているマインドによる治療も、単なる時間稼ぎに過ぎないと考えていました。

目的: 彼は「生命そのものの治療」を目指しました。

それは、全人類の記憶と意識を制御することであり、「私の考えはあらゆる人間の考えとなり、あらゆる人間の考えは私の考えとなる」状態を作り出すことでした。

理想: 自分が神となって全てを完璧に管理すれば、かつてのような悲惨な戦争は二度と起こらないと信じていました。


2. 具体的な手段:「アゲート」と「帰らずの病院」

この野望を実現するために、ラザロは非道な実験とシステム構築を行いました。

彼は記憶を食う代わりに心を生み出す寄生生命体「マインド」を作り出し、その技術を確立しました。

世界中の人々の思念(心)を集めるためのサイバーネットワークシステム「アゲート」を構築しました。

このシステムの核として、自身の娘である「メノウ」を使用しました。

彼女を部品として組み込み、30年間にわたって生かし続け、病院を異界化させました,。


ラザロは計画のために自らの肉体をも捨て去り、自身の存在を思念体へと変異させていました。

作中に登場する狂人「ヴィ・ラザフォード」も、セクター12で暗躍していた「ドク」もラザロが自分の心を抽出して他人の肉体に入れた姿の一つに過ぎません,。

最終的に彼は、集められた全ての思念と融合し、より強大で完璧な存在(神)になろうとしました。

帰らずの病院: この病院は、世界中でマインド使いたちが食らった「心」や、死者の「記憶」が集まる集積所となっていました。

アルーアの利用: 主人公アルーアがこれまで敵を倒し、その精神(マインド)を食らってきた行為も、実はラザロの計画の一部でした。

彼女が集めた心は、最終的にこの病院へと送られ、ラザロの力となっていたのです。



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あらすじだけではこの作品のヤバさが伝わりにくいと思いますが、一応細かい攻略マップをまとめておきます

第3章:南セントラルとスピリアの影。ボスはリシュアン神父

物語は、アルーアが休暇中に謎の男レイヴンと接触し、その後「スピリア」という薬物の調査任務に就くところから動き出します。

1. 自宅(教会寮)
◦ 休暇中、謎のメッセージを受け取ります。

2. バー
◦ 呼び出しに応じ、謎の男レイヴン(実はマインド使い)と接触しますが、彼は意味深な行動をして去っていきます。


3. 南セントラル(難波・道頓堀周辺)
◦ 薬物「スピリア」の調査のため、ここにある中央伝導所へ向かい、マルタン神父と合流します。
◦ 街中で情報を集め、セイントドール(人形)を集める不審な男ジョニーを追跡します。


4. 裏路地 ~ バー・ファウスト
◦ 裏路地で売人と接触し、スピリアの危険性を目の当たりにします(売人が怪物化)。
◦ ジョニーを追ってマフィアが経営する「バー・ファウスト」へ行きますが、彼は立ち入り禁止区域「ミディアン地区」へ逃げ込みます。


5. 中央伝導所
◦ マルタン神父に報告し、ミディアン地区への通行証を入手します。


6. ミディアン地区
◦ スラムよりも荒廃した地区。ここでリジュアン神父から話を聞きます。


7. カラオケ十五夜
◦ 逃げたジョニーを追い詰め、スピリア販売に教会の「フーシェ神父」が関わっていること、武装自助団(シスターズ)の潜伏先がバレていることを聞き出します。


8. 廃ビル(自助団の潜伏先)
◦ 急行しますが、既に部隊は全滅させられていました。 
 ここのボスである「名もなき殺し屋」が、ストーリー上ではまったく重要人物じゃないのにめちゃくちゃ強い。


9. スピリア工場
◦ アンドロイドのマリアの協力で工場の場所を特定し、乗り込みます。
◦ 最深部で元凶であるフーシェ神父を追い詰めますが、彼は復讐に燃えるヤクザのビルによって殺害されます。



10. 南セントラル(街頭)
◦ リジュアン神父が発狂し連行される現場を目撃。その直後、チャニから「真実を知りたければ尼崎へ行け」と告げられます。


第4章:尼崎ブレイクタウンとセクター12。最強最悪のマップ。ボスはドク(ラザロの分身)

教会への疑念を抱いたアルーアは、独断で調査に向かいます。

1. 尼崎ブレイクタウン
◦ スピリア廃人が溢れる荒廃した工場地帯です。ここで「終わらせてほしい」と願う子供の思念体(ヨアヒム)と出会います。

2. アングラなパーティー会場
◦ 潜入捜査を行い、案内役のクレメンスの記憶から、誘拐された子供たちの行方を探ります。

3. バー(バー・ミューダ)
◦ バーのママが子供の処理に関わっていたことを突き止め、店内の隠し部屋へ侵入します。


4. 地下通路 ~ セクター12
◦ バーの地下から、隠された工場「セクター12」へ到達します。

◦ 中央管理センター・研究室: ここで、「子供たちを実験体にしてスピリアを精製していること」
   「セス司祭が口封じに殺されたこと」
   「すべて教会が主導していたこと」を知ります。



◦ 最深部: 多くの実験体の子供たちをマインドで解放(安楽死)させた後、黒幕である「ドク(ラザロ)」と対決し、撃破します。





5. セクター12出口
◦ 脱出時、待ち構えていたレイヴンから「エデンでラザロに会え」と告げられます。



 

最終章:エデンと帰らずの病院

アルーアは教会から全ての罪を擦り付けられ、指名手配犯となります。

追われる身となったアルーアは、全ての決着をつけるために封印指定された土地・エデンへ向かいます。



1. エデン(飛田新地モデル)
◦ 教会の支配が及ばない異端の地。


2. 再生の塔(通天閣)
◦ エデンの支配者プロスペロと会い、マインド技術の起源やラザロの居場所を聞きます。


3. エデン市街地
◦ 追撃してきた教会の精鋭部隊・瞳子(トウコ)と対峙します。ここで教会に戻るか、戦うかの選択を迫られますが、真実を求めてトウコを倒します。


4. 帰らずの病院・入口
◦ レイヴンと合流。彼が精神防壁(抗体)となってアルーアと融合することで、異界化した病院への侵入が可能になります。


5. 帰らずの病院・内部
◦ 空間が歪み、過去の記憶や思念が具現化している場所。
◦ 各部屋で「メノウ(ラザロの娘)」や、かつての敵の思念を解放しながら進みます。


6. 病院・最深部
◦ 思念集合体となり神になろうとするラザロと最終決戦を行います。勝利後、アルーア自身が新たな世界の管理者(神のような存在)となり、物語は幕を閉じます。