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宇崎ちゃんの話題で、太田弁護士などの批判する側があまりにも「雑」すぎることはもっと問題視されてよいと思う



もう宇崎ちゃん問題それ自体については、自分なりに書くべきことは書いたので改めてくどくどと述べない。

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それに、論点整理について最終決定版がようやく出たように思う。紙屋さんの記事である。



結局、結論は「批判は旺盛に 表現はできるだけ自由に」に落ち着くし、むしろこれを今後の「スタートライン」にしていきたい

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先に結論から言及するが、これは完全に同意である。

批判は旺盛に 表現はできるだけ自由に
批判はどんどんやればいいと思うけど(それは太田による宇崎ちゃん批判も、「平和の少女像」への批判も同様である)、撤去要求は慎重にすべきだ(くりかえすが、民間団体や作家に対しては、絶対にしてはいけないということはない。撤去判断をするのは畢竟作家なのだから)。
左派やリベラルが「政治的不公正を含んでいるからその作品を撤去せよ」というふうに主張するのはあまりうまくない。まあ、世論喚起の問題提起としてはなくはないけど、表現の自由を損なう可能性についてよく考えた上で、要求してほしい。政治的不公正を含んでいるという批判の表明は旺盛にすべきだろう。しかしその説明は丁寧に。


私も2014年にワンピースが批判されたときにこのように述べたし、その時から全く考え方は変わっていない。今回の宇崎ちゃん関連記事でも同様の趣旨のことは述べている。

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①批判されるべきところは批判されるべきである
②その批判は丁寧にされるべきである
③その批判を受け止めるかどうかは作者次第である

つまり何が言いたいかというと、③に基づき、「赤十字社に意見を届けて、その批判を受けて赤十字社がコメントを出した」時点で話は終わりだということである
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上で吉峯弁護士が説明されているように、法的なセクハラの要件には全く当てはまらない上、赤十字社は「公益的な目的に従事する非政府組織」に過ぎないからだ。「公共」であるということに基づいてそれを縛る根拠もない。意見を届けた上でなお難癖をつけるならこれはただのNGOに対するクレーマーと同じである。



というわけでまず③がわかってない人は論外として、②も重要だ。

私は批判は自由にやってもよいが、そのかわり批判は丁寧にされるべきであって、ただ揶揄したいだけだったり、己の主観のみが正義だと勘違いしてるバカの意見はゴミ箱に投げ捨てるべきだと思っている。雑な批判が盛り上がってしまった時に、それはよくないと自省や自制が働かない界隈は、その界隈ごと「狂った連中」「厄介者」「相手にする価値がない」と思われるのは当たり前である。「トーンポリシング」批判が適用されるのは感情的であっても論理的に説明しようとする人についてだけであり、ただの罵倒やミソジニーミサンドリを擁護する理屈は存在しないといことも過去記事で書いた。

これらは「勉強もせずに、勉強を軽んじる態度をとっておきながら国公立大学に通いたい、というのはバカの寝言だし相手にする価値がないよ」というくらいに、当たり前のことを述べているつもりである。


些細なことで、もっと手前の段階で冷静に話ができるはずなのに最終防衛ラインの「表現の自由」までいちいち戦線を後退させるオタク擁護側の過敏さはあまり好きじゃない。同様に自分の不快な感情を理解してもらいたいためだけに、説明をすっ飛ばして「このままだと規制につながりますよ」と脅迫的なメッセージを持ち出す傲慢なフェミかぶれの人たちの意見もクソだ。


そうじゃなくて、「批判は旺盛に 表現はできるだけ自由に」という前提で、いきなり規制云々をちらつかせず、いきなり批判を叩き潰そうとするのではなくもうちょっと手前のラインで話し合えるようになってほしいと思う。というか、それができない、極論バカたちを切り捨てられないなら、ネットにおいてこのあたりはただの煽動合戦にしかならない。 まじめに考えるほど馬鹿を見るのでやめてほしい。

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「なにかを批判するのは容易なことではないし、そこには責任が生じる」という自覚がない人が気軽に何かを批判するのもやめてほしい(愚痴を言うな、ではなくただの愚痴なら「私」を主語にして語れ。なんも考えてないくせに社会を語るな)

これについて、紙屋さんの記事では太田先生らの「雑さ」についてかなり詳細に述べている。


紙屋さんは、太田さんの意図をこのように分析している。

この広告には作品に対する自覚的な取り扱いがある、と考えられているからである。つまり批評的に取り扱われていることがわかるパッケージなのだ。

逆に言えば、「宇崎ちゃん」の性的なメッセージを無自覚に使っている献血ポスターには太田はモノを言いたくなるのである。「女はおっぱい」というメッセージを強化している可能性について製作側は毫も考えていないかのように思えるから。

そして、そのような太田の心配はよくわかる。

「ジェンダー上の不公正を助長する恐れがありますよ」という意見を知っておいてほしいのだろう。言われた方は「あっ、そうなんだ」と思ってくれれば、それで太田の目的は達成されるはずである

私も同感だ。

オタク界隈では相当悪者扱いされているが、太田弁護士自身の主張しては「ジェンダーの不公正については一言モノ申しますよ」ということが主眼であろう。

艦これなどに関して「オタクすごく気持ち悪い」などオタク嫌悪発言をしていたことが取り上げられているし、実際太田弁護士がオタクのことが大変嫌いで、見下しの目線を持っていることは間違いない事実であろうが、そのことは重要ではなく、キズナアイの時でも宇崎ちゃんポスターに関しても、あくまで「ジェンダーの不公正」の存在を知ってほしい、というところがメインであろう。

それ自体は問題がない。だからこそ太田弁護士は気軽に発言するし、気軽に赤十字に意見を述べるし、それについて大して説明もしない。そのあとの論争にも知らん顔をするのだろう。




しかし、やはりそれは通らないのではないかと思う。彼女の発信を人つなぎにまとめると以下のようになる。

「宇崎ちゃんのポスターについては、自分の主観をもとに勝手に意図や悪影響を読み取って批判するが、自分の発言については、自分はこういう意図で発言しただけなので、それ以外の受け取り方をされても知りません」

……仮にも弁護士という仕事をしているのだから、こんな理屈が通用するはずがないというのはわかるはずなのだが、なぜ彼女がこういう片手落ちな態度を続けているのかは私にもよくわからない。

これは一時期はてなにおいては「真意システム」という名前で親しまれていたものであり、「真意システム」が頻繁に発動してしまう人は自分の傲慢さに無自覚であるということになっている。*1
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これについて、紙屋さんは、先ほどのように太田弁護士の意図を忖度しつつも、このようにバッサリ太田弁護士の雑さについて切り捨てています。

ぼくが思うのは、指摘する側(つまり太田)の「雑」さである。

(中略)
「なぜ説明の手間を我々が取るのか? 自分で考えろ!」という主張をする人がいるけど、ぼくはまったくそうは思わない。
いくら虐げられた人であっても、社会運動をする側はいつでも理解が及ばない人にていねいに説明しなければ理解は広がらない。

「いま自分は一つの表現を取りやめさせるかもしれない」という自覚もなく、法令上のレッテルを、「便利な道具」のように扱われては困るのだ。


弁護士の人からも太田弁護士の「雑」な態度については厳しい批判が向けられています。
togetter.com


シュナムル氏をはじめとして、「ポリコレ」関係の主張をする人たち、
自分たちこそがPC側の人間だと自認している人たちの一番いけ好かないのはまさにこういうところですね。

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私は結論に同意できたとしても、その結論の前に変な理屈を挟んでくる人間にこそ最大限の警戒をする。
結論が違う人よりも結論が同じだけど理屈建てに同意できない人の方が100倍危険だと思ってるし、そういう人たちに結論が同じというだけで仲間扱いされるのが耐えがたい。

だから、どれだけ正しいっぽいことを言ってようが、その間の理屈を丁寧に説明しようとしないで「結論がいいんだから」と雑になる人や、それを安易に支持してしまう人たちがきらいだ。

「あなたって人生でお勉強に苦労しなかった口?」

「は、はい?」

「天才肌という感じでもないし……あなたの根っこは怠け者かしら?
 他人が「自分並に賢い」と信じているのね。
 「考えればそのくらいわかるだろう」と思ったことはなくて?」 (「売国機関」2巻)

売国機関 2 (BUNCH COMICS)

売国機関 2 (BUNCH COMICS)

「正義」の執行コストがゼロだと思っていたり、よりによってそのコストを敵視している相手に負担させようとする怠慢ぶりを見せられると嫌悪感を覚える。

それは「戦争の勝者」だけが手にできる権利であって、「弱者」を自称しながらその怠慢な主張をやるのがどれだけ馬鹿げていることが自覚してほしいです。

ポリティカルコレクトの話題はただでさえその恣意性や傲慢な振る舞いが批判されてるのだから、そのことに自覚的であってほしい。

*1:※あとこの手のタイプは真意システムと並行して「特定の発言だけ切り抜いて批判してる」っていうタイプの言い逃れをすることが多いので、そういう言い逃れしそうな人だと思ったら先にtogetterで全部の発言まとめることにしてます