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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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発達障害

自分が発達障害であっても他の発達障がい者のつらさがわかるとは限らないという話

こういう話はすぐに忘れちゃいそうなので、とりあえずメモしておくことにします。



最近、久しぶりに人と会ってきました。
最初はドトールで集まって会話をしていました。
こちらは人が少なく、交差点沿いの開けた場所にあったので換気もしっかりしてました。

ただ、PCを持ち込んで作業をしながら会話をしていたので、そのうち

・フリーのWi-Fiが欲しい
・電源もつなげる環境が欲しい
・ついでに昼食も食べたい

ということになり、それからガストに移動したんですよね。


移動した先のガストは、まだコロナの影響もあるからすいているだろうと思っていたのですが割と混んでいてそれなりに賑わっていました。


そこで昼食を食べながら会話をしていたのですが、話をしていると、途中で一人が気分が悪くなったといって退席しました。


この時点では「食べ過ぎでおなか下したのかな」などと軽く考えていましたが……


自分も発達障害なのに、ほかの発達障がい者への配慮がろくにできていなかったのが地味にショック

詳細は省きますが、退席した人は、
1時間くらい身動きも取れないほどにグロッキーになってしまったそうです。

原因は、発達障害者にあるという神経過敏によるものです。

普段と違う場所での会話、騒がしい音といった要素もあったようですが、
一番きつかったのは室内に漂う空気の悪さだったようです。

最初は昼ご飯の間だけなら大丈夫とこちらに気をつかってくれていたのですが
話が長引いたことによりだんだん環境の圧力で消耗してしまい、
しまいには耐え切れないほどに体調が悪化してしまったというわけです。




これはちょっとショックでした。

①まず、この人が発達障害であるということは聞いていたし自分自身も発達障害であるため、慣れない・騒々しい環境が苦手であることはよくわかっていました。(私もたばこの煙がキツかったり、音楽が大きい店、混んでいる飲み屋などはかなりしんどい)

ただ、自分も発達障害であったせいで油断していました。根拠もなく「自分が大丈夫ならほかの人も大丈夫だろう」という考えであり、深く考えていませんでした。



②普段その人がドトールを選んでいる理由も深く考えていませんでした。「いつもと違う場所」にするときに、ある程度いわれなくても配慮をすべきだったかもしれません(※)
これについて、私は健常者の人相手でも自分ではっきりいうタイプの人間なので「遠慮して我慢してしまう」ということがあることを考えていませんでした。

※私自身は、健常者の人が発達障がい者の得手不得手を慮るのはとても難しいため、出来る限り当事者側が苦手なことや辛いことは具体的に状態を伝える必要があると思っています。なので、健常者の人がみんなこれを察して配慮すべきだとは思いません。でも私自身はそれに気づきたかった、という話です。



③先に述べた話と重複しますが、発達障がい者同士では何となくわかるだろうとかつらかったら言ってくれるだろうみたいな甘えがあったと思います。
私ら元気そうに見えて、調子乗ってたらスペランカーみたいになることあるから気を付けないとね……。

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「自分が発達障害であるからといって他の発達障がい者のつらさがわかるとは限らない」という当たり前の話

今回の件で、「発達障がい当事者同士で仲間意識を持つのはまぁいいけど、だからと言って同じじゃないよね」っていう当たり前のことを振り返ってみたりした次第です。


そんなわけで、今回の終わり方は微妙になってしまったけれど、集まり自体はとても楽しかったので、また近いうちにやろうねと言ってもらえたことだけが救いです。


久々に基本的なところをおさらいした方がいいのかもしれない。



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