頭の上にミカンをのせる

実を言うとこのブログはもうだめです。こんなこと言ってごめんね。でも本当です。少しだけ間をおいて終わりがきます。

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「DLSite」を運営するviviONグループの売り上げが250億→350億へ。売り上げが大きく伸びた理由を3つ考えてみた

https://vivion.jp/company/statement/

特にコロナ下での20年~21年の2年間でユーザー数が400万→800万と急増しており、圧倒的な成長とみてよいでしょう。

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8月時点ですでにFANZA同人よりも1日の売り上げ本数で上回るようになっていましたが、その勢いがさらに続いているようです。


DLSiteの運営ってエイシスじゃないの?って思われる方がいると思いますがこういうことです。


ただ、DLSite以外の売り上げはまだそこまで大きくないようです。
去年からスタートした人材マッチングビジネス「GENSEKI」なんかは伸びそうな気がしますけどどうなることやら。


そもそもDLSiteってどういうジャンルがあるの?

このうち今年大きく伸びたのは「同人ゲーム」「女性向け」。それからこの表にない「DLSite Comipo」ではないかと思います。



売り上げの急成長の要因として主な原因は以下の3つかなと考えています(決算書類がないのであくまで売り上げ数字などから見た推測です)


①巣ごもり消費による「同人ゲーム」の売り上げ増加。特に高単価の部分が大ヒット。

②圧倒的な広告によって女性ユーザーを大量獲得することに成功したこと。

③「DLSite Comipo」のブーストをかけるため、出血大サービスのセールを連発しまくったこと。

他にも音声分野における企業勢・VTuberなどの参加などもあると思いますが上の3つには劣るかなと。



今回の売り上げ増加をけん引したのはゲーム部門! 巣ごもり消費の影響もあって売り上げ本数が大幅増加。全体的に商品の単価も高めのものが多かった

DLSiteはもともと同人ゲーム部門の売り上げが4割以上と大きいのですが今回は「高価格帯」の商品が大量に売れたのがかなりでかいと思います。

12100円する同人ゲーム「ヴィルネーメレト」が15000本以上売れる成功を収めたことをきっかけとして、3500円の壁を超える作品が続々と登場。


むしろそういう作品が人気を集めて数万本を売り上げる大ヒットを収めることで売り上げが大きく伸びました。

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たとえば4400円の作品ですが60000本を超える大ヒット。

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こちらも3300円ですが50000本を越えました。

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その他作品はランキングがあるので確認してみてください。


音声作品は大作こそ少ないものの安定した売り上げを誇り、作品数が増加。こちらも値上げ傾向が続く

音声作品については、ややマンネリ気味というかここ数年見られた急成長は見られたなかったものの、「にじさんじ」や「アニメ会社」など企業勢の参入が続いたり、中堅VTuberのグッズ展開としてもつかわれるようになってきました。

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ちなみににじさんじ運営のANYCOLORは明日6月8日に上場します。公募価格は1500円くらいですが、初値が何円になるのか楽しみですね!

専業のサークルができて大量に作品を制作できるようになったことから新規参入者が増え続けておりまだまだ伸びる余地はありそうです。BOOTHとの食いあいなども言われていましたが、圧倒的な集客力があるため大手ほどDLSiteを使うという傾向にあります。

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これとかなかなかすごい。イラストはエロ漫画としてトップクラスに人気がある「kakao」氏をイラストに起用し、声優も同人音声では人気が高い「一之瀬りと / 陽向葵ゅか / 野上菜月 / かの仔 / 伊ヶ崎綾香」の5名を使うなどめちゃくちゃ豪華な内容なんですが、1310円ですからね……。収録用のマイクへの設備投資など初期費用が掛かるものの、それを乗り越えて費用を回収したサークルはノウハウを生かして作品を大量生産するモードに入っています。 作る方は大変ですが、プラットフォーム側としてはめちゃくちゃ美味しいビジネスでしょう。



同人マンガ部門では女性向けの「がるまに」を中心に広告攻勢をかけて大幅にユーザーを増やしたほか、男性向けでもfanzaに負けない売れ行きを出す作品が増えてきた

漫画部門はとにかく広告による顧客獲得に積極的で、特にこの作品は20万部以上の売り上げを達成しました。
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この売り上げそのものよりも、「女性ユーザーの獲得」が大きく、実は本作品以外にも10万本を越える売り上げの作品が複数出ています。

また、女性は男性以上に一人当たりの音声作品の消費金額が大きいことでよく知られており、特に音声作品ではそれが顕著です。 標準でも男性向けの1.5倍くらい単価が高く、中には200分程度の収録時間で1万円を超えるものもありましたが、それでもファンは喜んで買っていたようです。(おそらく男性向けだとこの価格は許容されないでしょう)
このように女性ユーザーの獲得はとてもパフォーマンスが良いため、2021年度は積極的に広告が打たれました。ユーザー増加はここが一番の原因でしょう。


詳しくはこちらのランキングで確認してみてください。
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なお、男性向けも負けてはおらず、今まではFANZAに比べたらしょぼい売り上げしか出ておらず、トップの作品でも売り上げ2万を越えなかったのですがついに念願の10万部越え作品が登場。

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こちらが10万部越え。結構積極的に広告をやっていましたね。全ページグリザウユ画法で描かれているらしくめちゃくちゃ絵がきれいな作品なのでエロ興味なくても一見の価値ありです。

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こちらの作品も5万部越えました。作品ボリュームや絵がきれいなのもさることながら、ファンサイトと連動して面白いキャンペーンをやっており「売る」ことがとても上手い。


今年からは「DLSite Comipo」にて一般向けコミックの販売も積極的に開始しており、「KADOKAWA」「講談社」などのメジャー出版社の作品も扱うように

以前からコミックRYUなどの出版社を扱っていましたが、2021年になってから積極的に一般向けコミックの取り扱いを開始。

他にも白泉社などいろんな出版社の取り扱いを行っており、その都度60%offセールを実施してくれていました。正直めちゃくちゃ助かりました

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おそらくですが、現時点ではセールによる売り上げが大きいため、DLSite Comipoの収支は大幅赤字だと思いますがこれは先行投資でしょう。

DLSiteはこのように、利益が出たらできる限りそれを全部新サービスにつぎ込んだり、クリエイター還元に回しているのが良いですね。

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ゲオの100%子会社なので利益出しても親会社への配当として吸い上げられちゃうからね、仕方ないね……。



DLSiteの売り上げ増加は金融緩和と同じで、市場にたくさん「ポイント」や「クーポン」をばらまいて景気を刺激するという方法。プラットフォームビジネスの粗利率の高さを生かしている

基本的には、営業利益を使い切る形でやってるとは思うんですが、DLSiteだけ一社で「独自の金融緩和」というか「マネーサプライならぬポイントサプライ」をやってる感じありますね。

私は毎月1万~2万ポイントをいただけているのでDLSiteさんが金融緩和続けてくれている間は漫画をすべてポイントで買えるのでとても助かっております。


実をいうとZOZOもそうやって伸びてきたサービスです。ZOZOは値引きの痛みを出店してる店舗に押し付けて高利益を確保してきましたが、これに対してDLSite運営側が負担してくれてるらしいです。正直プラットフォームとしてはFANZAと二強で超強いので、サークルに押し付けても逃げないとは思うのですが、何とも個人に優しい運営ですね……。

そのせいで利益率低いんですが。



そんなZOZOは売り上げ1800億で現在の時価総額が8300億くらいですが、
DLSiteは果たしてどこまで成長できるんでしょうね。ちなみに、ゲオの時価総額は540億くらいです。