頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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発達障害

「ダメな私」を他人に受け入れてもらおうとしてはいけない。そういう気分の時はマスターキートンを読もう

発達障害者とかのマンガで「理解ある彼くん」が登場する描写が嫌われる理由は時々論じられます。

人によっていろんな意見があると思いますが、私がアレが嫌いなのは「ダメダメな自分が受け入れられた後に救われた」みたいなストーリー仕立てになっているからです。「まずはダメな自分を誰かに受け入れられないと私みたいな発達障害人間は救われない」みたいなメッセージを発しているように見えるんですよ。本人はそのつもりがないのかもしれないけどね。

私はそういうの全然共感できない。私好みではない。私好みではない=嫌い。ただソレだけです。

私は、人が他人を直接助けることは不可能だと思っている。

外科医が人の病を手術で直せるように「なにかのプロ」なら可能かもしれないけれど、少なくとも私には不可能だと思っている。だから「私に任せておけば助けてあげる」と言ってるやつは全員詐欺師だと思っているしまして、私にそれを期待されるのであれば「私にソレを求めても無理ですよ」と突き放すのが誠意だと思っている。

You can take a horse to the water, but you can’t make him drink
馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない

私はどんなにダメな人間であっても人は自分で立ち直る力くらいは持っていると信じている。というよりも、人が自分で自分を変えようとか立ち直ろうと思わない限り人は変わらないと思っている。私に出来ることがあるとすれば、その手助け程度である。本人に自分をなんとかしようという意志がないのであれば私に出来ることはなにもない。

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「私は助けないよ。君が勝手に助かるだけさ」
「人は一人で勝手に助かるだけ」

別に他人から見てダメダメでも、自分がそれで良ければ変える必要はない。だけど自分が嫌なら自分で変えるしかない

え?太ってるのが悪いんじゃないよ?
デブが理由で不幸なのがダメだったんだよ、私の場合。
いるじゃない。太ってて幸せな人。それは正しいの。
痩せて逆に不幸になったら無意味なの。
痩せるのが目的じゃないんだよ。 
楽しくとかさ。自分が好きにとかさ。キーワードあんのよ。

昔さ、仕事で痩せた人をみて分かったの。
ダイエット本出しておいて、リバウンドでものすごく太ったタレントがいたんだよね。
その人が後々のインタビューで言ってたの。
「私にとっては、食べられることが幸せ」なんだって。
子供の頃に親の事情で親戚に預けられて、くったくなくお菓子を食べているいとこと遠慮してしまう自分を比べて
「ああ、おうちでおもいっきり食べたいなあ」って気持を強く持ってたんだって。
その人の食べたい気持には「楽しく」が入ってたと思うのよね。
だから、食べて太って幸せならそれでいいのよ。でしょ?

私はさ、デブな自分が嫌だったから痩せた。
それで笑えるようになったし、わかったこともあったでしょ。だからやせてよかったの。
そういうのなしにただ痩せただけだったら、きっとリバウンドあったなぁ

だから、○○君が△△をやめて笑えてたんならそれでいいの。
△△をやめるのが悪いんじゃないの。 それで笑えなくなるのが問題でね。
つらくなるだけだったら間違いなんだよ。

△△やめて楽になるんだったらそれはそれでいいんだよね。

https://www.tyoshiki.com/entry/2021/11/22/121720

自分の何かがダメダメだと思っていて、それによって自分のことが嫌いだというのであれば
そのダメだと思う自分はどんなに小さくでもいいから変えていく取り組みをしないといけない。

少なくとも、自分で自分が嫌いな状態で他人に受け入れてもらおうとするのはNGです。「私はこんなにダメダメだから自分のことが嫌いなんです」なんていって他人に慰めてもらおうとしてはいけない。少なくとも私にとってはそれはゴミを他人に押し付けようという行為です。相手がそれでもいいと言ってくれてるなら甘えればいいけれど、少なくとも私は絶対に受け入れません。



生存戦略としてそういう振る舞いを選ぶ人がいるのは知っています。
呪術廻戦の19巻に登場する登場人物とかまさにそんな感じでしたね。


「私は無力です。ダメダメな人間です。
 あなたの脅威にはなりません。あなたの言う通りにします。
 ほら、従順で手間がかからなくて可愛いでしょ。
 だから私を愛玩動物として飼ってください。
 私を叱らないでください。私に優しくしてください。
 私の困難をすべて引き受けて私を幸せにしてください。

人によってはこういうのが可愛いと思うのかもしれません。人生に余裕があって暇を持て余していて優越感に飢えてる人ならこういう人を周りに侍らして愉悦に浸ることも出来るのかもしれません。悪いホストならこういう人間を守っているふりをして骨の髄まで利用し、しゃぶり尽くすということもあるかもしれません。 

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でも私はこういうのをまったく可愛いと思わないし(なんなら憎らしいと思うし)、そこまで他人を引き受けるほど余裕があるわけじゃないし、悪人でもありません。 そういう人がお望みならば「オオカミさん」のところに行ったほうがいいと思います。



もちろん誰だってそういう「気分」になるときはあると思います。
私もしょっちゅうそういう「気分」になることはある。

でも、そういう「気分」はできるかぎり長引かせないほうが良いですし
生存戦略のレベルで固定化させてしまったのであれば、それはもう私には手が負えないです。

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