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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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まほろまてぃっく 最終話の「まほろ」についての考察

そもそもまほろとは何者だったのか 設定の確認について

①まほろさんの元となったのは、セイントの星のマザーコンピュータのアーク。アークを開発したのは「マホロ・マシュー・フェイ・レイ」博士。


②アークの存在意義はアークの地球と共存か拒絶かの選択を決定すること。

私を待っていたのは、数千年前のセイントの姿。いや、それ以下の野蛮で好戦的な地球人だった。地球人を受け入れるのは、私自身とセイントの民が気付いた未来をすべからく否定しまうこと。地球人を拒絶するのはセイントの民を殺してしまうこと。どちらが幸せなのか。私には答えが出せなかった。

マシューがまほろを通じてこの問いに答えを出すというシナリオの必然のため、

「まほろが地球と美里司令の命を天秤に賭ける」
「みなわが仲間の命とまほろへの裏切りを天秤にかける」
「まほろが優の命と自分の命を天秤にかける」
「まほろが愛した優と世界を守るために自己を犠牲にする」

という4つの選択が作品で描かれる。



③まほろは判断に迷ったマシューが判断するために産み出した
「セイントの魂を持ちながらもより地球人の立場に近い、戦闘用アンドロイド」。この存在がどう行動しどう選択するかによって、アークは地球との共存の可否を探った。

その容姿正確思考などを決定するにあたり、私は自分にとって一番大切な人、全てを委ねられるまほろ博士を選んだ。ヴェスパーのイチ員であってもまほろは常に心正しく、心清らかで、心優しくあろうとした。稼働時間をすり減らしてでも懸命に戦った。

ここまではアークと同じ。ただしここからが違う



④まほろが退役時に選んだ選択、また最終決戦における願いによって、マシューの心に変化が起きた。まほろが優や地球を愛したこと。命を賭してでも彼らを守ろうとしたことにより、アークは地球との共存を選んだ。

地球側が受け入れてくれるのならば、私はセイントと地球の人々が結ばれ、ともに歩む未来を願います


⑤アークはさらにまほろの最期をみることによって、たった一つ、自分のための願いを持つ。

待っています、きっと待っていますよ。あなたがおとなになり、愛した人と再開して、いつかその子どもたちが私を迎えに来てくれる。その日が来るのを。
さようなら、まほろ。私のたった一つの夢…

ここまではわかる。


新生まほろさんは何者?

①生み出したのはアークかな?マホロ博士がアークの有機的な体を作ったのと同じようにして。でもそれにしては

マシューの意思によって、あの子は人間として生まれました。

と書かれている。実際にその後アークと違って人間として成長していっている。どういうことだ?アークは誰かと性行為を行うことなく人間を生み出せたのか?



②育ての親はリューガ夫婦。これは問題ない。



③新生まほろは記憶を取り戻したとある。だが、記憶を取り戻すまで、リューガ夫妻に育てられた人生の記憶もあるはず。どのように整合性をとっているのか?
旧まほろとは別の人格を持ち、それでいて旧まほろの記憶を途中から持った存在ってことだよね。

普通の女の子として生きる道もあったかもしれません。でもあの子はやっぱり思い出したのです。いちばん大切な人の事を

これ、なんかいい話のように描かれているけれど、かなりエグい設定ではないでしょうか。

東野圭吾の「秘密」みたいに、まるまる上書きされた、というならまだ分かる。でも、新生まほろの場合、記憶を取り戻すまでの自分の記憶に無理やり別の人格が乗り込んでくるみたいな話でしょ?「東京喰流:Re」とか「AngelHeart」みたいな状態なんじゃないの? それってそんな簡単に受け入れられることなのかな。


④とりあえずこの新生まほろは、記憶を取り戻した後、うまく折り合いをつけた上で、旧まほろの記憶を引き継ぎ優を慕う存在として描かれているけれど、実際どういう形で折り合いをつけているのかよくわからない。こんな状態でアイデンティティ維持できるのか?

あじさいの庭のシーンでは、まるで旧まほろさんと同じような雰囲気を持っているけれど、ちゃんと別の存在だよね。新生まほろは優のことをどう思っているのだろう。彼女の内面がうまく想像できない。



⑤いちおう自分としては「旧まほろ」とは全く違った、しっかりと「新生まほろ」としての意思を持っていて、その上で「新生まほろ」として優を守りたいという気持を持ってあじさいのにわを訪れた、と理解しているけどこれでいいのかな。




というわけで、やたらと古い作品ですが、私には難しくてよく理解できないので、これどう考えたらよいのか誰か教えてください。