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文科省が「いじめ対策に係る事例集」を発表しました

いじめ対策に係る事例集(平成30年9月):文部科学省

後で読みます。面白いのがあれば今週のツイキャスネタにしようかと思います。


合わせて読みたいこちらの記事。

人間ではなく鳥のはなしということもあって、変に道徳や差別にしばられない合理的な話になっている。
・「予防」と「発生後」を明確に分けて対策を講じているほか、
・「強い子と弱い子」が居ることを前提に対策を考えている。

人間だとどうしても「予防」を講じようとすると集団そのものに問題があるかのように過剰反応するひとが居るし、まして強い子と弱い子を分けようとすると「ひいきだ」「差別だ」と騒ぐひとたちが出てくるのは想像にかたくない。
どちらかというと普段は「平等」が優先され、精神や体格の発達の差など諸要因による優劣をつけることが許されない。個性こそ違うもののこどもたちの間で優劣をつけることができない。
このように、いろんな要因があるために「いじめを防ぐ」を第一目的にできない。防ぐどころか、実際に発生していてもこうした問題への配慮のせいでいじめをSTOPさせるを最優先にできない。


なので、こういう「鳥社会」に対するイジメ対策の取り組みは間接的ながら実験としてとても貴重。
制約条件が多い人間の学校社会に適応できないことは承知の上で参考にしたい。

<ストレス要因の把握>
・対処しなくてはならない。それは最弱な子のケアじゃなく、イジメを先んじて行う最強の子のケア。これが不十分だとイジメが起こる。

<発生前の対策>
・イジメを防ぐ方法は、食事の回数を増やす&食事の中に固いオヤツを混ぜて探させる。取り合いになれば強い子がそれを獲得する。固いオヤツは食べるのに時間がかかる。強い子はオヤツに夢中になり食べるにも体力を使う。強い子のストレスをそれで紛らわせる。弱い子たちはその間にゆっくり食事ができる。

・大事なのはイジメをする子のストレスをどう発散するかだけ。群れの最弱の子をどうするかじゃない。最弱な子を避難させても残った中の次の最弱な子がターゲットになってしまうだけ。どうしたって必ず最弱な子はいる。対処すべきはイジメをしてしまう強い子。

・イジメが起きてしまったらもう弱い子を避難させるしかない。もし避難させなかったら、その子が死ぬまでイジメは続く。集団にイジメのスイッチみたいなのがあって、それが入ると私では止められない。

<発生後>
イジメがすでに起きてしまったら、何よりイジメられている子をケアする。恐怖心を少しでも取り除いてあげるためには、まず群れに戻らなくても十分生きていけるようにする。そうしたら自信がつく。