頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「弱キャラ友崎くん」 別に人生クソゲーじゃないし異世界転生なんてする必要なくね?と現世でレベル上げしまくる話

最近ウマ娘にハマりすぎてます。

このままではウマ娘の話しかできてくなりそうで怖いので息抜きに軽く今季アニメの感想でも。



とにかく今期は「ウマ娘 プリティダービー」2期にハマってます。ダントツの一位。

次に「ワンダーエッグ・プライオリティ」と「エスケーエイト」と「のんのんびより3期」がお気に入り。

後は適当に「無職転生」「ひぐらし業」あたりを見てる感じですね。




それ以外の作品はBGM代わりに作業してる時に横で流してる程度なのですが、その中では「弱キャラ友崎くん」がちょっと面白かったです。



OP曲がなんか癖になる

www.youtube.com

見てもらえればわかるともいますが、絵柄といい演出といい明らかに古臭い。

どう考えても2020年代の作品じゃない。

むしろ2010年代前半のノリですよねこれ。

作品の内容はめちゃくちゃ若者向けなのに、OP映像は中年向け。

このアンバランスさがなんか癖になります。




作品の内容自体は「若いっていいなああああああ!!!」って感じるビジネス書ライクな「リア充入門」ラノベ。


本作は一行で書くと



美少女が、ゲーマーでコミュ障で陰キャな主人公をリア充にするべくビシバシ指導してくれるお話です。



というかまぁ、本作は有名な自己啓発小説「夢をかなえるゾウ」がベースにあると私は感じました。




この作品をを高校生向けにライトノベル化した感じの作品って感じかなと。





元々「夢をかなえるゾウ」自体がラノベみたいなもんですが、
向こうは実利全推しなのに対して、上で述べたように本作はきっちり美少女が出てきます。
というか上で述べたように師匠の役割を果たしてくれるのが美少女です。






「美少女に励まされながら、少しずつリア充になっていく」系の作品はラノベの中では別に珍しい作品ではないです。
ある意味とても定番な作品だと思います。

エロマンガ先生(11) (電撃コミックスNEXT)

エロマンガ先生(11) (電撃コミックスNEXT)

  • 作者:rin
  • 発売日: 2021/02/10
  • メディア: コミック


そのうえで、本作はかなり話の作り方の思考がビジネス書よりかなって感じました。なので、より読みやすいと思います。




「異世界転生でチート無双」もいいけど、ゲーム的に楽しむならチート使わないでクリアできた方が楽しいよね

本作の主人公は、我々の世界で言うところのスマブラ世界ランキング1位らしいです。

ぶっちゃけ、我々の世界であればスマブラ世界王者の地位はリア充なんかよりはるかに価値があるし
リア充でない人間はそもそも世界一になることは不可能なのですが、そのあたりの設定はフワッとしています。


あくまでも大事なのは、主人公は「ゲームについてだけは妥協せず、いかなる努力もいとわない人間である」ということ。



異世界転生ものにありがちなのですが、前世で人生はクソゲーだからやる気が出ないと言っておきながら
チートで無双状態になったらイキイキとしだす人は、ゲーマーとしてはダメだと思うんですよね(※)
それは公正さを求めてるわけじゃなくてただヌルゲーが好きだってだけなので。



本作の主人公は生粋のゲーマーであるため、
「ルールがきちんと存在して公正ささえ確保されれば」それはちゃんとしたゲームとして認めます。
そして、ちゃんとしたゲームであるとさえ認めてしまえば、そこからは言い訳は一切しません。
過程が困難でも、頑張って1つ1つ乗り越えようとします。必要な努力も惜しみません。




美少女によりルールを示された後は、結構しんどいけど頑張ってリア充の道を目指していくことになります。

自分の中ではこの作品ととても近い印象があります。




正直、細かいところはあんまりまじめに見る必要はなくて気軽に楽しめる作品だと思います


4話まではとんとん拍子にリア充への道を駆け上がっていきますがある程度そちら側の道に踏み込んでからが本当の勝負。


他のリア充との主導権争いになり、苦戦を強いられだすのが5話から。


このあたりからがちょっと面白いのかなーと思います。



とはいえ、冒頭で述べたように完全に若者向けだと思います。
私は軽い気持ちで作業しながら流し見してる感じです。







※面白い異世界転生作品は、チートで無双というのはあくまで序盤の導入部分であり
途中からはちゃんと敵が強くなっていくことが結構多かったです。

本当にチートでヌルゲーを楽しみたい人は「スローライフ」系に進む印象がありますし
こちらはこちらで面白い作品はキチンと日常を充実させる方向に走ってるので
結局どれだけチートで強化しても、本当に楽しい人生を送りたければ結局努力が必要になるんですよね。