お気に入り度★★★★(ここから更に面白くなりそうな気がする)
おすすめ度 ★★★ (まだわからない。最後まで読んでから判断)
アニメがやたらと出来が良かったのでマンガもちらほら読み始めている
7巻まで読んだけれど、現時点では間違いなくすごい傑作だと思う。
この作品が24巻まで出てるってマジ?
7巻までの面白さがそこまで持続できてるなら確実に鬼滅の刃越えてると思うんだけどあんまり話題にあってないので不安になる・・・
物語の構造自体は「鬼滅の刃」と同じ。
・鬼殺隊 ⇒ UNION
・上弦の鬼 ⇒ UMA
・柱 ⇒ 能力者(否定者)
・鬼舞辻無惨⇒ 神
・世界で一番やさしい鬼退治 ⇒アンラックの能力
におきかえればだいたい想像通りの作品のになる。
ただし、この物語は鬼滅の刃がこじんまりしたシンプルな世界を描いているのに対して、こちらは壮大かつ複雑な物語になっている。
・鬼舞辻無惨が積極的に物語に介入してくる=世界のルールを改変してくる
・鬼殺隊が一つだけではなく、「否定者狩り(アンダー)」という別のチームが存在する
・世界がループする設定になっている
などなど。
とにかく本作品の面白いところは「発想の幅が広い」こと
先ほど述べたようにベースとしては王道の「鬼退治」ものではあるのだが、それ以外はかなり自由だ。
・鬼滅の刃と比べても各能力者のスキルがぶっ飛んでおり、それ故に他では見られないバトルが楽しめる。
ダンダダンと同様に「このマンガでしか読めない」がたくさん詰まっている。
・とにかく話のテンポが良い。
情報の圧縮度が高く、鬼滅の刃でやってきたようなエピソードを7巻くらいでだいたい消化してるまである。
重要なイベントやクライマックスがすぐにやってきてどんどん話が進む。
そのため1話あたりの満足度が非常に高い。
ただし、それ故に「頭を使う」「読むの結構しんどい」というデメリットも有る。
いまのところ本当に面白いのだが、展開が早いし、情報量も多いので読んでいてちょっと疲れてしまった。
鬼滅の刃があれだけヒットしたのはとにかくシンプルでわかりやすかったからだというのは絶対あったよね。
まず敵がすべて一直線につながっていて、善と悪も明確だった。
本作品は、鬼舞辻無惨と戦う以外にUNION内部でも「否定者」同士でも戦うし、善悪も入り乱れている。
さらにループする世界観まで入っているから、何を軸足においてよいかがわかりにくい。
あと鬼滅の刃はたんじろうというキャラがどんどん成長していく姿がまたわかりやすかった。
本作は、アンディのキャラが独特過ぎてまずここで人を選ぶと思うし
風子自体は強さや成長を実感させてくれるキャラではないので、
どのあたりにカタルシスを感じればいいのかとか、どのあたりで成長を味わえばいいのかがわかりにくい。
本作のキャラの変化は「進化」タイプなので、どちらかというとジョジョなのだ。
かといって、ストーリーの雰囲気はどうやっても鬼滅の刃寄りなので、
今更ジョジョの第5部みたいな作品として読めと言われても厳しい。
などなど、序盤は本当にとっつきにくい作品だった。
そういう意味でもアニメでじっくり楽しむのという体験が本当にちょうどよかった
私はマンガは2巻くらいで一度挫折してしまっており
アニメを見たことで始めてこの作品がめちゃくちゃ良い作品であることを実感できたようなポンコツなので
この作品の面白さをうまく他の人に伝えることができない。
マンガとしての「アンデッドアンラック」の面白さを語ってくれる人の記事が読みたいいいいいいい!
140話あたりから爆発的に面白くなるらしいので、めっちゃ楽しみにしている!(ネタバレより先は読んでないので読み終わったら改めてこの記事よみにいくことにする)