頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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発達障害

妙に心がザワザワしてしまった

chikirin.hatenablog.com

発達障害のワイ、文章の前半読んで頭の血管キレそうになったけれど、別にこの文章は決して発達障害者がダメっていう文章ではない…と思います。

むしろ「一般的には」(ちきりんさんはなぜか自分のことを一般的な人間の代表だと思っているようですが)ダメとされている人でも、不幸だったり年収が低いわけではなくて、私の友人のように幸せに、かつ高年収で立派に生きているんですよ。私も彼女はちょっと変だと思ってるけど尊敬しているよ」っていうことが言いたいんだと思います。たぶん。


でも、これって典型的な「ジョブズアインシュタイン長嶋茂雄発達障害だったかも?」っていう教訓はなしとか
発達障害でもこんなに立派に生きている人がいるんですよ」って類の感動ポルノ系の文章じゃないのかな、って思う。


何が、どう、私のような役に立つのかわからんし、むしろプレッシャーに感じられてしまう。呪いを投げかけられたよな気分です。



被害妄想なのはわかってるけど、なんかこれを「役に立つからかきました」って形で締めくくられるの納得いかねえ……。
それって単にちきりんさんがそういう人を知らなかっただけやろが……。


前半キレそうになった理由

自分ができて、友達ができないことを「できて当たり前」という立場から彼女を「~できない」「~が分からない」という表現が続くから。


ちきりんさんがごく自然に「自分が正しい側で、友達が間違っている側」という前提で語ってるの、友達側に近い私としてはマジでしんどい。で、一番最後に「そういう(間違ってる人間や間違ってる人間に困らされてる)人の役に立つと思って書いています」っていう言葉を書かれるのほんとにしんどい。なんというか間違った存在が生きててすみません、って気持ちになるからこのテキストの書き方ほんとにしんどい。ちきりんさんのことだからわざとかもしれなくて、それだったらまだ救いはあるんだけど、この人天然なところもあるから素で書いてるのかもしれず、それだったら吐きそう。



感じ方の違いのはずなのだけれど、明らかに「健常者」から「友達」を「できない人間」という見下ろす目線の表現が続くと声のトーンがわからないから頭に血が上ります。 

正直言って、大人が大人にするアドバイスではありません。

ここだけ切り取ったらほんまに頭くらくらする。(後述しますが、続きがあります)


常に「~できない」人間という扱いを受け続けられると自分を信じことはとても「しんどい」と感じ、むしろ「疑う」ほうが楽だと思うようになる

そうですね。常にそうやって「出来て当たり前のことが出来ない人間」として扱われるので私はこの彼女のような強さを持つことはできなかったです。

①つねに「自分の考えや行動は間違っているかもしれない」ということを疑うし

②つねに「私の行動や言動は他人をイラつかせたり迷惑をかけたりしていないか」を気にします。

③なにかしら批判や衝突が発生したら「とりあえず謝るしいったん身を引く」習性がこびりついています。(だから批判されたときに、「明らかに間違っている部分があるのに」それを認めずに勝ち負けにこだわったりごり押しする人間を見るとめちゃくちゃ腹が立ちます。自分からしたら考えられないことだからです)

④「謝り方」についてはガチガチに理屈で固めています。
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⑤常に自分はどこかしら間違っているという前提なので「批判」は受けるのは当然と思っていて、いわれたことは一つ一つ真面目に受け止めているつもりです。どれが重要でどれが重要ではないのか、どれが冗談でどれが本気の発言なのかが今一つよくわからないからです。そして、言っていることが納得できるかどうかはすごく重視します。適当に言われたことでもマジレスを返すことは多いです。
*1


⑥そして、だからこそ今までの繰り返しの中から「自分が間違いではない」ことが確認できたことに関して、感情論などで「間違っていると思わせよう」としてくる人間については全力で反撃します。*2


⑦自分は「おかしなことを言ってたら批判されるのが当たり前」だとおもっているせいで、他人に対してもおかしいなと思ったらずけずけといってしまう癖がありましたが、これはトラブルになることが多かったので、最近は控え気味にしています。*3



私は「自分が思ったことは正しいとは全く思わない」前提で、「こういうこと考えてる人間がいますよ」って感じでブログを書いているわけですが、最近はいちいちそのあたりも記事ごとに説明しないといけないので非常に面倒くさいなあと思っています。


自分でも卑屈だとは思いますが、まぁそういう卑屈さを作り上げた要因の一つとして上でのべたちきりんさん記事の前半のような、哀れむような上からの目線みたいなのがあると思っています。


なので、ちきりんさんの記事を読みながら(#^ω^)ピキピキ 来ていたわけですが。



そうはいってもこの人はその人と「友だち」なんだよなぁという記述があってちょっと落ち着いた。

正直言って、大人が大人にするアドバイスではありません。
でも、こういうことを一つ一つ言葉にして伝えていかないと彼女との良好な関係は維持できません

別にこの記述だけではちきりんさんの「上から」が否定されるわけじゃないですが、別に上からであってもちゃんと付き合ってくれるのだから、他の人よりはずいぶんましです。

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「患者は医者に自分と同じ病気にかかってほしいと思うでしょうか。
彼らは痛みや苦しみをわかってほしいわけじゃない。仲良しこよしになりたいわけじゃない。
望むことはただ一つ。救ってほしい、それだけです!ちょっと……寂しい考えですけど。」

実際自分が「できない」ところが多い人間であることは事実なのでそれを理解した上で、それでも付き合ってくれるということは、変に平等とか対等みたいなのを意識して、その人の中の平等や対等をおしつけてきた挙句、思い通りにならなくて投げ捨てる人よりはずっといいです。
(そう言いながら、私は迫害されるのが嫌だからSSTそれなりに頑張ったりして、初対面では普通の人っぽいふるまいをするように頑張ったりもしたんですけど、正直めっちゃくちゃしんどいんです。ちきりんさんみたいな態度の人がそばにいてくれる方が絶対にありがたかったと思う)

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私は他人の助けがなければコミュニケーションをまともに成立させられない - この夜が明けるまであと百万の祈り


それに、これはあくまで形式上のフォローなのか、本当に友人を尊敬しているのかは私には判断が難しいけれど、ちゃんと友達のいいところを認めてくれているのもちょっと心が救われます。



ああ、でもね、でも。

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TU・RA・I


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ごめん!

がんばったけどやっぱりこの文章読んでてきつい! 

他人のことなのにまじでつらい!

他人のことなのにそんなん無理に決まってるやろって言いたい気持ちを抑えられない。

*1:自分の感覚はあまり信用できないので多くの人間の反応をみられるはてブは重宝していますが、最近信用できなくなっています。自分にとっては参照する「みんなの感覚」が狂うと自分までくるってしまうので「組織票」や「偏った思想」で場をゆがめようとする人間を極端に嫌悪しています。 互助会によるはてブ汚染やはてなフェミ集団のはてなスター連打が嫌いなのはそういう理由です。

*2:はてなでフェミっぽいことを言う人への嫌悪感が強いのはそういう理由です。 アイデンティティポリティクスの一つにすぎず、かつスローガンレベルの貧弱な論理しか持たないのに、自分を絶対的に正しいと思い込んでいる人間は私の天敵だと思っています。 (逆に私が女性だったら死ぬほど男尊女卑主義者を憎んでいたと思います)。フェミニズムに限らず、この前の「せこっ!」の記事で書いたように理不尽な難癖をつけてくる人も嫌いです

*3:今のネット、本当に批判されること自体に耐えられないというか、すぐ自分のメンツの問題にしちゃう人多いですね。正直全く理解できませんし、どんだけぬるい世界に生きてきたんだろうと想像すらできない