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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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読者数1000名、PV500万を達成できたので、最近ブログ始めたての人宛てに思ったこと書く

4年と9か月くらいかかったけど達成できましたー。みなさんありがとうございます。

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はてなには読者数1000以上を達成されている人はすでに200人くらいいらっしゃいますし

PV数でいえば、1か月で50万PVを超える人たちがゴロゴロいる世界なので数字的には大したことはないです。


ただ、はてなブログでは「SEO対策・互助会・はてな内営業・twitter宣伝」みたいなテクニック面ばかりが強調されがちで、ブログをはじめたての人がそういう情報に引っかかることが多いことを危惧しているので、私はそういうもの一切なしでも達成できたよーということを書いておきます。

もちろん、だからといって、何も考えずに記事を書き続ければ成果が出るというつもりもありません。私の場合はこういうことを意識してたよ、とかこんな考え方もあるよ、ということも書きます。

ほんとに始めたての人向けの記事です

全体的にネットで書かれてるブログ運営術って、初心者にとっては意識高すぎるというか無茶苦茶レベル高いことばっかり書いてるなと思ったので、もうちょっとゆるーい話をしてみたいと思います。

「ブログ記事を書く」以外にやることが多すぎると焦ってしまってブログ記事を書くことを楽しめないってのがとっても残念だと思うので、はじめたての人はまず焦らずゆっくり始めてほしいなと思います。



①ブログ始めたての人は、「自分のブログを見てもらいたい」の前に何名かでいいから「毎日読みたいブログ」を見つけよう

最近ブログを始める人にありがちなんじゃないかと思うのが「いきなり記事を書き始める→全く読者がつかない→アクセスアップ系の記事を読む→ろくでもない手法に走る」というパターンです。

私もサブブログやってますが、このブログと比べると読者数が10分の1以下です。「何らかの形で知ってもらわないと読者がつかない」って焦る気持ちはわかります。でも、それならなおさらのこと、「読者側の気持ち」をちゃんと理解したほうがいいと思います。自分が読みたい、読み続けたいって思うブログはどんな感じなのか。それが自分が書きたいものにもつながると思います。そのイメージ抜きで「とりあえず私のブログだけ読んでくれ」って思うからはてなスター営業とか読者登録ボタン連打とかそっちの方に行ってしまうんだと思います。


そういう意味で、私は、最初に「いぬじん」さんとか「ズイショ」さんのブログに出会えて本当によかったなと思います。自分の中で「こういう感じのブログいいなー」っていうのがあるのって本当に大事。はてなブックマークが以前よりそういう面白いブログと出会うきっかけを作ってくれなくなったのは残念ですね……。





②人に会いに行く前に最低限「自己紹介できる自分」を作る

ブログを書くというのはネット上に自分で自分のおうちを立てることだと思います。

ブログ始めたての人の場合、ネット上の人格には情報が全くない。身元不定、住所不定の不審者でしかない。最初から「私は何者です」という現実の情報をそのまま持ち込める人とか「これについて書きたい」って明確な目的がある人ならいいんですけどね。たいていの人はそうじゃないですよね。少しずつ、自分ってこんな人間なんですよーってのをネットで開示していくことで、その開示した情報をもとに語れることが増えていく。その結果、書けば書くほど、自分の中で書ける言葉とか書ける内容がたまっていく。そんなイメージです。この段階を経過しないと、ろくに話せることはありません。ブログ作りたての人がいきなりヘビーな話をしても「お、おう……」ってなりますしね。


私なんか1900記事書いてるわけですが、おかげでその積み重ねのおかげで気楽に話せることが結構ありますし、一方でいまだに自分事でも「これはネットでは書けないなー」って思ってることが結構あります。とにかく「書けば書くほどどんどん楽になる」っていうことだけは覚えておいてほしいです。


最初の20記事についての取り組み方

自己紹介記事1つ書いていきなり他人と交流しにいくのもいいですが、私個人の意見としては最初の20記事を書くくらいまでは、読んでもらうことより、先に自分のブログをこういう風にしていきたいってゆっくり気持ちを作り上げていく期間だと思います。(後述しますが、直接自分事を語る必要はなくて、自分が興味を持った記事に語るとかでいい)そういうことを積み重ねて「おうち」を作っている人とそうでない人だとやっぱりそのあとの面白さが全然違う。

というかですね。私が陰キャだからそう思うだけで世間一般の人は違うのかもしれませんが、「自分のブログの基礎」=「自己紹介のモト」が作りこめてない状態で人間関係を作ることを優先してしまったら、自分のブログより「人付き合い」がメインになって、しかもそのやり取りが表面的な空虚な言葉のやり取りになってblog続けることってなんかしんどいなーってなっちゃいませんか?「義務としてのはてブ巡回」「義務としてのコメント返し」みたいな要素が1割を越えたらもう私絶対無理だと思います。しかも「そういうブログを書く以外の活動をやめたらアクセスが減る」という状況になったらなおさらしんどいです。
(※そういうやり取りが楽しいと思ってる人がいるのかもしれませんが。それならなんであんなに中の人が見えない空虚なコメントになるんだろう?)


・本当に読みたいものを読む。(インプット)
・自分が書きたいと思ったことを書く。(アウトプット)

まずはこのサイクルを健全に回すことを考えてほしいなと思います。



③「そうはいっても何を書けばいいの? 書くことなんかないんだけど」という人はちょっと考え方を変えてみる

ここまではわかってるという人が次にハマりがちな落とし穴として「自己開示」っていうと「私は〇〇な人間です」とか「私は〇〇が好きです」みたいに、直接自己紹介をすることだと思ってしまう人がいるみたいです。学校の始業式で、クラスのみんなの前で自己紹介させられる、みたいなイメージですね。……いやいやいやいや無理無理無理。そういうのに抵抗がない人はいいけど、少なくとも我々の業界では拷問です。そんなことやらなくていいから!! というか学校の自己紹介って大人数が一つに集まっている場で一斉に知らない者同士が短時間で情報を共有しなければいけないから無理やりやらされてるだけだと思ってしまうくらいには陰キャなわけですがそうでなくてもあれ普通に得意な人だけが得するイベントだからやめてほしいよね「かけっこは全員平等に」とか言うくせになんであのイベント廃止されないんだろう謎すぎるどうしてもやらせるなら入学前とか始業前に書かせてそれをプリントみたいな形で共有したうえでその場ではあいさつだけやらせればいいのになんでそうしないのか人前で話す訓練なのかそういうのが必要だと思うならもっと機会作るべきだし何も考えずに惰性でやってるよねそろそろそれはそうと「ひとりぼっちの〇〇生活」はアルちゃんかわいくてすき


自己開示って、そんな風に直接的にやらなくていい。自分が気になったニュースとか、読んで面白かったネット記事とか、ツイートとかについて「感想を添えて」書くだけでいいんです。それだけで「自分はこういう情報に興味ある」ってことが伝わるし、それについて「どういう考え方をする人間です」ってのがわかる。これ、他人よりもなにより自分自身が「あ、私こういうことに興味あるんだ」ってのがわかってきます。

今だったらツイッターでは自然にやってる人がいるので、ツイッターをそのまま張り付けるとかでもOK。そういうのを2週間もやればある程度固まってきます。続けてたら勝手に、「感想」の部分が最初は一行しか書けなかったのにだんだん伸びてきますし、そして、それが自分のブログになっていったりします。そうこうしているうちに少しずつブログ書くのが楽しくなってくると思います。

「リアルで友達相手にやればいいじゃん」っていう人がいるかもしれないけど、不特定多数向けじゃないと書けないこともあるんだよ。「話を合わせること」をメイン目的にせずに、自分が思ったことを掘り下げていくって作業はやはりブログじゃないとなかなかできないです。だからこそブログって面白いんですが、それはやっていくうちに少しずつ分かってくると思いますし、こういうことが楽しいって思える人にこそブログを書いてほしいなって思います。



④そもそもブログは、「アウトプット」というよりは「自分がインプットしたことの記録」でいい

最近「アウトプット」という言葉がもてはやされていますが、ぶっちゃけたいていの人がブログでやってるのは「インプットの記録」にすぎません。私もそうです。「アウトプット」なんて胸を張って言えるようなことはほとんど書いてません。そして、別にそれでいいのだと私は思います。人ってみんな得意なことや興味があることが違うので、自分の身近にある、自分にとって当たり前のことを「記録」ついでにブログに載せるだけで意外と他人にとって「えーなにそれなにそれ。すっごーい」になることはあります。日々しっかり生活している人って、他人が聞いたら絶対に面白い何かを持ってると思うんです。後は、上で述べたように情報開示を少しずつ続けていくうちにいよいよその面白いことをネットでも書いてみようかなーって気持ちになることがあるはずです。そうなってきたらブログってすごく楽しいですよ

なので、「なんかすごいこと書こう」って思うんじゃなくて、気負わずに最初はネット記事の感想からはじめて、自分が日々インプットしたことの記録だと思って続けていくといいと思います。


⑤「そうはいっても誰にも読まれないのはつらい。自分のブログを知ってほしい」という人には3つの方法をお勧めします

A:基本としては「自分と似たような考え方の人を探して」言及する

そして、その人に対して「はてブ」じゃなく、言及記事を書いてみるといいと思います。「私はこの記事が好きだ。私のここすきポイントは〇〇だ。私はこういうテーマやジャンルに興味があるから」ということを1つの記事として書けるかどうか挑戦してみましょう。


これすごく大事なことで、今の自分の状態をはかる一つの目安になります。


記事で書くとなると、多少の自己開示が必要になります。自分が好きなブログ記事書いてる人について「言及記事」が書けないようなら上で述べたようにまだレベルが足りない。自己開示が足りない。使える言葉が足りない。だから、もう少しアリアハン(RPGでいう最初のマップ)でレベル上げ頑張りましょう。一つでいいからこのハードルを越えた後であれば、もう立派なブロガーの仲間入りといえます。

B:「話題のテーマ」について言及する

例えばはてなブログでは、毎週「テーマ」を設定しています。
twitterにおけるハッシュタグみたいなものですね。これについて自分なりの考えを記事に書けば、はてな公式がちゃんとフォローしてくれるしほかの人も見てくれます。私の場合は、より直接的に「はてな人気エントリー」の話題について言及することが多かったです。

C:「自分のブログのテーマ」を決めて継続的に発信し続ける

私の場合は、カテゴリ欄を見てもらえばお分かりの通り、「マンガ」に特化しています。とにかく、自分が面白いと思ったマンガを読んで自分なりの感想を書く。それをひたすらに続けていくことで、興味をもって読者登録してくださる人が増えてきたのが本当にうれしかったですね。



⑥なんでも急いで情報が消費される時代なので、「ゆっくり、丁寧に、自分で考える」癖を持つことができるのがブログの良いところ

私がブログを書く上で差別化のために意識してることもちょっとだけ書いておきます。

それは「ゆっくり考える」ことと、「その話題に直接言及する以外に+1何か付け加える」ということです。

たとえばマンガ感想を書くとき、その作品についてだけでなはなく、自分の今まで読んできたマンガで関連する作品を紹介したりします。同作者の過去作品の話であったり、同じテーマの他作品であったり、ちょっとした文脈的なところも意識します。そのほうが作品が楽しめると思ったものを節操なく語るようにしています。つまり、作品紹介に加えて、自分の経験値みたいなのを付与することでちょっとだけほかの人と違った記事が書けるというわけです。


また、普段のネットの情報に言及する際にも、+1をしています。私は情報収集の手段の一つとしてはてなブックマークというサービスをずっと見続けていますが、このサービスを使って記事にコメントしている人の7割くらいはテレビの前で素朴な感想を無責任に言い合ってる人たちです。嫌いじゃないけどね。

①大抵空気を読んでコメントしてるだけで、まずその記事をちゃんと読んでないことが結構あります。
②記事を読む人がいても、記事中の話題についてソースを確認する人はほとんどいません。
③前提となる情報や、関連情報をわざわざ調べたりしている人はさらに少ないです。
④百字しか書けないので、敵味方をはっきり分けて語る人が多いです。そしてそういう発言が人気になりやすい

多分この傾向はどんどん加速していくことになるんでしょうね。

一方で、はてなブックマークの素晴らしいところは、たいていの場合はその話題に詳しい人もいることです(経済や教育については微妙)。「この件については、こういう情報があるぞ」と「こう解釈すべきじゃないの?」ってコメントが埋もれている場合があるので私はそういう「詳しい人の意見」を探し、その視点をもとに検索して掘り下げてみたりします。そうでなくとも、twitterの話題の発言とか、はてなで話題の記事とかはいったん疑ってかかるようにしています。

とにかく一つ一つの話題について、他人の意見をうのみにしない。人よりちょっとだけゆっくり考えてみる。自分で気になったところは確認してみる。そしてそれを自分なりの言葉で表現する。これができるだけでも「この人はほかの人よりちょっと一味違う」と思ってもらえる可能性があります。




まとめ  急がば回れ。最初の30記事~50記事くらいは気楽にやったほうがそのあとが楽しく続けられると思います

長々と書いてますが、私が言いたいのは

ブログってこれからずっと書き続けていくものなのだから気負わずに、できれば楽しんで、自分が書きたいと思ったことを書けることを大事にしてほしいってことです。最初さえ間違えなければ、必ずあなたならではの記事が書けるときが来ます。そして、それが書けるようになったころには、もう楽しくてやめようとは思わなくなっているでしょうし、そのころには自然と数十人くらいの読者はついています。続けるだけならそのくらいの読者で十分です。
マネタイズとかSEOとか読者数アップについては、まずこの段階まで来てから考え始めても遅くないと思います。