頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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正直言うと、高市さんがこれほど支持されてると思ってなかった

前の記事で、このように書きましたが……思った以上に超接戦でしたね。

高市さんの役目は、岸田さんに勝たせるために若手の受け皿を務めることです。
岸田さんが若手や議員以外からに人気無いので若手層の票を高市さんに分散させることで
「最初の投票で河野さんに過半数を取らせないこと」に特化してると思ってます。
今回の総裁選は河野氏が最初に過半数を取るか、岸田が決選投票まで勝利を収めるかの勝負です。

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なにより、高市さんの得票数が私の想定よりもかなり多かったです。

事前の「党員」に対するアンケート結果などから見て議員票が80前後、党員票は60前後だと思ってました。

そういう意味で、個人的にはバカバカしいと思っていた高市さんの選挙前の活動は実際はかなり効果があったということになりますね。



いろんなネットのアンケートでは高市氏が最も支持を受けるという結果になっており本当にネット民はアホやなあ……とほほえましい気持ちで見ていましたが、意外とあなどれない影響力を及ぼす形になったと言えます。

それにしても、高市さんを支持した人は、どういうところを支持したんだろう?
やれ安倍さんの路線の継承者だとかそういう方向性以外で具体的に彼女を支持する理由を説明できる人あんまり見たことないので、そういう意味でも今回の結果はかなり怖いなあと思いました。




ネットでは政治評論家を名乗る人間(門田なにがしさん)ですら河野VS高市って言っており、まじでネットの論客は真面目に票読みをする気すらない、単にネット民の願望に迎合した語りでお金稼ぎたいような人間ばかりだったのが本当にやばい。

投資クラスタの中ですら岸田さん当選を数日前までは織り込んでいなかったりと、色々と今回の総裁選は今のネットのダメダメぶりをよく可視化してくれたなと思ってます。


政治への無関心を通り越してなんかもっとグロテスクな何かが生まれてたよね。



岸田新総裁の政策については以下の通り。

www.nri.com
www.zakzak.co.jp

①岸田氏は小泉純一郎内閣以来の新自由主義からの転換を主張して分配政策を重視する。




②岸田氏は相当規模の経済対策、科学技術立国、経済安全保障、デジタル田園都市、令和版所得倍増、経済再生なくして財政健全化なし、財政健全化の旗を堅持といった主張だ。
経済政策重視の姿勢は、岸田氏が最も積極的であると言えるかもしれない。同氏は、日本型資本主義を目指すとし、また「成長と分配の好循環」を掲げている。分厚い中間層、令和版所得倍増計画も示している。これらの政策の詳細については必ずしも明らかではないが、その中核は、所得再配分を通じた格差縮小政策なのだろう。岸田氏は、小泉政権以降の新自由主義的な政策が、格差を拡大させたと主張している




③岸田氏も、新たなイノベーションを生み出すスタートアップの育成を主張している。
さらに、科学技術&イノベーションを促すための10兆円ファンドの創設、半導体、AI、量子、バイオ等先端科学技術での研究開発税制・投資減税の強化、デジタル円をはじめ金融分野におけるデジタル化推進、新たなクリーン・エネルギーへの投資支援、5Gなど地方におけるデジタル・インフラの整備(デジタル田園都市国家構想)、東京一極集中の是正など、通常構造改革と考えられる具体的な施策を多く盛り込んでいる。


④誰が次期首相になっても、日本銀行の政策の自由度は次第に高まっていく方向と考えたい。次の大きな注目は、内閣による2023年4月の次期日銀総裁の指名である