個人的評価★★★★(お薦め度★★★)
あれえええええ!?
なんか前の記事で思ってたのと全然違う展開になってる! 前の記事でなんか書いてたの全部間違ってて恥ずかしいい!
「ホワイトアルバム2」のClosing Chapterみたいなことになってる!
もう発売10年経ってるのでネタバレすると、「ホワイトアルバム2」というのは以下のようなドロドロの恋愛劇を描いた作品です。
①「introductory chapter」で学生時代の主人公が「小木曽雪菜」と「冬馬かずさ」という二人との三角関係を送る。
②「Closin Chapter」では、「冬馬かずさ」が舞台から姿を消し、主人公は「小木曽雪菜」と付き合っているのに「風岡 麻理」「杉浦 小春」「和泉千晶」らに浮気をする。しかし結局「小木曽雪菜」のもとに戻ることになる。
③最終章「Coda」ではやはり自分には「小木曽雪菜」しかいない、と決心したはずの主人公のもとに「冬馬かずさ」が戻ってくる。婚約して家族からの承認も得られている状態の「小木曽雪菜」と、数年間まったくあっていなかった「冬馬かずさ」ではもはや勝負にならないかと思われたが、主人公は初恋の人になびきそうになってしまう。最後に主人公が選ぶのはどちらか
あらすじだけ見たら人間のクズみたいな作品ですが、実際にプレイしたらめちゃくちゃ面白いのでお勧めです。(全部プレイするのに45時間くらいかかるので注意!)
少年のアビスの43話以降は、②にあたる「Closing Chapter」のように、真打ヒロインであるナギさんをいったん蚊帳の外において、サブヒロインたちでレイジくんを奪い合うみたいな展開になってます。
読む人によっては心をえぐられるような展開なのかもしれませんが、個人的には爆笑しながら読んでました。
レイジくんをめぐってお母さん(黒瀬夕子)と柴ちゃん先生が暴走、峰岸くんも参戦して大混戦に。
黒瀬夕子と野添旭の過去編。なんかこの二人の関係は「雪にツバサ」を思い出すなあ……
峰岸くんも思ってる以上にレイジくんのこと好きすぎるよね……。
なんか逆に柴ちゃん先生はただの狂人に思えてきたわ。明らかに一人だけ格オチに見えてきて本当にかわいそう。
とばっちりを受けて将来奪われたあげくに、
「母親」にレイジくんを持っていかれてしかも野添おじさんを押し付けられて唖然とするチャコ本当にかわいそう。
まじでレイジくん優柔不断すぎるけど、逆にそれだけ母親の洗脳がきついんだろうな。
そのせいで、ついに作品唯一の良心であったチャコさんついに闇落ちしてしまいました……南無。
柴ちゃん先生脱落
風岡 麻理なポジションにしてはあまりにも狂人すぎた。
物語に都合よく使いつぶされた感があってちょっとモヤっとする。
黒瀬夕子が脱落
かなり壮絶な前振りをしていたのにこんな簡単に退場していいのだろうか。
凶悪なグレートマザーとして最後に乗り越えるべき小木曽雪菜的な存在だと思っていたのに。
これも野添くんの執念のなせる業か。
しかしナギを徹底的に登場させないの、本当に冬馬つかさ感ある。
チャコさん脱落
最初はこの娘がメインヒロインになりうると思っていたのだけれど、
杉浦 小春みたいにこじんまりした終わり方になってしまったのがとても残念だ。
良くも悪くも等身大のキャラクターとして描かれていたように思う。
峰岸くんが最後まで残るという意外な展開
思ってる以上に闇が深いなこいつ。
実際は、「小木曽雪菜」と「和泉千晶」は、黒瀬夕子と峰岸くんで分かち合っており黒瀬夕子が先に脱落して、その闇は峰岸くんが引き継ぐことになった感じかな。
ここから真打ヒロイン・ナギさんが降臨!!!ここからCoda編が始めるのか!?
もし作者さんがWhite Album2をプレイしてないならぜひやってみて感想聞かせてほしいまである。
同じような感想いないかなと思ってTwitterで検索してみたけど全くヒットしなかったので私の感性がズレまくっている気がしてきたけど、
ナギさんは24話から登場しなくなってきて、40話で思いを確認した上で、さらに63話までひたすらお預けされてきた。
ここまでお預けをされるヒロインってのは本当に冬馬かずささんくらいしか自分は知らない。
私は「ホワイトアルバム2」では完全に冬馬かずさ派であり、この作品でもナギさんが断然好きなので、もうテンション爆上げです。ここからの展開が楽しみすぎる!