早速買って読みました。DLSiteだと400円OFFで買えるからおすすめダゾ。私は精神の病の話についてはどちらかというと解決よりも病んでいく過程を丁寧に描いてくれてる作品が好きです。自分自身も同じような経験をしたので、なんというか「自分だけじゃなかった」という安心感を得られるのが良いのかもしれません。
作者はTogetterで公開されてる3話以降もどんどん状態が悪化していく
とにかくとても恐ろしいものとして描かれていたのが「自分の判断」に全く自信が持てなくなってくるということです。
特にギャグマンガ家というような、自分の感性やひらめきが大事な人には耐えがたい苦痛でしょう。
この状況にさらに「コロナウイルスの蔓延」が後押しというかトリガーになってしまい自殺を企図する
この漫画を読んでいると「コロナが決定打になった」「コロナさえなければ自殺しなかった」という人はかなり多いように感じた。
というか私は自殺したいとは思わなかったけどやっぱりコロナでだいぶ頭おかしくなってたからな……。
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相原さんは自殺を思いとどまったわけではない。このあといろんな形で自殺を試みるシーンが描かれる。
漫画では6種類くらいの自殺方法を試して実行している。
いざ試してみると自殺はとても難易度が高く失敗し続ける。
まずちょっとでも理性が残っていると「怖い」。
他人に迷惑をかけないようにと考えるととにかくうまくいかない。
実際に自分が試してみて、自殺するにはかなりの思い切り(あるいは身心衰弱)が必要だということを実感する。
相原さんの場合、理性だとか家族のことを気にする余地がまだ若干残っている状態で
自殺を試そうとしたことで「自殺に対する苦手意識」が強くなってしまう。
そうこうしているうちに2つの理由で自殺することはきっぱりやめようと決意する。
相原さんが自殺を思いとどまった2つの理由
1つ目はまだ理性が残っている状態で自殺にチャレンジしようとしたから。
2つ目は配偶者の存在だ。
2つ目の奥さんの存在についてだけれど、これについては言葉で説明するともったいないのでぜひ読んでみてください。
「自殺による解決」という選択肢を放棄したことで、生きなくてはいけなくなってしまい、考え方を改める
とはいえ、精神状態がおかしい状態は変わらない。
死なないと決めても「すべてがおっくうで何もできない」という状況になりかかっていた。
それが、本当に普段私たちが何気なくやっていることをきっかけにちょっと改善する。
結局「大うつ病」と診断されて閉鎖病棟で治療を受けることに…(続く)
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※大うつ病という表記については注意が必要なので下記を参考にしてください。
一つ一つの描写が丁寧で読んでて非常に真に迫る内容だったのでこういう言い方をしていいのかわかりませんが「後編も楽しみ」です。
なお、続きが待てない、閉鎖病棟がどういう場所か興味があるという人はこちらの漫画を読んでください。
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うつ病や発達障害に興味ある人はぜひ「Shrink」も読んでほしい
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ちなみに最近ほんわか絵柄ながら結構えぐいなと思ったのが「プリンタニア・ニッポン」ですね。
この作品のカウンセリングシーンは、こういう作品を読みなれてる私でもちょっと気分が悪くなった……。
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