頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

「逆襲のシャア」見る (3/4)  ギュネスとクェスによるイライラタイムからの「突然の死!」

前半はひたすらにアデナウアーを通じて地球連邦の醜さや愚かさを描き

それに対してシャアやクエスが反発を示すという構図だったけれど、

それはあくまで前フリというかセットアップであって、

ここからはアムロとシャアの因縁の対決が描かれる・・・と期待して良いんですよね!?

それにしても、ハサウェイは一体何のためにウロチョロしてるんだろう。

彼がクエスを止められるとも思えないし・・・。

アムロ 「「クェスの感じすぎる才能がシャアに利用されているんだ。無理だよ」
ハサウェイ 「利用だなんて、そんな」
アムロ 「あの子の才能は強化されて、今はシャアの道具に成り下がっている」
ハサウェイ 「そんな」
アムロ 「人の死に乗った世直ししかできないのがシャアだ。そんな男に利用されるクェスも、死んだ者の力に引かれて悲惨な結末に
ハサウェイ 「クェスは死にません、その前に取り戻します。その為にモビルスーツの操縦だって習ったんです」
アムロ 「そんなことじゃあ、ハサウェイだって死人に引っ張られるぞ」

それにしても、アムロめちゃくちゃ辛辣で草www


ロンド・ベルもアクシズに到着

出撃BGMかっけー。



しかし間に合わずアクシズは点火されて移動を開始

「アクシズ、行け。忌まわしい記憶とともに」

動き始めてしまったので、ミサイルで止められない。


アクシズを挟みながらロンド・ベルとネオ・ジオン軍が激突。

一方、クエスは呑気にシャアの元を目指す。

なんかこう・・・直情的とか奔放なのは全然良いんだけれど

状況判断を放棄したみたいな描写は不気味に感じるな・・・。

普通にこの状況を怖がらずに突っ込んでいくの、

直前に戦場で死にかけて恐怖を感じていたのと整合性取れなくない?



ロンド・ベルはアクシズを止めるために核ミサイルを大量に放つが、ギュネイが撃墜する

は????

いや、どういう仕組? ファンネル飛ばして接触させれば全部誘爆したってだけ?

クェス 「大佐、ナナイがあたしをぶったのよ」
シャア 「暴力はいけないな。ナナイには言っておく」

シャア 「クェス、パイロットスーツもなしで」
クェス 「ほんとだね?ナナイを折檻してやって」
シャア 「ああ、本当だ」
クェス 「なら、少し働いてくる」
シャア 「調子に乗るな」
クェス 「でも」
シャア 「実戦の恐さは体験しなかったようだな」
クェス 「恐さ?」
シャア 「ああ」
クェス 「気持ち悪かったわ、それだけよ。なのに、ナナイはやさしくなくって」
シャア 「それで、私の所に来たのか」
クェス 「大佐」
シャア 「その感じ方、本物のニュータイプかもしれん。いい子だ」

クェス 「…あたし、パンクしちゃう」
シャア 「この子は、戦場のすべての動きを感知している」
クェス 「あたし、敵をみんな殺さなけりゃ…」

ここらへん、「人の死の捉え方が違う」というニュータイプらしさの描写だったのか・・・

いや、普通にクェスが異常だとしか感じなかったけど。

今までのアムロやカミーユとかと比べても明らかに異質だけれど彼女が最先端だったのか?


アムロのνガンダムが戦場に

ギュネスくんがとんでもない悪役ムーブを・・・。


『どうした?早くしろ。νガンダムを手に入れたら、それこそ俺はいつだってシャアを倒して、クェスを手に入れられる男になれる』

しかしこのあとアムロにビビりすぎてケーラを殺してしまう。

いや、ギュネイくんにも「強化人間の生い立ち」とか「若さ」とかいろいろあるとは思うけれど

物語としては最悪のカマセムーブ・・・。

アムロを怒らせてしまった・・・もうダメだぁ・・・おしまいだあ・・・


これでアムロも覚悟完了。「絶対シャア殺すマン」になってしまった。


シャアはアムロの覚悟完了を知らず、ナナイに甘えていた

シャア 「いてくれなければ困る、ナナイ」
ナナイ 「シャア・アズナブル、いえ、キャスバル・ダイクンでいらっしゃりたいから疲れるのですか?」
シャア 「父の名前を継ぐのはつらいな。君のような支えがいる」


今作最強の兵器にはクエスが騎乗することに。
ja.wikipedia.org



それにしても、クエスもまぁたいがいだけれどギュネスくんが想像以上にめんどくさいやつだな・・・。

本作に登場する若者がこの二人とハサウェイなの、見ててかなりしんどい・・・。

戦争か・・・これが戦争のせいなのか。


ギュネイ 「大佐は、ジオンの一年戦争の時に使ったパイロットの、ララァに憑り付かれているんだぜ
クェス 「はぁ?」
ギュネイ 「けど大佐は、総帥らしく見せる為にナナイなんかとも付き合ってさ。ロリコンじゃないかって、ニュータイプ研究所の連中はみんな知ってんだぜ」
クェス 「だからって何よ、昔のことでしょう」
ギュネイ 「大佐のララァ・スンって寝言を聞いた女は、かなりいるんだ」
クェス 「…」
ギュネイ 「クェス」
クェス 「あたしがナナイとララァを追い出すんだから」
ギュネイ 「ララァをアムロに取られたから、大佐はこの戦争を始めたんだぞ
クェス 「そんな事を言うから若い男はだいっ嫌いなんだ

気持ちはわかるんだけれど、ギュネスくんの動きがひたすら悪手過ぎてちょっと哀れさを感じる。


ロンド・ベルはなんとかアクシズを止めるために、アクシズごと破壊する計画を立てる


???「アクシズはルナ2から運んできた核爆弾を地表近くで爆発させて、地球を核の冬にすることもできる」
アムロ 「だから今度の攻撃で、①アクシズのノズルを破壊し、②アクシズそのものも破壊する」
ブライト 「ということは艦隊攻撃しかないという事だ。我が方には核ミサイルは四発しか残っていない」
アムロ 「だから、③その攻撃が失敗した場合は、アクシズに乗り込んでこの部分を内部から爆破する。
ここは坑道が網の目のようにあるので、アクシズの分断は可能です」
ブライト 「よし、三段構えだ。ルナ2から敵の援軍が来る前にけりをつけるぞ」 「すまんが、みんなの命をくれ」

サイコミュがわからないから、サイコフレームのこともよくわからん・・・そしてオクトーバーは何者なんだよ・・・

サイコフレームはネオジオンから流れてきたとこっそり教えてくれるおじさん

ja.wikipedia.org

gundamlog.com

サイコフレーム単体でフル規格サイコミュと同等の性能を発揮した事例も挙がっており、相乗効果も含めてサイコミュという概念を一変させるポテンシャルを秘めている

ライバルであるアムロ・レイと互角の条件で戦って勝つ事に拘ったシャア自身の手によって、アムロ専用新型MS開発を手掛ける同社フォン・ブラウン工場へ意図的にリークされることで、同社の多部門に精製法が広まることとなった

しかし、シリアスな展開の中にいちいちクエスが盛り上がりに水を指してくるな・・・

キャラ自体はともかくとして、位置づけ的に「うざキャラ」になってるの気の毒だな。
このお年頃ならしょうがないかもしれないけれど。


クェス 「大佐」
シャア 「どこに行っていた?」
クェス 「あたし、ララァの身代わりなんですか?」
シャア 「クェス・・・誰に聞いた?いや、なんでそんな事が気になる?」
クェス 「あたしは大佐を愛してるんですよ」
シャア 「困ったな」
クェス 「なぜ?あたしは大佐の為なら死ぬことだってできるわ」
シャア 「わかった。私はララァとナナイを忘れる」
クェス 「…なら、あたしはαで大佐を守ってあげるわ、シャア」

しかしクエスもひどいとはいえシャアくん・・・

クエスのこともギュネスのことも何もわかってないアホの子と思ってナメすぎてるでしょ。

シャア 「私がクェスに手を出すとどうして考えるのだ?」
ギュネイ 「自分が、でありますか?」
シャア 「クェスは、ナナイの命令でαに乗った。慣れるまで守ってやれ」
ギュネイ 「は、はい」
シャア 「私はネオ・ジオンの再建と打倒アムロ以外興味はない。ナナイは私にやさしいしな」
ギュネイ 「は、はっ」

扱いが雑すぎるwww

心にもないことを秒単位でためらいなく口にするのこええよ。後で天罰下れww


申し訳ないけれど、アムロとシャアの最終会話の前にギュネスと二人で退場してほし良い気分になってきた。



しかし、こんな無邪気な子どもが最強の機体「α・アジール」を乗り回すんだよな・・・

当時見てもあんまりリアリティ感じなかったかもしれないけれど

今ってアメリカだと17歳の少年が1000億円企業作ったり

stripeのCEOみたいに22歳で2兆円企業作ってる若者がいるから

むしろ今のほうが「若者に要を握られている脅威」が想像しやすくなっているかも。



アムロ VS  クエス & ギュネス&その他のネオ・ジオン軍

二人がかりでアムロを追い詰める。



すごいやん・・・っと思ってみていたら。



ファ!?


落ち着いて戦える様になったアムロには二人でがかりでも勝てない。


ギュネイくんは何も語ることなく無言で撃墜される。




一方、ロンド・ベル側ではチェーンやハサウェイがアムロを支援するために出撃・・・なんで?

ハサウェイはクエスのもとにたどり着いて止めようとするが・・・


ハサウェイ 「駄目だよクェス、そんなんだから敵だけを作るんだ」

クェス 「あんたもそんなことを言う。
だからあんたみたいのを生んだ地球を壊さなくっちゃ、救われないんだよ

ハサウェイ 「クェス、そこにいるんだろ?
わかっているよ、ハッチを開いて。
顔を見れば、そんなイライラすぐに忘れるよ」
クェス 「子供は嫌いだ、ずうずうしいからっ」
ハサウェイ 「あっ」
チェーン 「ハサウェイ、どきなさい、その子は危険よ」
クェス 「嫌な女。お前がいなければアムロの所にいられたのに

こいつ無茶苦茶言ってるな・・・

まだシャアへの恋で盲目になってるとかだったらわかりやすいけどそういうわけでもないのか?

なんかただの子どもと思ってたけどなんか壊れてる?



このあと、チェーンがミサイルを撃ってしまい

なぜかクェスがハサウェイをかばって被弾して死亡

ハサウェイはクエスが死んだことにブチギレてチェーンを殺すという

ピタゴラスイッチみたいな死亡連鎖シーンが続く。

チェーン 「ハサウェイ、大丈夫?」
ハサウェイ 「チェーン。チェーンか、やったのは?」
チェーン 「やめなさい、あなたのやっている事は」
ハサウェイ 「やっちゃいけなかったんだよ。そんなこともわからないから、大人って、地球だって平気で消せるんだ」
チェーン 「ハサウェイ!」

なんだこれは・・・どうすればいいのだ・・・(唖然)



ギュネイもクェスも退場してほしいとは言ったけどこういんじゃなくて・・・悲しいけどこれが戦争なの?



しかも・・・この緑の線は何? 説明がないー!

これチェーンがアムロの近くまで届けようとしたサイコフレームの材料だよね?

どういう効果なの!?




ロンド・ベルはアクシズを止めるために残り4発の核を打ち込むが、シャアがこれを阻止

1発は当てられたが、アクシズを破壊するに至らず。

オペレーターA 「ミサイルが阻止されました」
オペレーターB 「盾になって」
ブライト 「ラー・カイラムをアクシズに衝ける。総員、陸戦用意」

これでプランBのアクシズへの突撃をせざるを得なくなった。


いよいよ、前座のクェス・ギュネイは退場し、アムロとシャアの最終局面へ。