昨日の記事で「コンプレックス」の仕組みについて学びましたね。
コンプレックスの発生と悪循環はすごいざっくりまとめるとこんな感じです。
詳しくは昨日の記事を読んでください。
1:劣等感を感じる(これ自体は受け取り方次第でプラスにもマイナスにもなる)
2:劣等感を感じたことをマイナスに受け取ってしまう(認知)
3:劣等感を感じることを拒否するあまりに、劣っていると感じた感情を否定したり、劣等感を感じさせる自分の一部分を切り捨ててしまうと劣等コンプレックスとなる(悪玉コンプレックス)
4:劣等コンプレックスに苦しむたびに、己の劣等感を他人に投影し、他責思考に逃げることで自分の問題から目をそらすと無意識化でどんどん状態が悪化していく
このサイクルを回し過ぎて、現実と妄想がつかなくなるともう取り返しがつかなくなります。
劣等感をバネにするのではなく、劣等感を言い訳にしてしまい、自分を責めたり、他人を攻撃したりするようになると、どんどん苦しくなる悪循環に陥ります。
そうなりたくなければつらくともコンプレックスには真剣にむきあって健全に解消したいものです。
ただ、3と4は無意識レベルの問題なのでしょうがないとしてコンプレックスがそこまで深刻じゃないうちは1と2は顕在意識の問題なので対処が可能です。
コンプレックスを生み出しやすい認知を改善するコツは「1つの軸」で考えない=単純比較をしない、ということです。
1つの軸で比較すると「優劣」を意識してしまいます。
・モテ非モテとか
・年収とか
・大学の偏差値とか
・管理職か平社員かとか
・結婚してるかしてないかとか
こういう風に考えると、無限にコンプレックスが生産されていきます。
2つの軸で考えれば「優劣」ではなく「ポジショニング」の話にできるし、比較優位で考えることができるようになる


品質だけで勝負しようとすると、品質が高い相手と勝負した時に劣等感を感じるだけです。
でも、品質はそこそこだけれど早く仕上げられるとか
オリジナリティがあるとかなにかしら自分の勝負できる軸を見つけると
そこに自分の独自の立ち位置を作ることができます。
すべての面で優秀である必要はなく、
「なんらかの需要があるところに、自分の立ち位置を見つける」ことができれば良いわけです。
世間的に見れば太ってたりとかブサイクだったとしても
「太ってるけど人を馬鹿にしないしネガティブさがないし会話が面白い人」に一定の需要があればそこに合わせれば良いわけです。
なにかの面では劣っているように思われても、
もう一つの軸と組み合わせて自分だからこそ需要が満たせるポジションがあればいいんです。

私は昔NHKで「出社が楽しい経済学」という番組を見て
「比較優位」と言う言葉を知った時にとても救われた気持ちになりました。
そして、自分の立ち位置を見つけて、
人に感謝されたり必要とされていると感じられれば
それは単純な一つの軸での優劣とかどうでも良くなりますよね。
「2つめの軸の見つけ方」がわからないという人がいたら、Google AI STUDIOさんにアドバイスを書いてもらったので参考にしてください
「比較優位」や「ポジショニング」の話は理解できる。
でも、自分には「年収」や「スキル」といった分かりやすい軸以外に、武器になるようなものなんて何もない……。
そう感じていませんか?
もしそう感じているなら、それは「軸」というものを難しく捉えすぎているのかもしれません。
「軸」は「すごい特技」でなくてもいい
私たちが「軸」を見つけられない最大の理由は、「他人より優れていなければ価値がない」と思い込んでいるからです。
しかし、ポジショニングにおける「軸」は、必ずしもトップのスキルである必要はありません。
それは、以下のようなものでも十分なのです。
・あなたの「特徴」や「性質」
・あなたが「大切にしている価値観」
・あなたが「無意識にうまくできること」
これらは一見地味に見えても、組み合わせることで強力な独自性を生み出します。
では、どうすればそれらを見つけられるのでしょうか。
具体的な4つのアプローチを紹介します。
アプローチ1:短所を「翻訳」する(リフレーミング)
あなたが劣等感を抱いているまさにその特徴こそが、実は「2つ目の軸」の原石かもしれません。ネガティブに捉えている自分の特徴を、別の角度から見てポジティブに「翻訳」してみましょう。
劣等感:「自分は決断力がない、優柔不断だ」 →翻訳: 「物事を慎重に進められる」「多様なリスクを想定できる」「他者の意見を尊重し、調和を保てる」
劣等感:「飽きっぽくて、何も長続きしない」 →翻訳: 「好奇心が旺盛」「新しい情報への感度が高い」「フットワークが軽く、変化に強い」
劣等感:「専門性がなく、器用貧乏だ」→ 翻訳: 「ジェネラリストとしての視点がある」「分野をまたいで物事を繋げられる」「多様な人とコミュニケーションが取れる」
あなたが「ダメだ」と思っている1つ目の軸の裏側には、必ず強みが隠れています。
例えば、「営業成績は悪い(1つ目の軸の弱点)」けれど、「誰よりも慎重でミスが少ない(2つ目の軸)」という組み合わせは、特定の顧客にとっては非常に価値があります。
アプローチ2:「好き」や「苦にならないこと」を深掘りする
「得意なこと」ではなく、「好きなこと」や、他人にとっては面倒かもしれないけれど「自分にとっては全く苦にならないこと」を探してみましょう。
「休日はずっとゲームをしている」→ それは無駄な時間でしょうか?見方を変えれば、「目標達成のために戦略を練るのが得意」「コツコツとレベル上げを続けられる『継続力』がある」「オンラインで知らない人と協力する『協調性』がある」という軸が見えてきます。
「人の愚痴や相談を聞くのが苦にならない」→ これは強力な「傾聴力」「共感力」「精神的な安定感」という軸です。ビジネスの場において、この能力は非常に重宝されます。
「細かいデータ整理や分類が好き」→ 多くの人が苦手とする「構造化能力」や「几帳面さ」という軸です。
「こんなことは誰でもできる」と思わずに、「なぜ自分はこれが好きなのか?」「この作業のどの部分が苦にならないのか?」を深掘りすることで、あなた固有の「資質」という軸が見えてきます。
アプローチ3:他者からの「意外なフィードバック」を思い出す
自分にとっては当たり前すぎて価値を感じていない行動が、他人からは高く評価されていることがよくあります。これは心理学でいう「ジョハリの窓」の「盲点の窓(自分は気づいていないが、他人は知っている自己)」にあたります。
過去に人から言われた、こんな言葉を思い出してみてください。
「〇〇さんって、いつも落ち着いてるよね」→ 軸:「感情の安定性」「冷静さ」
「なぜかあなたには話しやすいんだよね」→ 軸:「受容力」「安心感を与える力」
「いつも細かいところに気づいてくれて助かるよ」→ 軸:「観察力」「ホスピタリティ」
自分では意識していない「当たり前」こそが、他人との差別化要因、つまり「2つ目の軸」になります。もし思い当たらなければ、信頼できる友人に「私の良いところって何だと思う?」と聞いてみるのも有効です。
アプローチ4:「動詞」で自分を定義する
年収や役職といった「名詞(状態)」で自分を定義しようとすると、どうしても優劣が生まれます。そうではなく、自分の行動、つまり「動詞」で自分を定義してみましょう。
「高学歴」(名詞)→ 優劣がつく
→ 「難しい情報を分かりやすく『かみ砕く』」(動詞)
「管理職」(名詞)→ 優劣がつく
→ 「異なる意見を持つ人々の間を『つなぐ』」(動詞)
「何をするか(Doing)」に注目すると、独自の貢献の仕方が見えてきます。
例えば、「プログラミングスキルは平凡(1つ目の軸)」だとしても、「技術を知らない営業担当者と、気難しい開発者の間をうまく『つなぐ』ことができる(2つ目の軸)」のであれば、その人はチームにとって欠かせない存在になります。
軸は「見つける」だけでなく「組み合わせる」もの
これらの方法で見つけた「2つ目の軸」は、それ単体では弱いかもしれません。しかし、それを1つ目の軸と組み合わせた瞬間、あなただけのユニークなポジションが生まれます。
「品質はそこそこ(軸1)だけど、納期は絶対に守る(軸2)」
「専門知識は浅い(軸1)けれど、誰よりも親しみやすい(軸2)」
大切なのは、完璧な軸を探すことではありません。今ある自分の特徴や資質を認識し、それをどう組み合わせれば、誰かの需要を満たせるかを考えることです。あなただけの「組み合わせ」を見つける旅は、劣等感から抜け出し、自己肯定感を高める確かな一歩となるはずです。
【よしきのコメント】
特に3とか4が大事かな。これはアドラーの「嫌われる勇気」にかかれている「貢献欲求」の話ですね。
嫌われる勇気ってタイトルだけであの本を勘違いしてる人いますが、あの本で書かれてるのは
「承認を直接求めようとすると、嫌われるのが怖くて生きづらくなる。
そうではなく、他人がどうであれ自分で貢献できるところを考えて共同体から受け入れられ、必要とされている感覚をもつことで
嫌われることを恐れる必要がなくなり、あなたの感じている生きづらさは解消されるよ」
っていう内容です。タイトルに引きずられずにちゃんと読むと結構得られるものはあると思いますよ。
おまけ。以下はMさんの話なので、Mさんに興味がない人は読んでも時間の無駄ですよ。
(今後Mさんに関する話題の時はサブスク対象外です。読みたい人は個別にTiwtterのDMなどでリクエストしてくれれば無料でプレゼントします。メールアドレスが必要です)


