頭の上にミカンをのせる

もうマンガの感想だけでいい気がしてきた

VTuberオタクが株価を根拠にしてにじさんじやホロライブについて語りたいなら最低限理解しておきたいたった一つのこと

今回私が言いたい結論を際にスライドにしておきます。



この人のツイートを「なるほど」と思っちゃった人は、少しだけ立ち止まってほしい。

ホロライブ、カバー社の株価について。
株をやらない人にも大雑把に分かりやすく解説してみる。

選挙後のご祝儀相場で少しだけ盛り返したけどさ。
これ年間で見ると去年の50%以下なんだよ。

左端でガッツリ下げてるのは言わずもがな沙花叉クロヱの卒業と
第3四半期発表の内容で完全に見限られてストップ安をやらかした部分。

株をやらない人にはピンと来ないかもしれないけど、株価が半分になるって事は、その会社の価値がこの一年で半分になったってこと。
少なくとも株主はカバーという会社をそう見てる。

さっきも書いた沙花叉クロヱだけでなく、色んなタレントがこの一年で卒業したよね。
タレントが抜ければ単純に価値は落ちるけど、本来はそこまで致命的な落差にはならないはずなんだ。

じゃあなぜ急落し続けてるか。
それは「社内ガバナンスの崩壊」と見られている可能性が高い。
致し方ない理由でタレントが卒業しても、会社がマトモならいくらでも換えが効くはず。

セレス・ファウナ
沙花叉クロヱ
紫咲シオン
七詩ムメイ
がうる・ぐら
火威青
天音かなた

それで、この一年で卒業した中で、円満な理由で卒業した人がいる?
皆、運営との方向性の違いや信頼関係の構築そのものを理由に卒業しており
しかも改善されている様子があるとはとても言えない状況だ。

さらに記憶に新しいさくらみこの事件を初め社内コンプライアンスの欠如と、謝罪等の適切な処置不足。

株主が一番嫌がるのが社会ガバナンスが弱い企業。
平たく言えば「根っこから腐ってる」という会社であり、これが治ったと見られなければ株価の低迷はこの先もずっと続くことだろう。

ちなみにライバルのエニーカラーは、一年で見ればちゃんと株価は成長している。
これでは日本経済全体や、この業界そのものが落ち目という理由は使えないよね。

VTuberオタクの人たち、

株価のことについてよくわかってないのに

株価を根拠にして会社のことをあーだーこーだと言いがち問題ですね!



カバーの株価が下がっているのは事実です。
ガバナンスに課題がある可能性も否定はできません。


しかし、


「株価が半分になった=ガバナンス崩壊」
という短絡的な結論は、かなり乱暴です。



VTuberオタクが株価を理由に語りたいなら最低限理解しておきたいたった一つのこと


■ 株価は「会社の価値」そのものではない

株価はシンプルに分解すると

株価 = EPS(1株あたり利益) × PER(期待値)

で成り立っています。

ざっくり言えば、

EPS=現在の業績

PER=将来への期待

です。

つまり、株価が下がったとき
「業績が悪化した」のか
「期待が剥がれた」のか
あるいは両方なのかを分解しなければ何も分かりません。



■ カバーとえにからの比較

1年前、カバーのPERは非常に高く、
えにからはかなり低い水準でした。

つまり当時は
カバーの方が圧倒的に期待されていた。

現在は両社のPERはおおよそ同水準です。




これは何を意味するか。

少なくとも

「カバーだけが極端に市場から低く評価されている」

という状態ではありません。

もし株価だけでガバナンスを語るなら、

「えにからも同程度にガバナンスが悪いと市場が判断している」

という結論にもなりかねません。

しかしそれは明らかに不自然です。



■ 問題は「結論」ではなく「論理の組み立て」

カバーの株価が下がっているのは事実。
ガバナンスに問題がある可能性もある。
投資家の評価が変化しているのも事実。

しかし、

それらを一対一対応させるのは危険です。

株価は

・業績(益回り)
・成長率
・金利
・市場全体のリスク許容度
・需給
・過去の過剰期待の修正

など、複数の要素で決まります。

単一の理由だけで説明できるほど単純ではありません。


株価を元に語るのはデータを元に語っているとはあんまり言わない。せめて業績とかPERレベルまで分解して語らないと「同じ基準」で比較ができない


こうやって株価を「業績」☓「期待度」に分解することで、両者の間で何が変化したのかがわかりやすいですよね。


正確には




「カバーは1年前過剰に期待が高かった。えにからの2倍以上の期待がされていた」



「えにからはカバーの1年前に上場して、ずっと成長を続けてたのに過剰な期待が剥げて株価が1/3以下になった。1年前は期待度が低いという扱いを受けていた。」



今はカバーとえにからは同じくらいの期待度という評価になっている。カバーがえにからと比べて極端に低い評価をされているわけではない



「えにからの株価が上がっているのは、純粋に決算がめちゃくちゃ良くなった上に配当も出すようになったから」



ということになります。






■ 結論

株価はデータですが、
株価“だけ”では分析になりません。

最低でも

・EPS
・PER
・業績推移

まで分解してから議論しないと、
同じ基準で比較することができません。

結論が正しいかどうか以前に、論理の積み方が雑だと説得力を失います。


それが今回いちばん気になった点です。




株価だけでいろいろ説明しようとすると、なぜ体感的にはわかりやすいけど間違いの元になりやすいということは覚えておいてほしいです。


アツギのときにも散々「炎上したから株価が下がったんだ!」と勝ち誇るすっごアホなフェミニストの人が当時山ほどいましたけど、本当に愚かなことなのでそういう発想はやめましょう。

www.tyoshiki.com

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このとき株価の仕組みを説明しただけなのに「あいつはラブタイツを擁護してる変態だ!」みたいに言ってくる人いましたけど今の株価見て何を思うのか聞いてみたいところですね。




というかね。。。そんな簡単に株価を説明できるなら、みんな独り残らず億万長者になっとるでしょ! 


そんな簡単じゃないからつらいのです(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)







なんでこういう細かいことを言ってるかというと、株クラでは一見こういう正しいっぽいことを言って初心者を騙そうとする悪いおじさんが結構たくさんいるからです

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