頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ブロガーが参考にしたい「指名される技術」のポイント10点

ホリエモンと「シーマン」の開発者が六本木から盗んだ
「顧客をリピートさせるプロの技」と
厳しい競争の中でも「心を折らない処世術」

それほど期待せずにさくっと読んでみたのですが意外と面白かったです。

といってもホステス独特の世界についてはそれほど興味が無いでしょうからこの本で書かれている内容をブログでの取り組みに置き換えて10のポイントでまとめてみました。

読者の気まぐれを咎めても意味が無い。期待しすぎず、自分のやるべきことを忠実に

①読者はみんなわがままであり、そしてそれが前提であることを前提に

だから読者に「協力」してもらうには共感を得ることが必要。「読者」から共感を得るためには3つのステップの繰り返しが必要である。「自分が相手にどのようなメリットを与えられる存在かをアピール」「繰り返し継続してその発信を続け」「必要なタイミングで自分を思い出してもらうための努力をする」その積み重ねによって共感を得ることができる、と。



②自分が読者に与えられるメリットは何かと考えてみる

考えるべきは自分が読者ににどんなメリットを与えられるかどうか。お互いが「相手を利用して」、双方が利益を得る関係を作れるかどうか。読者に同情や博愛を期待してはいけない。あるのは「相手の利得」への理解だけ。
……うーん、ブログではここまでやらんでもいいような気はするけど、まぁブログでも、同情や博愛を期待しすぎる人はちょっとうっとうしいよね。


③いつでも読者が戻ってこれる安定したブログ運営を

「指名替え」やアクシデントは遅かれ早かれ起きる。そういう割り切りが大事。去る読者は一旦は去る。それを受け入れた上で邪魔はせず、受け入れた上でいつでも復帰出来やすい状況を作っておく。特に「自分以外のブロガーへの悪口」みたいなことをやってる人には戻りにくいですよね。



読者との間には適度な緊張感が必要

④読者との関係において、プライベートと仕事の線引はしっかりする。

線引を間違えると、読者はだんだん馴れ馴れしくなってきて要求が上がり破綻する。ブログであれば、読者に対して感情をむき出しにしたり、文章以上の「行間読み」や「察し」を要求するわがままな書き手は、そのうち逆に読者(信者?)からも課題な要求や偶像をつきつけられることになる。その要求に答えられなくなると一気に崩壊することもありえる、という感じカナ。 
要するに、べったり友達付き合いしたいならSNSに帰れ。ブログとSNSは似てるけどやっぱりちょっと違うのだからそこの区別くらいはつけろ、というところでしょうか。



自分にとってかけがえのない大事なものは、読者に依存しない。

特に少数の固定読者に依存するパターンは非常に危険。譲れない部分は必ず書き手が自分でコントロールできるようにする。読者あってこそのブログとはいえ、依存しないとブログができないという状態では成長しにくいし、いざというときにすぐ潰れてしまう。
互助会がダメなのはここで、ブログのモチベーションという最重要な部分で他者に依存してるタイプは本当に危なっかしい。そのために「変な記事」でもヘラヘラしながら同意コメントとかやったり、その他者に肯定されるような記事を書こうとしてる間に頭が悪くなってる人が多数見られます。
「軌道に乗るまでは」とか言ってるアホもいますが、記事を続けるモチベーションくらい自分で維持できないならやめとけ。アルファブロガーのちきりんさんですら有名に成るまで3年間はコツコツ書き続けてたのだから、最低100記事くらいは注目なんかされなくても書き続けられるくらいでなくてどうするのかと。
また、一番近いところにはむしろ、同意できない時は素直にツッコミをいれてくれる人がいたほうが良いです。ちゃんと分かってくれてる人からの批判なら耳に入りやすい。そうやってモニタリングしてもらうくらいの関係の方が健全だと思います。



目立つようになってから伸び悩んだ時期に、ガツガツせずに落ち着いて考えたいこと

⑥他の人に振り回されず自分のスタイルを常に意識する
「不特定多数へのバズ」を狙うホームラン型と「固定読者を増やす」安打量産型のどちらが自分にあっているかを考える。まぁはてなはバズった時に読者登録してもらえることが多いから、バズ狙ったほうがいいのかもしれないですが。
ちきりんさんはこれについて「育成型」をていしょうされてました。読者の反応が目に見えにくいですが、自分の理想や優先順位と読者のニーズがずれないように気をつけるそうです。



⑦「読者のことを考えて記事を書く」を忘れないように
相手が何を求めているかを考えずに、自分の自慢話をしても意味がない。読者に好かれようとしたり、アクセスを増やそうと焦ってむやみに記事を乱発したり記事を長くしすぎて質が低くなったり読者に興味のない話をしまくると逆に読者にうんざりされるようになる。「アニ○ズム」や「○ジ熊」なんかがそうですね。 こういう風に「たくさん記事更新したから評価して欲しい」という自己満足に陥ってしまったらおしまい。耳が痛い話です。
「無理に好かれようとする」のをやめる。読者をしっかり立てる、という心構えを持つ。「嫌われないように」「関係を維持し続ける」だけでもその期間が長くなれば徐々に好かれるように成るのだ思って焦らず取り組もう。



⑧読後感を大切にしてリピートしたいという気にさせる
一度「バズ」を経験すると注目をあつめるためにどうするかは気にするようになるけれど、「検索流入」依存になるとキーワード探しや煽り文句ばかり考えるように成るのか、「煽り」や「極論」など読み心地があまりよくない記事を書くようになる人がちらほらいます。 「○二才」「ちる○ぐ」や「トマト」「や○ろぐ」系列なんかがそうですね。

読んだ人が「これ好き」「納得できる」といって帰ってくれるような記事をかけるようになりたいですね。一番良い反応は、読者がコメント欄やトラバで自分の話をしてくれれば、相当こちらに気を許してくれてるのかなーと思います。 
……といいつつ、この記事はめっちゃ印象悪いと思いますが(笑)

(さらにこの本では「欲求を刺激する」ツァルガイニク効果を使って客をコントロールする姿勢を賞賛してましたが、ブログではそこまでえげつないことはやらなくてもいいでしょう)



読者と「仲間関係」「連携」するとより活動範囲が広がる可能性がある

⑨目標とプロセスを共有する
私は互助会についてネガティブな指摘をすることが多いですが、チンケな✩やブクマのやり取りで終わるんじゃなくて、お互いが自立した関係で、かつもうちょっと大きな目標を共有して取り組む、という話であれば決して悪く無い考えだと思うんですよね。 

まず自分が真っ先に行動をしながら、やりたいことや、その取組の過程を表明する。そこに読者もコメントや情報提供のような形で関わったり、相談して関われるようにする。 よく言われますが「ぐるりみち」さんなんかはそういう形で輪を広げてるイメージありますね。批判が多い「イケ○ハヤト」さん界隈や「ち○りん」さんの取り組みなんかも、部分的には見習うべき点が多いと思います。

自分だけでなくて、「読者も一緒に連れて行く」みたいな形ができれば強いのかなと。逆に「俺はそこそこはてなで力を持っている」みたいなことを言ってる人は自分が認められてることばっかり考えてるからダメですね。




⑩読者をこういうものだと決めつけて批判してしまうような人は、どこかで頭打ちする

①で書いたように、読者はわがままや気まぐれだし、自分の望んだ通りの行動はしてくれない。そういう時にそれを否定してしまうような人は、自分にあった読者としか付き合えないからどんどん内側にこもっていくように成る。多分ブログよりもSNSが向いてるタイプの人だということでしょう。

そういう時に、読者の反応を否定せず、常に受け入れる余地を作っておく。自分の器を広げるチャンスだと考える。そしてこの人は何を望んでいるのだろうとか、何か共感できるポイントは無いかと考えるのが大事なんだそうですが……

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「自分」という枠をこえて、より高い次元に挑戦する

「自分が自分が」から脱却して、チームとして取り組んだり、人と人を仲介するハブになれればよりできることが増えて、人から求められるようになる……という感じでしょうか。

No1ホステスから、クラブ運営者になった人の話が最後に出てくる。運営の立場になると「マッチング」を考える立場になるので、話がさらに上のレイヤーになります。このあたりは正直別のビジネス書読んだほうが良いなと思ったので割愛。




本について

今までのブログの読者さんで私がこういう本読んでるのは「らしくない」と思われたかもしれないので蛇足ながら説明しておきます。

この本の著者は堀江貴文さんと斎藤由多加さん。私は堀江さんが苦手な上、堀江さんはホイホイ名前貸ししたり勝手に名前を使われているだけで実際はノータッチのものが多いイメージが有り、さらにタイトルがコレ、というのでいろいろ抵抗ありました。(一応今回はちゃんと共著のようです。こういう企画もやってたしね)


しかし私は共著者の斎藤由多加さんが好きなんですよ。「シーマン」の開発者でもあり、過去にこの人が書いた「ハンバーガーを待つ3分間の値段」は本当に面白い本だったので斎藤由多加さんに期待して購入したという感じです。

「指名される技術」ではなく「ハンバーガーを待つ3分間の値段」の宣伝になれば、と思ってこの記事も書きました。もしこの記事で1つでも役に立つ内容があったなーと思ったら「ハンバーガーを待つ3分間の値段」はこの10倍面白いですので是非読んでみてください。