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「進撃の巨人」 マーレ国から見た歴史と9人の巨人まとめ

14巻で読むのをやめていましたが、この休み中に23巻まで一気に読みました。

20巻以降、ようやく世界の成り立ちが明らかになってきたわけですが、逆に世界の成り立ちがあらわになったことで
一定のオリジナリティは維持しつつも「なんか見たこと有る話だな」って印象になっていくのは面白いですね。

登場人物の名前から、この話が北欧神話をベースにしながらも
作者自身が言うように「マブラヴオルタネイティブ」やら「グレンラガン」へのオマージュを多分に含んでいるのがよくわかります。

18巻までは、自分たちが生き延びるために巨人のいる残酷な世界と戦って勝利し、より開かれた世界を目指す、というお話だったのですが世界の外が見えてきたことで「自分たちこそが世界の敵だった」ことが判明し、世界観が反転する展開は「東京グール」を思い出しますね。

正直、相変わらずマンガとして読みやすいとは言えず、一話ずつ読むとあんまり楽しくないので、またある程度期間をためて一気に読んでしまいたいと思います。






とりあえず次回一気読みする際の整理のために情報を整理しておきます。

マーレ国から見た進撃の巨人の世界


①壁の中の世界

100年以上前、巨人の力によって世界に覇をとなえていたエルディア王家という国があった。

このエルディア人だけは、巨人になる特殊な性質を持っており、その力によって世界を支配していた。


しかし100年以上前の戦争では、エルディアはマーレ国との戦いに破れ?王家は大陸から離れた孤島パラディ島に逃亡。

方法は不明だが、巨人を硬質化させて巨大な壁を築き、その壁の中で100年ほどの束の間の平穏を過ごし、緩やかに滅びていくことを決意する。

そのために、壁の中に逃げ込んだ人間すべての記憶を改ざんし、王家以外は壁の外に人類が住める世界が存在しない、ということにして統治していた。




②壁の外の世界

一方、エルディア王家との戦いに勝利したマーレ国は、エルディア王家を追い出した後、エルディア国の人間を収容所にて管理した。

こちらも歴史を改ざんし、エルディア人は悪魔の末裔として徹底的に弾圧する一方で、エルディア人を巨人化させ兵力として運用する。 

さらに選ばれた人間には「6人の巨人の脊髄液」を注入して特別な巨人とし、この戦力を持って勢力図を拡大していく。

しかし他の国もマーレ国の巨人兵力に負けないよう、科学技術を発展させ、徐々にマーレ国はジリ貧になっていく。

苦境に陥ったマーレ国は、パラディ島の戦力も我が物にしようと計画する。




③1巻から20巻までで起きた出来事

・まず11年前に壁を破って侵入し、その際

「ライナー(鎧の巨人)」
「ベルトルト(超大型巨人)」
「アニ(女型巨人)」
「ユミル(小さな巨人)(顎型巨人)」

をスパイとして潜入させ始祖・進撃の巨人の力のありかを探る。



・4年前には「始祖の力」と「進撃の巨人」の両方の力を「エレン」が所有していることをつきとめ、

彼を本国に連れ去るべく

「ジーク(獣の巨人)」

を派遣して侵攻作戦を行うが失敗する。

この時の失敗で逆に女型巨人・超大型巨人の2つを失ってしまう。





④21巻から4年間の出来事

戦力が低下したマーレ国に対して、中東連合が反旗を翻し、4年間の戦争が行われることになった。

痛み分けで一時的に休戦状態となったが、今後こそ追い詰められたマーレ国は、再度パラディ島の始祖の力を奪おうと再度侵攻を始めるのだった。





というわけで、9人の巨人が鍵になります。

9人の巨人についてはこのページに書いてあるとおりです。
【進撃の巨人考察】九つの巨人の能力をおさらいしてみる♠それぞれの特殊能力は何♣ | マンガ好き.com【マンガ好きドットコム】


パラディ島の楽園(ウォール・マリア内)にいる巨人


◆始祖の巨人(現在はエレン・イェーガーが所持)
フリッツ家(レイス家)の人間が継承した時だけ本来の能力を発動するが、その場合は、フリッツ家の呪縛に支配されてしまう。
ただし、王家の血を引く「ダイナ・フリッツ」が巨人化した奇行種とエレンが接触した際のみ特殊効果が発動する模様。

継承順としては

ウーリ→フリーダ

→グリシャ(進撃の巨人を所有した状態のグリシャがフリーダを喰った)

→エレン(グリシャがフリーダから能力を継承した後エレンに脊髄液を注射。グリシャはエレンが食い殺した)




①進撃の巨人(現在はエレン・イェーガーが所持)

継承順は

エレン・クルーガー(フクロウ)→グリシャ・イェーガー→エレン・イェーガー

能力自体は硬質化くらいしかいまのところ判明していない。

鎧の巨人の脊髄液を摂取して硬質化能力を強化したり、

始祖の能力を部分的に得ていたりするので他の巨人の能力を取り組む力がある可能性アリ。

エレンは幼い頃に注射されているので寿命はあと6年。




②女型巨人(現在はアニ・レオンハートが所持)

アニは捕らえられた後全身を硬質化して会話ができない状態。

11歳の時に巨人を継承しているためあと2年しか寿命がない。

その後の展開で「4年間凍結」されるがこれは、この寿命問題を解決するためだろう。





③超大型巨人(現在はアルミンが所持)

継承順は

ベルハルト・フーバー →アルミン

返信の爆発だけで周囲を壊滅させ、さらに蒸気による範囲攻撃が可能。
身体も大きく、巨人の中でもチートだが、燃費が非常に悪く長時間の活動ができない。




④最強の巨人(ロッド・レイスが最後に変身したもの。始祖と同じ?)
不明。




マーレ王国が所持する戦力

①獣の巨人(現在はジークが所有)

後継者候補は「コルト」

ジーク(驚異の子)は始祖の血を引く「ダイナ・フリッツ」と「グリシャ・イェーガー」の子であるため、
掛け声で、ジークの脊髄液を投与されたエルディア人を叫び声によって無垢の巨人に変化させ、さらに統率することが可能。




②鎧の巨人(現在はライナー・ブラウンが所有)

9年前のパラディ島奪還作戦において

後継者候補は、同じブラウン家の「ガビ」だが
ガビを守るために「ファルコ」がこの地位を得ようと奮闘中。




③顎の巨人(現在はポルコ・ガリアードが所有)

「小さな巨人」とも言う。

継承順は

マルセル・ガリアード →ユミル →ポルコ・ガリアード。

マルセルのあとユミルに継承させた理由は?

能力として「無垢の巨人の攻撃を引き寄せる自己犠牲能力」みたいなのがある。




④車力の巨人(現在はピークが所有)
4足歩行。




⑤戦槌の巨人(未登場。マーレ貴族のタイバー家が所有)

名前だけ出てきている巨人




中東連合が保有する戦力

巨人以外の陸海軍の戦力は圧倒的に中東連合が上回っている。

巨人のちからがすべてを支配する時代はもうすぐ終わりを迎えており、

航空戦力が本格化する前に始祖の力を手に入れられなければマーレ王国は滅びる。





①陸軍
装甲戦車
対巨人砲徹甲弾を放つ。「鎧の巨人」の装甲をも貫く力を持つ。


②海軍
マーレ国を圧倒しており、もはやマーレ国は制海権を失っている。
遥かに遠方から攻撃することが可能であり、もはやマーレ国は巨人を用いても相手国を侵攻することは困難。


③航空戦力
まだこれは所有していないが、まもなく実現化の恐れがあり、この戦力が実現した時にはマーレ国は巨人の力の優位性を完全に失い滅びることになる。