頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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「ブログは書けば書くほど楽になるよ」というお話です

www.jigowatt121.com
読みました。

この記事本当に素晴らしいと思います。

初心者だけといわず文章を書くことが好きで、ネットで何か書いてる人みんなに読んでほしいです。


特に重要だと思うのが

・ブログは「広義のインプット」である
・未来の自分に仕掛ける感覚

の二つです。この2つの部分は特に意識して読んでみてください。

これが心でも理解できた時(自分にとって当たり前になった時)に、ブログは心から楽しいって思えるようになりますよ。



・・・それにしてもここまでわかりやすくまとめられているのは本当にすごいと思う。
多分、ずっとブログが続いてる人はみんな結騎さんの言うことすごく同意だと思うんです。

私も以前に初心者の人に向けて同じような趣旨の記事を書いたことがあります。
読者数1000名、PV500万を達成できたので、最近ブログ始めたての人宛てに思ったこと書く - 頭の上にミカンをのせる
「ブログって大部分は自分のためのインプットだと思ったほうがいいよ」とか共通してることも書いてます。でも、自分がここまで簡潔に、かつ網羅的に語られている記事かけるかというと少なくとも今の私にはまだ書けない。

こういう「ほかの人の書いた記事のすごさがわかる」のもブログを自分で書いてるゆえの楽しみかなと思います。




差し出がましいですが、上のブログに関連して、2つほど補足というか、自分の言葉で語りたいことがありますので語っていきますね。

1つめ 「ブログは書けば書くほど楽になる」ということをまず理屈として理解しておいてほしい

私が好きなことわざに “All things are difficult before they are easy.”というのがあります。
日本語のことわざだと「習るより慣れろ」に対応しますけど、直訳である「全てのことは、簡単になる前は難しい」が好きです。



ブログも同じで、書き始めの頃が一番難しいです。これはたんなる慣れの問題ではないです。

私はつい最近もう一つ投資ブログを始めたところですが、書きあぐねてます。

「自分がまだ何も書いてない状態」だと
私みたいに5年以上毎日ブログ書いてて、書くこと自体には慣れまくってる人間でもなかなか記事が書けないんです。

だから始めたての人が「なかなか書けないのは当たり前」だと思ってください。


なぜ最初の頃ほど書くのが難しいか?

それは「ネットにおいては、自分が先に書いていたことは何度でも再利用できるけど、始めたばかりの人には何もないから」です。

RPGでいえば、装備がない状態なんですね。

当たり前ですが、人間、いつもいつも新しいことばっかり思いつくわけじゃないです。

むしろほとんどの場合は
「①日々同じような生活を送りながら感じていることが少しずつことが積もって
 ②それが少しずつ考えが明確になっていって
 ③ある時形をとる
 ④形になった考えをベースに、さらに考えを発展させていく」
という流れになると思います。

自分の考えを100%相手に伝えたいと思ったら、本当は①~④の過程をすべて共有したいんですよね。


でも、それを本当に真摯に全部文章で伝えようとすると、膨大な量になってしまいます。

最初に何も書いてないときは、本当に一から説明しないと何も伝わりません。

たまにnoteとか増田で今まで全く蓄積がなかった人の文章がバズるときがありますが、
そういう記事ってだいたいすごく長い文章ですよね。
あれを文章書き始めの人が目指すと本当に大変です。

(※はてなブログだとたまに「ジャニオタ」の人の魂の叫びが発見されてバズることがありますが、あのくらいの情熱が必要になるわけですね)

なぜ書き続けていると楽になってくるのか?

普段から①や②の部分を書き続けていたら、ネット上にも蓄積が生まれます。
ある程度形になった③みたいなものもまとめて残しておくこともできます。

そうすると、何か自分が言いたいことがあった時に毎回①~④まで書かなくてよくなるんです。
特に、「例をあげて説明する」みたいな必要があるときに、普段からブログ書いてるとめっちゃ楽です。



実際に、わたしのブログ読んでくださってる方は、新しい記事を書く時でも過去記事をバンバン引用しているのはご存じだと思います。

しかも、自分も何度も同じようなことを書いているうちに、どんどん考えが明確になっていきます。人間って不思議なもので、考えが明確になればなるほど、表現がシンプルになっていきます。ずっと考えているうちに、余計なものがそぎ落とされていって、最後に本当に大事な核みたいなものが残る。何度も考えているうちに「キラーフレーズ」みたいなものが浮かんでくくればしめたもの。あとは余計なことを書かなくても短く物事を表現できるようになってくることはあります。


まとめると
①書いているうちに頭が整理されてきて、物事を伝えやすくなってくる。攻撃力(バズり力)が上がる。
②必要な説明を過去記事に任せられるようになる。いろんなパーツを流用できる。すばやさが上がる。
③さらに、精神的にも、蓄積があると「自分の言ったことが誤解されるのでは」という恐れが減る。*1防御力が上がる。


という3つの要素があるので、最初はしんどくても
続けていれば絶対にブログは楽になるし最初の頃はなかなか書けなかったことがどんどん書けるようなっていきます
最初のうちにしんどいのは当たり前だけどやっていくうちに絶対に楽になると信じて30~50記事の間続けてほしいです。






ただし、「続けていくうちに楽になる」ためにはある条件が絶対に必要です。これが二つ目に補足しておきたいことです。

2つめ 「後々楽になる蓄積」を作っていくためには「自分の心に正直であること」が絶対に必要

ブログに書く内容はどんな内容でも構わないです。自分が興味を持った情報のメモだけとか、取りとめもない考えとか、なんでもいいです。それをコツコツとやっていればきっと蓄積になってくれます。

でも、「バズるために自分の関心のないものを取り上げた」とか「人気になるために心にもないことを言った」みたいなのだけはやめた方がいい。自分の心に嘘をつくのはほんとにやめた方がいいです。一番ダメなのが、興味ない話題や興味のないブログに「〇〇が好きです」とか「あなたのブログすごいですね」みたいなことを言ってしまう互助会的なもの。

これをやると、ブログの過去ログが「蓄積」にならず「バグ」とか「足かせ」になってしまいます。

自分が本当に思ったことを言おうという時に「あの時言ってたことと違うだろ」となってしまう。考えが変わったのであればそれを正直に述べることもできるけど、嘘だった場合はそういう訂正もできない。本心からのことであれば方向転換も簡単だけど、嘘をつくとどんどんとねじれていっておかしくなっちゃうことが多いです。

私はそういうやってつぶれていった人たちをたくさん見てきました。皆さんにはそういうもったいないケースにならないでほしいです。


一冊だけおススメ。

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)

ブログをやろうとしている人が最初に読むべき本は、ブログについて書いてる本じゃなくて、こういう風に「物事を伝えるとはどういうことか」という話を描いてくれてる本だと思います。「メディア力」という言葉を2004年の時点ですでに考えていた山田ズーニーさんは本当にすごいと思う。いまだにこの本を若い時に読めてよかったと思う一冊です。
さらっと読めて役に立つし、今だったらどこの図書館でも必ず借りられると思うので、気軽に読んでみてください。


“Haste makes Waste.” 急がば回れ

本当に続くかどうかはやってみないとわかりません。わからないけれど、焦らず自分が思ったことや本当に興味があることを書き続けるっていうことさえ意識してほしいなと思います。

皆さんのブログライフが、楽しいものになりますように。





<おまけ>
こういうコメントいただいたんですけど、これは一理あると思う。

dazz_2001 ブログって、昔はもっと気軽に自分用のメモとして使っていた気がするし、今でもそれで良いと思うんだけど、みんなシャチホコばり過ぎ

これについても簡単に書いておきます。ちょっとした裏技ですね。
「書き捨てブログ」のススメについて - 先物手口とマンガの感想

*1:「そのことについてはちゃんとこの記事の時に真剣に考えた」といえるから。むしろ邪推したり揶揄したりする人間を返り討ちにできます。はてブはそういう難癖付けるのが生きがいの嫌味な人が多いから結構大事です