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インデックスバブルはいつまで続くか

hayatoito.github.io

素晴らしい記事です。投資というとリターンの話しかしないアフィカスの記事ばかりが目立つ中、きちんとリスクとリターンを関連付け、その中で自分の取れるリスクの中でどういう配分でリスク資産を持つべきかについて考えています。


とりあえずブクマだけしたという人も、この記事で書かれているアセットアロケーションという単語だけでも覚えておいてほしい。さらに詳しく知りたいという人は太田さんの本などを読んでください。

株が上がっても下がってもしっかり稼ぐ投資のルール -バイ・アンド・ホールドを超えて (日経ビジネス人文庫)

株が上がっても下がってもしっかり稼ぐ投資のルール -バイ・アンド・ホールドを超えて (日経ビジネス人文庫)

  • 作者:太田 忠
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2013/08/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



その上でやや注意点を補足しておきます。



私は個別株投資や先物投資までやってるから人のこと言えないのですが上の記事は「資産運用の初心者向け」とはいいがたいです。

というわけでそれなりに高リスクな投資を推奨しています。もっと低リスクな投資行動を選択肢に入れてしかるべきなのに。保険屋さんとか怒るでしょそりゃ。


それでもこの記事が絶賛されているのはひとえに「インデックスに投資していれば長い目で見れば年平均数%の利回りでプラスになる」のが前提になってるからです。

これのせいで、本来考慮すべきリスクはほぼないものとして扱われている気がします。


「10年単位でインデックスへ投資してもプラスを保証しない」のがバブル後の日本だった。

実際にそうなってるじゃないか、何が問題なんだ?と言われればそうなんですが
私は現在の米国株インデックスは明確にバブルであり永続的なものではないと考えていますし、今トランプがやらかしていることは、崩壊したときにアメリカをしてそれなりに後遺症を伴うものだと思います。

kamomenotoushi.hatenablog.com


減税や異常なまでの量的緩和、借金をしてまで自社株買いをするといったいびつな現状をベースとしたアメリカ株のEPSやBPSは果たして今後も維持できるレベルでしょうか?まして、そのEPSやBPSの伸びを前提とした高水準のPBRやEV/EBITDAは維持されるのか?

私はあまりそう思ってません。2020年は間違いなくバブルの年になると考えているので今年前半に買うのは止めませんが、そのあとは絶対の聖杯のように思っていると危険なのではないかと私は考えています。

日本インデックスはかつて1990年代に「PER40倍 PBR5倍」の水準まで買われた後、BPSが右肩上がりの軌道にもどる=放ったらかしにしておけば年平均でプラスを期待できる状態まで、20年近い時間を要しました。

この時の日本は国内だけの熱狂でありとびぬけて異常だったと思いますしアメリカが同じレベルだとは全く思ってませんが

club109.hatenablog.com

アメリカのシラー係数も相当異常値に来ているのは確かです。
stock-marketdata.com


そろそろ、インデックス投資はそれなりに高リスクな商品という認識においてアセットアロケーションを考えたほうが良いのではないでしょうか?
www.tyoshiki.com



ただし、あくまでこういうことも考慮しておいたほうがいいという話なだけであって相変わらず日本でよく知らずに小型株投資するくらいだったら、インデックス投資のほうがはるかにお勧めであると思います。

www.tyoshiki.com