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【4月16日まで】とりあえずニトロプラスのゲームの紹介でお茶濁しておきます

イブニクル2全力でプレイ中のためブログ更新が完全に滞ってますがご容赦ください……
RPGゲームは一度始めるとクリアするまで止められないタイプの人間なのです。(現在7章のうち4章までクリアしたところです)

というわけでとりあえず今日はニトロプラスのゲームの紹介でお茶濁しておきます。

al.dmm.co.jp

ラインナップの中では「装甲悪鬼村正」と「スマガ!」が一番人気高いです

もちろんこの二つもプレイしましたがとても面白かったのでおススメです。


・「スマガ」はループ物のノベルゲーム全盛時代の後半期に当たる作品で「集大成」的なところがあります。

単に物語をループさせるだけでなく、そのループ構造を作り出してるメタ構造もしっかり作品内で描写するしさらに物語内物語と観客(プレイヤー)の関係を描いたり、そもそも「エロゲの主人公と主人公の関係性」について明確にその区別を行ってみたりしてとにかく「ループ物」をたくさんプレイしてきたノベルゲー大好き人間を楽しませてくれました。その上で、最終的に力業でこういうメタ構造をぶっ壊してハッピーエンドを描くという熱血展開は「グレンラガン」などのトリガーアニメ好きな人にはたまらないド直球エンタメ作品でもありました。
ただでさえメタメタしいのに、ボリュームも超欲張りてんこ盛りすぎてアニメ化はしませんでしたが、シュタインズ・ゲートより好きって人もいると思います。

OP曲とED曲めっちゃ好き……。

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・「装甲悪鬼村正」はとにかく格好良い作品です

「善悪相殺」という呪いを持つ人物が主人公。善か悪どちらか片方に肩入れすれば、結果としてそのどちらをも殺してしまうため、一方的に悪を倒して善を守るというようなわかりやすいヒーローにはなれない存在です。それゆえに最初はひたすらに陰鬱な感じであり、展開のスローさもあってプレイしてて眠たくなるくらいですが、2章を超えたあたりからべらぼうに面白くなります。 最終的には「善悪」の領域を超越した存在とのバトルになっていくのですが、個別ルートも面白かった。正直正確にはあんまり覚えてないのでプレイ直後にちゃんとメモ取っておけばよかった……。

ストーリーもさることながらガンカタ大好きでエロゲーなのにエロより戦いの描写に力が入ってしまうニトロプラスの本領発揮で、甲冑姿のモビルスーツによる殺し合いはめちゃくちゃ熱かったです。

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・他にも「君と彼女と彼女の恋」という唯一無二のシステムを持つゲームとか(初回版はバグのせいで評価低いですがDL版は修正されてます。前知識なしでプレイしてほしい…といいつつちょっとネタバレOP)

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・私が初めて「クトゥルフ」的なものに触れるきっかけになった「デモンベイン」シリーズとか。



ニトロプラスには本当にお世話になりましたし、今からでもどのゲームやっても楽しめると思います。


ループものよりも、バトルものよりも、コミュニケーションそのものを丁寧に描いた作品が一番楽しかった思い出

でも、そんな中で、私はあえてこの作品推し。


塵骸魔京 Windows10対応版


このゲーム、私はめちゃくちゃ好きなんですが世間的にはすっかり忘れられた存在になってしまってます。

発売当時も評価それほど高くなかった。(同日発売の「あやかしびと」はめちゃくちゃ人気高かった)

いや、確かにすごい理屈っぽかったし、オチがすごい爽快というわけではなかったので
エンタメ作品としては弱かったかもしれないけど、個人的にはめちゃくちゃ感銘をうけたゲームです。



私このブログで時々このフレーズを引用しますけど

「人間は、色々なことをしゃべりますけれど、本当は、二つのことしか言ってないんです。



一つは、私は、ここにいます。


そして、もう一つは。あなたが、そこにいてよかった



それだけですよ。でも、何度言っても、それを言い尽くせないから、みんな、しゃべるのをやめないんです」 

このゲームが出典です。

この作品はそんな感じで「コミュニケーション」についていろいろ考えさせられる作品でした。




このゲームの主人公の九門くんは超絶コミュ障だけど、周りの人間には常に敬意をもって接するんですよね。

そんな主人公の周りにはやっぱりいい奴ばっかりで温かい日常シーンが描かれるし、

彼のコミュニケーションに対する姿勢は「人外の存在」に対するときでも変わらないんですよね。

このゲームは人外の存在によって日常が侵食される作品であり、そんな中でも全く変わらない九門くんは作中でも異常な存在として扱われますが、私はむしろそのぶれなさにめちゃくちゃ感情移入しましたし、すごく憧れました。



あと、この主人公人間の感情の機微にはすごい疎いのに

グルメレポートかめちゃくちゃ美味しそうなので、そういうところも好き。




そんなわけで、正直ストーリーそのものよりも主人公がいろんな登場人物と会話してるその様を眺めるだけでも楽しかった。

私この当時は今と違って体力有り余ってて徹夜余裕な人間だったのでだいたい買ってきたエロゲは1日か2日でクリアしてしまってたのですが、このゲームはめちゃくちゃ時間かけてゆっくり味わいながらプレイしたという記憶があります。




当時ですら万人受けするゲームじゃなかったし今となってはもう古いってなりそうだけどむしろ今みたいに社会が分断されまくってる時にこそこのゲームの主人公である九門くんのようなひたすらぶれない主人公像が評価されてほしいって気持ちがあります。


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というわけで。

少しでも興味持った人はこの機会に買っておいていつかプレイしてほしい。
もっといえばプレイ済みで誰かこのゲーム好きな人いたら声かけてほしい。
このゲーム好きという同志がいなくてつらいンゴ……。



蛇足ですが、もう一つニトロプラスで好きなゲームに①「月光のカルネヴァーレ」っていうゲームがあるんですがこっちはセール対象品にないですね……。なぜなのか。シュタインズ・ゲートは売れ筋だからしょうがないとしても、②ファントムも③ヴェドゴニアも④Hello,World!も⑤天使の二丁拳銃も⑥続殺戮のジャンゴ⑦アザナエルもないのはなぜなのか、って思ったら電子データ化されてないのね……ぴえん。