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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ネット民すべてが知っておくべき「情報占有率」という概念について

b.hatena.ne.jp
Colaboの話なので記事の内容についてはあまり触れません。

こういう人たちってマスコミに「取り上げてもらう」というイベントがないと自分たちのやってることに自信が持てないのかな?

ただ、Colaboの話に限らずの一般論という意味でいうと、こういう「〇〇ってこんなに大事なのになんでマスコミは報道しないんだ!」みたいなのってみんな大好きだよね……。 どうせ普段TVでニュースとか見てないだろうに、自分が興味ある話題だけは普段自分が見てない(価値を感じてない)ニュースに「お墨付き」をしてほしがるという心理って何なんだろうね……。


ちなみに同じ東京都の話題であれば、住民監査請求もされて問題も指摘されてるベネッセの件(たぶん数十億単位のやべー問題)とかあるんですけどね……。


結局「はてなブックマークで話題になってるからColaboの件がすごい大きな事件に感じてるだけ」じゃないですかね。他の事件と比較しての意見だと思われないので、いっちゃ悪いですけど「お前の中ではそうなんだろうな」以上の説得力が全くないですね。


ベネッセの件

こちらの件も詳細は触れませんが、ここで言いたいのは「立憲民主党や共産党側がマスコミにひいきされてる」という話には一瞬で反例が示されちゃうよってことです。まぁそしたらそしたで「共産党じゃない。仁藤一派の裏のつながりだ」とか言い出すんでしょうけど、余計に説得力ないですよね。

www.jiji.com

ベネッセの協力会社が採点を担うことや、同テストを原則受けない国私立中の生徒が都立高を受験する際、学力検査の得点から推定して点数を決めることなどを「透明性や公平性に欠ける」と批判する。


www.jcp-tokyo.net

同テストを実施する受験産業大手のベネッセが、3月に東京都教育委員会に提出していたもの。同テストに懸念を持つ都民が情報開示請求して先月28日に入手。同日、インターネット上に公開しました。(中略)「入試改革を考える会」の吉田弘幸さんは「都教委がうそをつき、意図的に隠蔽(いんぺい)してきたことになる」と憤っています。


www.tokyo-np.co.jp

都民ファの桐山ひとみ都議、田之上郁子都議、米川大二郎都議の3人は賛成の白票を投じた。田之上都議は「都教委の暴走が止められない中、ここで体を張ることで、問題の大きさを知ってもらうきっかけになると思った。不公平、不平等な制度は入試に取り入れてはいけない」と説明した。

www.sankei.com

都民ファーストの会が、来春の都立高校入試に活用予定の英語スピーキングテストを巡る条例案の東京都議会採決で造反し、除名処分とした都議3人の処分撤回要請を却下した

暇空茜さんは頑張ってるのに、暇空茜応援団は無能な(自称)味方が多くてかわいそうだなと思う… (特にはてなブックマークユーザーは無能な味方ばっかり)

個人的には、東京都としては優先順位は明らかに

①防衛費に関する増税の問題。
②二番目が東京都で住宅の太陽光パネル問題が見切り発車してしまった問題
③百歩譲って東京ローカルの話題であれば住民監査請求もされて問題も指摘されてるベネッセの件(たぶん数十億単位のやべー問題)

であり、それと比べたらColaboの問題など些細なことだと思います。

Colaboの問題が重要ではないということではなく、それに取り組んでいる暇空茜さんには頑張ってほしいところですが、他のニュースをロクに見てないやつが、たまたまColaboの件で政治に目覚めて「Colabo問題ほど重要な問題をテレビが報道しないのはナニカの陰謀だ」みたいに言ってしまうのはおろか愚かオロカ極まりないと思いますね。

何か明確な「ニュース材料(憶測段階ではなく)」が出なければマスコミも動きにくいだろうということが想像できないのは本当にヤバイ。

ただ、これに対して、渡辺弁護士とかはじめColaboを擁護する人たちが「TVで騒がれないのはColaboが無実だからだよ」みたいに言ってるのもすっごい残念すぎて、カンガルーの争いは同レベルのうんぬんかんぬん・・・なアスキーアートを思い出しました)

両陣営ともに愚かな支持者たちが多い現状を見るに、暇空茜さんが「自分の味方はなるくんと弁護士さんだけだよ」って明言してるのはゲームメイクとして考えるととても賢明なことだと思います。自分の言葉の結果「真の仲間」以外が何を言おうが自分は責任を取らない。むしろ問題ある発言してるやつがいたら積極的に戒める、と先に示しておく方が今の世の中支持者たちの暴走を制御しやすいのでしょう。仲間意識でがんじがらめになってるkutooやColabo陣営は無能で無責任な(自称)味方によってめちゃくちゃ足を引っ張られているのでなおさらそう感じます

こういうことにならないように、「情報占有率」という概念って言葉を知っておくと良いのかなと思います

note.com

上の増田記事を書いたような人は、おそらく毎日のようにColaboの情報を目にするのでしょう。そして、それ以外のニュースなんか全く見てない。

そうすると、増田を書いた人にとっては世の中のニュースのほとんどはColabo関連で埋まってるわけです。世の中がColabo一色に見えてしまう。そういう人にとってはColaboほど大事なことはないってなってしまう。さらに暇空茜さんの頑張りとかを見て、暇空茜さんを応援してる人からしたら感情的にも価値が高まるでしょう。この人にとってはColaboの情報占有率がめちゃくちゃ高いわけです。だから「(自分にとって)こんなに大事なニュースなのになんでTVが扱わないんだ」となってしまいます。


でも、それほどインターネットを見てなくて、新聞などでニュースを見てる側からしたら「Colaboも大事だけどもっと他に大事なニュースもたくさんあるよね」ってなる。そういう人からしたら、Colaboの情報占有率って1%もない状態になります。東京都に関するニュースだけでもいくつか他に重要なニュースがあることを知っていると「このニュースを押しのけてColaboをTVで扱うことになるだろうか」って考えます。そうすると「全くないのは違和感あるけど、まだ裁判も始まってないし憶測段階なんだから大々的に扱うほどじゃないよなあ…裁判が始まったらちょこっと報道されるのでは?」くらいの感覚になりますね。


後ついでに言うと、私は「暇空茜の自称応援団」および「アンチ暇空茜」陣営のもめごとに巻き込まれてすっごい不愉快な思いをさせられたのでこの件について何か語るのが嫌になったし「ともあれはてブは滅びるべきである」という気持ちがより強まっています。


「情報占有率」と「エコーチェンバー」

ここまでお話すると「それエコーチェンバーでしょ。知ってる」って言われそうですがその通りです。増田はいわゆる「エコーチェンバー」というやつにとらわれてるという話であり、これで通じる人にはこの記事は不要です。
一方で「エコーチェンバー」って言っても概念がふわっとしてていまいち話に発展性がないまま終わることが多く、むしろこの言葉は特定の個人を「集団」に放り込んで切断処理をすることで分断を煽るだけの言葉になってしまってる気がします。それよりは、「個人ごとの情報占有率」という風に個人ごとの問題としてとらえられる方が話が扱いやすいと思っています。

何よりも、情報占有率という概念は悪いことだけじゃなくてよい方向にも使えます。

どうすれば、メディア力が高まるのでしょう?一つの考え方が、「情報占有率」です。

人から話しかけられるときに、「あれしろ、これしろって言うけど自分は何もしない人だ」「また批判するだけなんだろうな」とか、嫌な気持ちになること、ありませんか?それは、これまでのその人との対話の中で、マイナスの内容がほとんどを占めているからです。それを情報占有率と言います。

例えば、上司に報告に行くときは、ほとんどがトラブル発生だったとします。すると、上司の立場からすると、自分がやってくると、「あいつ、また何かやらかしたんだな」と警戒するようになるのも当然です。だから対応策としては、日常会話の中でプラスの情報の割合を増やすことです。

苦手な人との付き合い方を考える上でこの考え方はとても重宝しています。

・仲良くしたい人にはプラスの情報を増やそう。今はダメでもそのうち親しくなれるかもしれない。
・仲良くしたない人には塩対応しておこう。今はダメでもそのうちうんざりしていなくなってくれるかも。

っていう感じで、今の関係性ではなくて「将来的にどうなりたいか」で行動を考えることができます。

私はぶっちゃけあまり初対面で人に好かれるようなタイプではないので、一時期はとてもしんどかったのですが、この考え方を知ってから絶望することは以前よりは減った気がします。まぁどうしようもない人もたくさんいますけどね……。

何度も何度も紹介してますが、この短い本から私が得たものはすごく多いです。読んだことない人はぜひ冬休みの間にさっと目を通してみてください。




id:teac_c_138_m  ごめん、何言ってんのかわからない。コメント欄で補足説明してください。人に何かを伝えようとする意志あります? あとあなたのような人こそ「あなたの話はなぜ通じないのか」を読むべきだと思います。