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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「エクソシストを堕とせない」 フェミニズム要素を作中に取り入れながら、それを本題とせず少年漫画の王道展開を描いており、作者の余裕を感じる

なんというか、ものすごく淡々と作られている印象を受ける作品。

マンガを読んでいるというよりはグラフィックノベルを読んでるような感覚。

それでいて、絵はすごく丁寧できれいに描かれていて見てるだけで楽しい。

私はアメコミの事をよく知らないんだけれど、この作品の作者さんはアメコミが好きとかなにかそういう情報あったりしないかな?


フェミニズム要素を作中に取り入れながら、それを本題とせず少年漫画の王道展開を描いており、作者の余裕を感じる

本作品はかなりフェミニズム要素が頻繁に取り入れられているが、無理やり入れている感じというわけじゃなく、割と自然に描かれている。

こういう要素をちゃんと描きつつも、「七つの大罪」に象徴される悪魔に対し
「聖書の言葉」を用いて戦う主人公という形で少年漫画の王道バトル展開もしっかり描かれている。

そして、さらに恋愛描写もやっていくぞーっていう感じでだいぶ欲張りセットになっているのに、作品が破綻していないというのが凄い。

https://shonenjumpplus.com/episode/316190247054743606
https://shonenjumpplus.com/episode/316190247129952795

「まおゆう」とか「クロノクルセイド」好きだったのでなんか懐かしうれしい感覚になる。先ほどグラフィックノベルみたいだなーとは言ったけど、それでも退屈せず読めるのはたぶんネームがうまいんだと思う。1話の導入で「新人」って書かれてたけど、お前のような新人がいるか!というレベル。



とりあえずフェミニズム好きな人が反応しそうなシーンだけピックアップしてまとめるとこんな感じ。

これだけ読んでもどういう作品かわからないと思うのでネタバレにはならんやろとは思います。

マンガが上手いのはよくわかったけど、本命である「主人公とリリンちゃんのおねショタ恋愛」がテーマならちゃんと描いてくれ……。

とはいえ、とりあえず最新の38話まで全部読んでるけど、今のところ面白いなと感じたのはこの辺りまでかな。


ベルゼブブ編は王道バトルマンガでしたけど、正直ここは拍子抜け感があった。

レアの過去エピソードは確かに壮絶だったけれど、これが主人公たちを食ってしまっているというのは逆に言うと作品全体としては問題あると思う。

改めて、バトルだけだとちょっと弱いし、作者が描きたいのはここじゃないということが確認できたと思う。

やはりタイトル通り「愛を知らないショタ神父」と「恋を知りたいサキュバスお姉さん」の恋愛をそろそろちゃんと描いてほしい。

ここから先さらにジャンプするかどうかはわからないので、次に面白いな!って展開が来たらまたこの作品について感想書きたいと思います。

どうでもいいけど、やっぱりフェミというか、「作品外の部分で評価する頭でっかちの人」が気に入ってる感じだな……

こういう楽しみ方してる人って、作品そのものが好きなんじゃないのではないかって思っちゃう。

「自分のイデオロギー>>>作品」な人って何を見ても同じ感想しか持てなくなると思うんだけどそれって楽しいのかな?