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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「自分が加害者になったときに被害者にどう向き合うか」を描いた物語ならぜひ「聖☆高校生」読んで欲しい! ど真ん中オブど真ん中です

togetter.com
元々私がこのブログの一番最初に書いた記事がまさにこれに関する話だったのでめっちゃ反応してしまう。

id:oskdgkmgkkk がすでにご存知だったら申し訳ないですが2作品おすすめさせてほしいです。

「若者」が主人公で、加害者になったことを受け入れて被害者と向き合う物語としておすすめなのは2作品あります。

1つは萩尾望都の「残酷な神が支配する」です。


ただ今回はもう一つの作品を紹介したい。というわけで…

聖☆高校生読め!

※kindle版もあるのだが、なぜかアダルト指定になってるのではてなブログでは存在出来ない。

最初の1巻とか2巻からは想像でもできないくらい傑作です。
私が☆5をつけているマンガの中でも特に高い評価をしている作品。超傑作です。

www.tyoshiki.com


まず「聖☆高校生」を読み、それが面白かったら「残酷な神が支配する」にチャレンジするといいと思います。
もちろん「残酷な神が支配する」が好きな人を知ってる人は「聖☆高校生」を楽しめるでしょう。




「聖☆高校生」のざっくりあらすじ

複雑な経緯があしネタバレ無しで読んでほしいので説明はしないがずっと弱者の立場の人間でどちらかというといじめられる側だった主人公はあるとき抗いようのない流れによってぐうの音も出ない「性加害者」の立場になってしまう。
しかし、今までずっと弱者として生きてきたから自分は善良な人間であると信じ加害者になることを想像すらできていなかった主人公はその事実を受け止めきれずにそれまで生きてきた世界(優しい家族や平和な学生生活)から逃げ出す。(自分を弱者だと思ってる人が、自分が加害者の立場になった時に認知不協和で発狂する様子が無茶苦茶丁寧に描かれてるので、そのシーンだけでも見てほしい

逃げ出してたどり着いた先は今まで全く知らない路地裏の世界だった。この世界で主人公は逆に自分が性被害の被害者になり、自殺も考えるまで追い詰められる。なんとか踏みとどまりそこから「加害者でもあり被害者でもある存在」という立場でたくましく生き延びる。
最終的には再び学校に戻り、自分が加害してしまった女子生徒や自分の運命を狂わせた存在と向き合うことになるが…という話。


ちょっと加害者の立場を指摘されただけですぐ発狂しちゃうくらいメンタルが弱いはてブ民には刺激が強すぎるかもしれないけれど
私のブログを普段から読んでくれている人ならば絶対に好きだと思う。


ついでだから耐性低そうなはてブ民向けのチョイスも

ちょっと怖いという人は、かなりこの問題が薄められている「聲の形」や「ガンスリンガー・ガール」あたりから読み始めるといいかも?

まぁ、聲の形ですら耐えられなくて発狂してたFranなんとかさんっていましたからこれですら無理な人いそうだけど・・・。


「罪と罰」はあくまで「罪」としか向き合ってなくて被害者とは向き合ってないと思うかな・・・


まとめにあったこのあたりの作品も読んでみたい

主人公の「いつも私だけが正しかった。この世にもし真実があったとしたら、それは私だ。私が死ぬのは悪しき者どもから私の心を守るためだ。私は死ぬ。私の勝ちだ。私は人生に勝った」という遺書で終わる『銭ゲバ』

www.youtube.com

「きのこぬん/Mushtopia」更生した加害者達へかつての被害者が復讐して次の加害者となり、それが連鎖していく地獄みたいなゲーム。