頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
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「桜田の☓☓レポ2」感想  「サンプル数1」「異性のことはわからない」を克服するための取り組みがすごく面白い。セックスに興味なくてもコミュニケーションの本として超おすすめ!

前作が面白かったので読んでみた。これは「一般向け書籍」なので、はてなブログで紹介しても問題はないはず・・・
もちろんこのブログでは一切エロ描写のところは取り上げませんのでご安心してお読み下さい。


こんなん紙で所有できないから電子書籍で買うしかないのだが、現在はDMMでしか取り扱いがない。Kindle版は5月4日発売だそうです。



今回はエロ漫画とかでよく見る話を実際に試してみてその感想を描くというコンセプトになってます。
1章が「チャレンジの章」、2章が「体験の章」、3章が「コミュニケーションの章」となっています。

まずは3Pに対する幻想をぶち壊す!

エロ漫画だと結構よく見る3Pシーンですが、実際にやってみると男も女もすごく大変らしい・・・。


初っ端から「犯人たちの事件簿」パロでワロタ。

もうこの時点で結構面白いのだけれど、まだまだたくさんチャレンジしていきます。



体験の章は普通に参考になる

1:バイアグラもみんな名前は知ってるけど、若い人が試すと大変なことになるらしい

確かに「硬さ」を得られて女性は満足度がすごく高いらしいが男側は悲惨。
やってるときから動悸がはげしくなったり、頭痛になったり、翌日の副作用がだるかったりする。

なお、女性用バイアグラもあるというのは初めて知った。
低血圧の女性がやると死ぬ恐れもあるらしいから、ちゃんとお医者さんで処方してもらいましょう。


2:アダルトグッズで話題のやつを取り扱ったコーナーではかなりシビアな評価がされている。

☆1の評価をつけるものも多いなか、1つだけめちゃくちゃ評価が高いやつがある。

そのメーカーの名はTENGA。やっぱりTENGAってすごいんだなと再確認。

女性は自分でエログッズにお金をかけることが少なく男性からのプレゼントに頼ることが多いらしいが
とにかく女性向けグッズは当たり外れが激しいので、男側もちゃんと理解しておく必要があるよとアドバイス。


3:野外プレイや野外バイブは男性だけが嬉しくて女性は全くうれしくないらしい



とまぁチャレンジ編はこんな感じ。

一番面白かったのはやはり「体験編」

こういうのって自分では一切縁が無い世界だから、単純にフィクションとして面白い。


特に面白かったのが「クンニ道場」編と「占い屋を数店舗ハシゴする」編

1:まずクンニ道場。うさんくさいもの見たさで行ってみたら超絶真面目に座学をやってたりする。


真面目な教室なので、講師からめっちゃダメ出しされるし女性から採点までされてしまう。

たくさんの女性と経験してきて自信があった男が、完全に否定されるのエグい・・・。

実際、男性のほとんどは前戯についてはほとんどなにも知らないらしい。
女性はされて嫌なことがめちゃくちゃ多いのだが、男性には説明しないことが多い。
そもそも女性だってどうやったらより気持ちよくなるのかは体験してみないとわからない。
あんまり気持ちよくなくても「こういうものなのか」と妥協しがちなのだとか。
というわけでちゃんと説明して育ててくれる女性でないと男は何回やっても下手なままなので、
こういうところでもコミュニケーションが大事なのだなということがわかる。


2:占い編についてもかなり意外な結果になっている。
(こちらは一部だけ紹介するのは危険だと思ったので省略。実際に読んでみてください)


3:「鶴子の恩返し」というマンガが面白かったので最近微妙に気になってるコンカフェ体験編も女性目線の評価が面白かった。

男だと絶対無理だけれど、女性の立場を活かしてキャストの人をガンガン掘り下げていく。
メイドカフェとかコンカフェが好きな人は夢が無くなりそうになるから気をつけたほうがいいかも・・・。

なお、メイド喫茶くらいしか知らないこちらとしては、コンカフェのバリエーションに驚かされる。


コミュニケーション編は実際に読んでみてください!

さすがに描きおろしのレズ風俗の話とかはもう絶対自分で読んだほうがいいです。


といいつつちょっとだけ語るけれども、まじでここから先は自分で読んだほうが面白いです。読め!




1でも思ったのだけれどこの作者さんのいいところは
「自分の体験だけだとサンプル数1だから偏りがあるかも」
「女の側でけではわからないこともあるのでは」ということをちゃんと意識していることです。

「お母さんの正体」のときも思いましたが、SNSでバズるような話って
サンプル数1だったり女視点に偏りすぎてて男に対する解像度がやたら低いんですよね。逆に男が語る女性語りも同様なのでしょう。
そのことをちゃんと意識して解像度を高めようとしているところがほんとに好きです。

だから、この作者さんは「サンプル数を増やす」「男性側の意見も聞く」を積極的にやっており
それ故に、解像度が高く、かつ複数の視点から見ているのでだいぶ納得感が上がってきます。


1:出会い系でモテている男の話と、失敗してる男の話の対比も面白い。
申し訳ないけれど、これ読んだあとだと増田で出会い系の話読んでも「ふーん」って感じになりそう。

出会い系で失敗してる男性は、このモテてる系の男性の話を読むだけで、情報商材にカネを払う何倍も重要なことが学べるのではないかしら。


2:性癖とフェチの違いも参考になる。

性癖ってのは変わるものではなく増えるものだというのは某人気絵師さんの名言だが、実際そんな感じらしい。


3:レズ風俗は描きおろしのためエロシーンが非常に多い。もちろんここでは紹介しないので自分で読んで!


価格表示もあってとても安心できる。



最初から最後まで読み応えしっかりの本なのでマジでおすすめです。