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【肉の宮】「範馬刃牙」「刃牙道」「バキ道」「刃牙らへん」を読んだ・・・曲芸商法のようなマンネリ感はある部分もあるけれどやはり面白い!

※今後しばらく記事更新する時は、急ぎのものでなければ予約投稿機能を使って12:00に投稿する予定です


チャンピオンクロスが期間限定全話無料キャンペーン(※)をやっていたので読んだ(※記事の末尾に蛇足を書いておく)



もう読まなくなってから10年くらい経っていたであろうバキシリーズを一気に読むことができてとてもスッキリした。



あらためて思うけれど、「グラップラー刃牙」以降のバキシリーズは、格闘漫画というか「格闘ドキュメンタリー」なんですね。
なんかこう・・・直接見ているというか、伝聞とか噂話で誇張された話を聞かされているような感覚を覚える。

登場人物と読者との間に何層もの壁があるような描かれ方をしている。あえていうと徳川の御老公目線あたりが限界か。

間違ってもバキと一体化して楽しむみたいなことを読者は許されていない。
あくまでも我々はすごいものを「カメラ越しに鑑賞」とか「伝え聞く」ことしか許されていない。
途方もない強さに対して「羨望」を抱くことを許されているだけだ。


おそらく作者自身も、そういう感じで線を引いているのだろうと思う。
距離感は感じさせるが、それゆえに逆に「この人たちは我々と違う世界線のどこかで本当にいる」のかもと思わせてくれる。
荒唐無稽でありながら、なんか「この人たちは本当にそうなんだろうな」と思わせる絶妙さがやはり楽しい。



個人的にはやはり「バキ」の頃が一番楽しかったなとは思う。
「範馬刃牙」以降なっかなか1話ごとには話が進まないという印象が強く連載で細切れで読むという楽しみ方は私には結構厳しいと感じる。
今回のチャンスで最新話まで追いついたけれど、シリーズが完結する事にまとめて読むくらいが私にはちょうどいいだろう。


以下は簡単に各シリーズについて思ったこと


「範馬刃牙」シリーズではオーガこと範馬勇次郎と殺し合いとまではいかず、親子喧嘩のような戦いを展開した。
前半1/3はビスケット・オリバと戦うために監獄で戦い
中盤は恐竜の時代を生きてきたピクルとの戦いが描かれ最後に範馬勇次郎という感じ。


このシリーズで大事なことは、刃牙が範馬勇次郎にたいし
「母親を殺した仇」として恨みで戦うのをやめて
父親としてオーガを理解しようと努めているところだと思う。

そのせいか、範馬勇次郎側もバキを己の快楽のためのエサとしてではなく
息子として扱うようになっており、殺し合いというよりは親子喧嘩として描かれている。
まぁ現時点ではまだ力量差が大きいからやむなしというところか。



これによってシリーズに「終わり」が見えなくなっていく。

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