頭の上にミカンをのせる

マンガアニメ大好き兼業投資家の日記です。WORLD END ECONOMiCAアニメ化のCFを応援しています。

「決闘裁判」 レスバが強いこととその意見が正しいかどうかは全く別の問題であることが一目瞭然でわかる作品

以前からわかってる人にはあまりにも当たり前のことではあったのだけれど、

コロナやアメリカ総選挙以前において

・「レスバが強い」とか「RT数が多い」ということと
・その意見が正しいということ

はほとんど関係がないということがわかってない人がとても多いのだなと感じるようになった。


2ちゃんねるのように、議論のための議論をもてあそぶことがゲームとして成り立っていた場所でさえ、あまりにレスバに特化しすぎた人間はバカにされていたものだが、いつのまにか正しかろうが正しくなかろうがとりあえずフォロワー数が多かったりRTを集めたものが正義という世の中になっていている。はてなのような限界集落ですら「人気コメントが正義」と信じて工作をする阿呆がいる。

それだけ「人に依存した広告」がかつてないほど強くなり、「インフルエンサーをあがめる宗教」が力を持ってしまっているということだろう。竹●なんちゃらさんの騒動はそういう流れの中で起きたものと認識している。


コロナの際に「レスバだけが強い人」の危険性が少し明らかになりつつあるけれど、たぶん今後も「レスバに特化した人」が人気を集める傾向は変わらないかもっと悪化していくんだろうなと思う

「聞けよお前!」「家帰るど!」ひろゆき氏 GoTo見直し問題で意見相違の専門家を激怒させる(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

口喧嘩の世界では相手を黙らせたら勝ち、または恥かかせたら勝ちなんだろうけど、コロナの場合はジャッジするのが観客ではなく数週間後の結果だから、大阪では口の上手い市長のメッキが禿げた。

2020/11/21 08:49


たとえば吉村知事については、私はコロナ初期からこの人はやべーやべーって言い続けているけれど、イソジンの件までは割とこの人の評価が高かった。そのくらい今って「中身がスカスカでも強気で発言してれば中身を精査せずにくっついていく人が多い」のだと思ってる。

www.tyoshiki.com

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同様にひろゆき氏に対して「単にレスバしているだけで、自分で調べもしないし議論を深めようという態度もない」という評は実にクリティカルだと思う。

「聞けよお前!」「家帰るど!」ひろゆき氏 GoTo見直し問題で意見相違の専門家を激怒させる(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

西村は単にレスバしているだけで、自分で調べもしないし議論を深めようという態度もないので相手にするだけ無駄。山本とふたりで24時間裁判所に閉じ込めてレスバさせるといい。そのうち死ぬだろ

2020/11/21 13:13


まぁ、別にひろゆきやホリエモンを支持してる人たちも、彼らが正しいとは思ってないのだろうけれど。気に入らない奴を殴ってくれて気持ちいから応援してるんだろうとは思う。ただそこでいろいろとゲームのルールについて混乱が生じているように思う。


「レスバの強さだけで正義が決まる」社会というのがどれほど理不尽かを描いた作品があるのでぜひ読んでもらいたい

このあたり本しゃぶりさんがめちゃくちゃ詳しそうだなと思うのでいつか解説記事が出ることを期待したいが
基本的に、昔は当然のように「強いものが正しい」というのがまかり通っていた時代があった。


バンデットで描かれたような鎌倉~室町時代までさかのぼるともうこれは弱肉強食の世界なのでこれは別に正義とか関係ない世界になるのだが

バンデット(1) (モーニングコミックス)

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  • 作者:河部真道
  • 発売日: 2017/02/23
  • メディア: Kindle版

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たとえば神聖ローマ帝国においては「決闘裁判」というまさにレスバで正義を決めるという考えが制度化されていた時代があった。

17世紀初頭、神聖ローマ帝国。この地では、原告と被告の決闘で有罪無罪が決まる「決闘裁判」が広く行われていた。神は正しい方の人間を勝利に導く、という教えのもとに‥‥。少年ニコが姉と暮らす南西の町ブライザッハでも決闘裁判が日々行われていた。決闘裁判を嫌う姉をよそに、ニコは特に何も考えていなかった。姉が死んだその日までは‥‥。

流浪の代闘士、ハイコ・スモッグス。
旅をしながら行く先々で決闘裁判の代闘を引き受ける彼には、ある流儀があった。
それは“必ず真実を明かしてから決闘に臨む”こと。
剣士でありながら、探偵的推理能力を持つハイコが、魔法がらみの不可解な事件の謎を解き明かす

骸積みのボルテ (1) (バーズコミックス)

骸積みのボルテ (1) (バーズコミックス)

少女は復讐を遂げるため、化け物となった―― ヴァルニア帝国とニブル軍の戦争で、家族を失った少女・ボルテ。少女は、かつて自分を裏切り、全てを奪ったヴァルニア軍を屠るため、不死身の化け物“骸積み”となって戦場の闇を駆ける――。剣と怨念のダークファンタジー開幕!!

権利と正義を求め、生死を賭けた苛烈な裁判。究極の自力救済の戦いは、なぜ中世キリスト教世界で広く行われたのか。欧米型当事者主義の本質に迫る。

このあたりの作品を読んだ時に、果たしてそれが正しいと思うのかということだ。


今Twitterやはてなブックマークでレスバが強そうな人にとりあえずくっついていく金魚の糞みたいな動き方をしている人たちはこの「決闘裁判」の時代に戻りたいのだろうか。 観客としてなら楽しいかもしれないけれど、自分に理不尽が降りかかった時にようやくおかしいとか言い始めるのだろうか。


インターネットが進化した結果、中世のような「インフルエンサーを頭とする領主制」の時代にさかのぼってるのは、他人事として見ている分には面白いといえば面白いんだけれど、これに巻き込まれるのほんと嫌だなーって思いながら見てる。