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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「優駿たちの蹄跡」(14/15)  引退後のナイスネイチャは廃用待ったなしだった。今生きてドネーションで報われているのは沼田さんたちの尽力の結果

全体的に小粒なエピソードが多い。 ネタ切れというよりもいろいろためておいたネタを一気に棚卸したような印象を受ける巻だった。

スーパーホース列伝 優駿たちの蹄跡 14巻

スーパーホース列伝 優駿たちの蹄跡 14巻


1話 スーパークリークの仔・ヤマトクリーク

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復帰を絶望視され廃用になりかけたところから奇跡の復活。
復帰した後もヤマトクリークが勝てるようになるわけではなかったが、その後40戦以上戦い抜いた。


2話 ミスターシービーの死

父はトウショウボーイ、母はシービークイン。シービークインにとってたった一人の息子
19年ぶりに三冠を達成したこと、トウショウボーイの仔であること、追い込みで勝つスタイルだったことから人気が非常に高かった。

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三冠を獲得した後脚部不安で休養に入り、復帰したころにはシンボリルドルフが本格稼働しており、復帰後は天皇賞秋で勝ったのみだった。種牡馬としてはシャコーグレイドがいるが、5年あまりで種牡馬引退している。

種牡馬引退後、母シービークインのいる千明牧場に戻るが、父と同じ蹄葉炎で死亡。
母であるシービークインは果たして、たった一頭の産駒がなくなったことについて何か感じたのであろうか。


3話 センターコート(高崎競馬場の馬)

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中央では勝ちなし。高崎競馬場に活路を求めて移籍。一度はケガから引退するも、その後また復帰して結局7勝する。

高崎競馬場にきてごらんなさい。
中央から地方へ活路を求めて流れてきた馬が走ってます。
名もないその優駿はあなたにきっとこうささやきかけてくるでしょう。

頑張って人生の生きがいなんかを探すのはおやめなさい。
人生は楽しく生きる場所なのですから、と。

4話 引退後のナイスネイチャ

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種牡馬引退となり、間もなく処分される寸前まで行く。
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弟のグラールストーンを引き取った縁もあり、イグレット乗馬クラブの沼田さんが浦河渡辺牧場のナイスネイチャ・ウラカワミユキ・セントミサイルをフォスターホースに登録してくれる。

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5話 ゼンノゴールド

1勝だけした後けがで登録抹消された馬を坂口牧場がボランティアで治療して2年7か月ぶりに復活させたことでニュースに。
その後3戦して3勝。とはいえ獲得賞金は総額でも400万。本当にボランティアやね。




6話 アラシ

なんか意味が分からないお話。

アラシという馬が引退した後、地元の人たちが「アラシの会」を作り、お金を出し合ってグリーンファームに預託して見守っていた。種牡馬になれなくてもその土地の人々に親しまれ守られた馬がいた、というのを表現したかったのかな。



7話 メリーナイス

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ダービーでめちゃくちゃ強い勝ち方をしたのにあまり評価されてない可哀想な馬。

引退後は、アラシやイグレット乗馬クラブと同じように会員制で多くの人に支えられる形で生き延びることができた。