今回の件で言うと、アゾフ大隊(現在は連隊になっている)の件とかがそうですね。
現地にいるわけでもないただの素人が、学者よりもただしい真実にたどり着けると考えること自体馬鹿げているなと思うんですが
普通に国際政治学者も指摘しています。
「ネット民だけが知ってる真実」なんてものはありません。
というか、なんでそんなものが都合よく自分のところに降ってくると信じられるのか。
こういっちゃなんだけど、馬鹿じゃないですか。
「アゾフ大隊の件を国民は知らない!」とか騒いでるやつは
「レバナスのすばらしさを投資やってない人はわかってない」って喚いてる人とだいたいレベル一緒です。
「希望は、戦争」ですらなくなっていて、「希望は、陰謀論」になってる人がいるけど、底辺の人間にとって戦争にも陰謀論にも希望はないからね
そんなもんで人生一発逆転できるわけでもないし、togetterでまとめた連中、9割が反ワクチン界隈なんだよね。
今週はワクチン専門家をやめて国際関係の専門家になります。 pic.twitter.com/vnSUPjfS5Z
— Shen (@shenmacro) 2022年2月21日
SNSの世界、ほんとコレだから悲しい…。 pic.twitter.com/ajqJwQz8Ve
— かずのすけ (@kazunosuke13) 2022年3月2日
せめて「反ワクチン」の専門家気取ってたなら、ウクライナの時に節操なくウクライナの話するのやめろ。
単に話題になってる話にいっちょかみしてアテンション稼ぎたいだけだろ。そういうのははてブ民だけでいいから……。
世界は君らがそうであってほしいと望んでいるほど単純じゃないです。
こういった理屈は、知識がなくとも直感で分かろう。しかし、世の中にはこういった動物的直感が鈍磨している人々が一定数居る。それはたぶん、どこの国にも居る。たまたま日本ではそれが右傾的なところに多かった、というだけで極本質的には政治的イデオロギーとはあまり関係がないのかもしれない。
陰謀論は、そういった人々の鈍磨の間隙に周到に入り込んでくる。世界に対し言葉にはできないが奇妙な違和感を抱えている、という感覚は突き詰めればあらゆる人が抱く感情かもしれない。しかしこれをもっと突き詰めると、「世界は複雑であり、一言で説明することができない」という複雑性から逃避しているだけにすぎない。何故逃避しているのかと言えば、世界の理解に必要な最低限度の知識が無いからである。何故知識がないのかと言えば、ある程度の読書習慣や情報リテラシーが少ないか絶無だからである。だからボタンひとつで再生できる動画に飛びつくのである。