言いたいことはわからんでもないけど私は逆の意見ですね。
発達障害だと生命保険に加入できない……わけではない(不利益は発生する)
ぶっちゃけ言うと、発達障害者、特に双極性障害の人間は寿命が短いので保険会社からしたら保険に入ってほしくないという理屈はごもっともです。
保険というのは統計で成り立ってるのでそこはどうしようもない。
双極性障害、平均余命に大きく影響(ケアネット)
・25~45歳の標準的な患者における平均余命は、男性で12.0~8.7年、女性で10.6~8.3年短かった。
・双極性障害患者と一般集団の平均余命比は、年齢とともに低下しており、これは双極性障害が若年または中年期における余命期間の減少開始に影響していることが示唆された。
・双極性障害患者の平均余命は、以前報告された程度ではないものの、大幅に短縮していた。
financial-field.com
ただし、発達障害でも普通に入ることはできます。
というよりですね、生命保険に入れないという点を気にしすぎて寿命を短くするほうがよほどもったいないと思ってます。
少なくとも私は精神科医(というかおくすり)に全くお世話にならずにいたら今頃死んでたかもしれないと思っているので
「安易に精神科医にかからないほうがよい」という意見には反対です。
そもそも精神科でどういうことをやってくれるのかが知られなさ過ぎていると思うし、精神科医もそれに甘えていると思う
残念ながら、今現在は精神科医にはめちゃくちゃ当たり外れがあります。
特に「心療内科」は構造上質を担保できない仕組みになってます。
これは心療内科を批判したいのではなくて上の保険の仕組みと同じく「構造的にそうだ」という話です。
ですが、ある程度予備知識を持っておくことで
少なくともダメな医師に当たっても「やっぱり心療内科や精神科医に通ってもダメなんだ」と絶望する必要はありません。
また、医師側も、患者側に予備知識がないのをよいことに「この程度の対応でも医師の権威で有無を言わせない」
みたいな対応をすることがなくなると思います。
K師の逸話にもありましたが、別に患者は医者の言うことを全部うのみにして従う必要はないと思います。
最低限の予備知識は持つ。ただ、警戒しすぎてK意志の話をうのみにするようなこともしないほうが良い。
最近は精神科医に関するマンガで信頼できるマンガも増えてきてるので参考にしたい
一番おすすめなのは「shrink!」です。このブログでもその都度取り上げてきました。特に最近は「コロナをきっかけに鬱になった人」をテーマにしていてとてもよかったです。
al.dmm.com
お子さんがいる人は「放課後カルテ」がおすすめ。「リエゾン」は仕事をする側の立場に寄りすぎててちょっと望んでいるものとは違うと思います(でも面白いです)
al.dmm.com
www.tyoshiki.com
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他にも「いのちの器」「コウノドリ」など出産関係での鬱を描いたり、発達障害の夫婦や子育てを描いたエッセイも多数ありますので参考にしてください。
もちろんどれもマンガということで現実よりも理想的な対応になっていますが
大事なのは「精神科や心療内科ではこういう対応をとってもらうことができるんだ」ということを知っておくことです。
そしてなにより、化物語じゃないですが「自分の心の持ちようが大事」ということをしっかり意識しておくことです。
あくまでも精神科医は、「何かをきっかけにして自分の状況をよくしたい」という人をサポートしてくれる立場です。
普通の身体の病気みたいに、薬出してそれでハイ解決とはならないので、いろんなトレーニングなどが紹介されます。
可能であれば、マンガを参考にしながらトレーニングを試してみて、補助が必要だと思ったらメンクリに通う、くらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。
最後に黄金頭さんのありがたいツイート。
初診の予約はえらく時間がかかる場合が多いから、迷ってる人には行ける気力や判断力のあるうちにとっとと行けと勧めたくなる。 / “ブコメとかで気楽にメンクリ勧めるやついるけど結構邪悪では?” https://t.co/KywA4sX4Uh
— 黄金頭 (@goldhead) 2022年8月23日