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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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発達障害

「大丈夫倶楽部」がすごく好き。発達障害って言葉に使わずに己自身の生きづらさと向き合って「大丈夫」を目指す作品

「大丈夫な場所」づくり
つまり大丈夫になる活動!
健やかな暮らしにすごく役立つ!

piccoma.com

この漫画すごい好きだなあ……。

なんというか、DIY精神にあふれてる。

この漫画、最初の数話よんだ段階で私はすぐに
「あっこれ発達障害の主人公が生きづらさに向き合うマンガだ」
って簡単にくくっちゃってた。

でも、読み進めていく中で
この漫画はそういう風に読むのはすごくもったいないなって思うようになった。

発達障害って言葉は便利だけど、便利だからこそなんかしっくりこないところもある

「発達障害」って言葉はあくまでも
社会が私みたいな人間をカテゴライズするために作った用語でしかない。

もちろんこの概念があると他人とコミュニケーションするときに便利ではあるんですよ。
他人に自分のアレさを簡単に説明できるし相手にもパッとつかんでもらえる。

でも、この言葉を使って自分を伝えようとすると
なんかこう・・・そうじゃない人と「壁」ができてしまうのもまた事実で。
あと、なんか自分自身も自分を発達障害って表現することで
なんかを背負わされたような気持ちになる。

www.tyoshiki.com

私はずっと自分が発達障害であるということを自覚してから
「私は発達障害なんだから~~しなければいけない」みたいな感じで
自分を決まった枠にはめてしまってるところがあると思うんだよね……。

客観的な症状じゃなくて「自分がどうなりたいか」から自分を定義しなおすことで、自分なりのささやかなソリューションを生み出す

この作品は「他人から見てどういう状態なのか」ということよりも
「自分から見て自分はこういう状態だ」ということと「自分はどうなりたい」という欲求感じで
思いっきり自分を中心にして自分を表現してる。

「自分が大丈夫じゃなくなることが多いから、大丈夫になりたいだけ」
これすっごくわかりやすくていいよね。



この漫画読んでると、私って
「自分の感覚で自分を見たり表現したりすること」を
あまりちゃんと考えてなかったかもしれないって思ってしまった。

私って子供時代から他人とコミュニケーションエラーばかり起こしてて
それが原因でいじめられたこともあって、それがつらかった。
そのせいか「とにかくまず安全確実に最低限の意思疎通できること」にこだわってしまって
借り物の言葉とか教科書的な言葉で自分を語ろうとしてたのかもしれないって思う。

この漫画の主人公は非常に不器用で効率も悪いけど、でも本人の納得度はすごく高いだろう

どっちがいい悪いの話じゃなくて、
良いなって思ったところはちょっと取り入れてみたいなって思った。

もちろん、発達障害って言葉を知ってたほうがいろんな知識は手に入りやすいです。
www.tyoshiki.com

ただ、そこから自分に最適化するには
結局自分で自分をちゃんと理解しないといけない。
自分でちゃんと考えないといけない。

この作品の主人公はすっごく大変だっただろうけど
少なくとも自分の行動にすごく納得してたと思う。
この感覚はちょっとうらやましいって思ったので素直に真似してみたい。

何にせよ、読んでてほんわかするし、すごくいいマンガだと思いますのでお勧め。
運よく最近まで最近まで全話無料公開キャンペーンやってたので読んだけど単行本も買ってしまったよ。