大丈夫。私、この子を守って生きていくわ……(徳子)
望まぬ運命が不幸だとは限りません。
望みすぎて不幸になった人たちを多く見てきました。
得たものの代わりに何を失ったかもわからず、ずっと欲に振り回され……
私は泥の中でも咲く花になりとうございます。(徳子)
福原遷都からわずか半年、源頼朝の挙兵に対応すべく、清盛たち平家はあっさり京都に戻ってくる。
建前としては比叡山延暦寺からの請願を受けてという形になった。
先の戦いで敗北した「興福寺」は、平家が自分たちを討つために戻ってきたと恐れ、挙兵する。
琵琶サイド
①このアニメ、敦盛と清経(三男)との関係をやたらと推してくる……
②琵琶は福原で飼い始めた猫に御執心のようす
③南都の寺が焼けてしまったことで、1181年の正月は行事が慎まれ寂しい正月を過ごすことになる
④高倉上皇が危篤に陥る。清盛は徳子に対し、上皇の死後後白河法皇の後宮に上るよう命じるが徳子はこれを拒否する
はじめて、父に逆らったわ
結局上皇はなくなるが、徳子は上皇との間に生まれた子(安徳天皇)とともに過ごすことを誓う。
琵琶は、重盛から受け継いだ瞳で、上皇の魂が徳子の元にあることを見る。
⑤いよいよ清盛が亡くなり、子供たちはみな途方に暮れる
⑥次男・資盛は、平家の行く末を案じ、琵琶を家から追い出すことにする
⑦徳子は、自分が拒否した代わりに後白河法皇の後宮に入った腹違いの妹(御子姫君)の話し相手となる。
平清盛の七女。母は厳島内侍。つまり徳子の腹違いの妹である。
美貌の女性であったが、法皇は御子姫君に心を寄せることなく、御子姫君付きの女房(藤原伊実の娘)に手をつけている。『源平盛衰記』によれば、御子姫君は入侍後間もなく没したという。
男たちの戦いサイド
①清盛は、妹尾兼安を興福寺への使者として派遣する。
しかし、興福寺の僧兵は和平を拒否、妹尾兼安の部下を殺し、さらし首にしたことで清盛は激怒。
②園城寺を焼き討ちした重衡が再び総大将として任ぜられてしまう。
重衡は、こんどこそ焼き討ちにならぬように気を付けていたが、運悪く強風により火が延焼し、興福寺だけでなく、東大寺まで燃やす結果となってしまう。
『平家物語』によると、その夜、重衡が陣中にて灯りを求めたところ、配下が周囲の民家に火を放った。それが折からの強風に煽られて大火災を招いたとする。しかし上述の通り、僧坊等を焼き払うのは当初からの計画であり、『延慶本平家物語』でも「寺中に打ち入りて、敵の龍りたる堂舎・坊中に火をかけて、是を焼く」と計画的な放火であった事を示唆していることから、放火自体は合戦の際の基本的な戦術として行われたものと思われるが、興福寺・大仏殿までも焼き払うような大規模な延焼は重衡たちの予想を上回るものであったと考えられる
重衡は立て続けに寺社焼き討ちになってしまったことで、趣味であった笛も楽しめなくなり、すっかり戦に対して乗り気でなくなってしまう。
③源頼朝だけでなく、木曾義仲が挙兵する
実際は、河内、熊野、九州でも反乱がおきていた。それだけ「富士川の戦い」は致命的だったということか。
④このタイミングで清盛が病に倒れ、そのまま死んでしまう
わしの骨と灰は、福原の浜に……
遺言通り福原で清盛の灰を福原に流していたところ、清盛の屋敷が炎上してしまう。
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おまけ
①徳子が歌ったのは前回と同じく「梁塵秘抄」から
女人 五つの障りあり
無垢の浄土はうとけれど
蓮華(れんげ)し濁りに開くれば
龍女(りゅうにょ)もほとけになりにけり