追記:絶対こういう人出てくると思ってたけど、予想通りはてブ民がタイトルだけ読んで、この発言をしているShinHori先生を殴ってますね。ネットよ、これがはてブ民だ。私は記事中でタイトルを否定してる(私は自民支持者も同じことをやっている、と明記している)のに。いかに左寄りのはてブ民が記事本文を読まないでコメントするかが可視化されてて面白いので、珍しくこの記事に限ってはもっと伸びてほしいと思ってる。
自民支持層は自分の推す候補が負けても「有権者は馬鹿だ」とは言わないが、野党支持層は負けると「有権者は馬鹿だ」どころか「有権者は反省すべき」と言うことがある
— Shin Hori (@ShinHori1) 2024年7月8日
というのは野党支持層は選挙=善悪の戦いと考えているので、悪に投票した有権者は当然、反省しなければならないことになるから。
→
→
— Shin Hori (@ShinHori1) 2024年7月8日
ただ有権者から見ると、赤の他人から「反省しろ」と言われるのはなかなか理解しがたい
反省も何も、人様の内心や価値観に口出しするのは現代では異様に思われる
一方、自民支持層は選挙=政策や利害の調整としか思ってないので、利害で失ったものは利害で取り返すことしか眼中にないから発想が違う
→このように
— Shin Hori (@ShinHori1) 2024年7月8日
「野党支持者の方が他人(有権者)の内心に踏み込んだ発言をして『反省しろ』とか『お前らはばかだ』と言ってしまうが、自民支持者は他人の内心には何の関心も示さないし踏み込まないという現象」
については研究してみる価値があるかもしれない
これについて考える時は「合成の誤謬」と「マジョリティとマイノリティは対等ではない」という2点を理解しておく必要があると思います。
合成の誤謬について
民主党支持者が典型例だけれど、少数派や野党に属する人はこれほんとに理解したほうがいいよ。
「合成の誤謬」とは、何かの問題解決にあたり一人一人が正しいとされる行動をしても
全員が同じ行動をとると、想定とは逆に思わぬ悪い結果を招いてしまうことを指す経済用語である。
今回合成の誤謬を理解しなかった人たちのやらかしぶりがすごかったですね。
この人たち、個人個人では最適な行動を取ってるつもりなんでしょうけど実際はただの自己満足であり
自分が応援する政党の足引っ張りまくってますよね。
無能な働き者は射殺せよの教科書に採用されてもいいレベルの愚かさでさすがにちょっと笑えない・・・。
民主党支持者や共産党支持者は、自分たちが少数派であることを理解せず、多数派にとって有利な戦術をわざわざ選んでしまっている
合成の誤謬の時点で愚かだからやめようっていってやめられる人はそもそもこんなことやりませんよね。
で、こういうアホなことをやってる人たちは絶対に
「自民党支持者の連中のほうがひどい」とか「それだったら自民党支持者だって同じこと言ってるじゃん!」って言い出したりします。
まぁ正直一理はある。私としても、どっちも底辺レベルは同じくらいアホだと思ってます。
しかし、野党支持者が理解しなければいけないのは、
マジョリティとマイノリティでは、同じことをやっていてもマイノリティ側だけが損をするということです。
差別のコアの部分です。
同じ位アホだった場合、マジョリティのアホさは無視され、マイノリティのアホさだけが目立ちます。
同じ愚かであっても、自民党支持者の愚かさはある程度薄められます。
しかし野党支持者の愚かさはダイレクトに野党の評判に直結します。
このことを理解していれば、絶対にマイノリティ側の人間は安直なミラーリングをしません。
ミラーリングとはそもそもマジョリティ側が圧倒的な戦術なのですからね。
多数派は少数派を嘲笑する。まじめな主張に対して、である。
大教室にたった2人しかいない少数派を問い詰める場合、個人の事情が派全体の事情へと拡大解釈されやすい。それゆえ、多数対少数の議論では、多数派は本来の議論そのものだけで戦うことができるのに対し、少数派は全人的に矛盾を追求されることになりやすい。もちろん少数派も同様の戦術を採用することはできるが、いくら個々人の矛盾を攻撃しても、「それは個人の矛盾である」と受け流され、議論の大勢に影響を与えることはできない。
形式的に多数派と少数派が平等に戦術メニューを与えられていても、現実の議論においては実質的に不平等が生じる。
発言者の個人的な事情を持ち出して矛盾を指摘しようとする戦略は、多数派にとって一方的に有利な戦術なのだ。
それを理解せず、マジョリティとマイノリティが同じ条件で戦えていると勘違いしてるから野党支持者はずっっっとドツボにはまり続けているわけです。
この傾きを作らないためにこそ、定期的な政権交代が必要なのですが、今の日本でそれをいっても意味がないでしょう。
まず政権をひっくり返すまではこれを前提として考えないといけないってことを野党支持者はもうちょっとちゃんと考えた方が良い。
繰り返しますが、自民党支持者がおなじことをやって野党支持者がそれを嘲笑うのと
野党支持者が同じことをやって自民党支持者がそれを嘲笑うのは同じじゃないです。
理不尽じゃないかって?
そうだよ。
マジョリティとマイノリティの間の関係はなにか是正措置を挟まないと対等にならないから理不尽なんだよ。
だからこそ、差別というものは問題なんじゃないか。
だからこそ、差別というものは私的なやりとりで解決できず、公的・法的な是正措置が必要なじゃないか。
それがわかってて今まで差別差別って言ってたんじゃないの?
何を今更当たり前のことを言っているんだ・・・そんなことも理解してなかったのかと逆に言いたい。
マジョリティとマイノリティはなにか是正措置を挟まないと対等にならない。
だからこそ、差別というものは問題なわけです。
これを理解せず、野党の支持者が自民党支持者と同じことをやるのは愚かを通り越してもはや傲慢だとすら感じます。