この夜が明けるまであと百万の祈り

マンガアニメ大好き兼業投資家の日記です

「ポーの法則」 通じなかったときに読者の読解力のせいにするくらいなら皮肉を言わないほうがいい

この手の話は一度書いたことがあるので簡潔に。

「風刺なのになにムキになってるの?」とか「この皮肉や風刺がわからないはセンスがない」みたいなことを言う人間は、自分が一番アホだということに気づいたほうがいいと思う、という話ですね。

私は比喩やたとえ話でさえ使い方が誤っていると感じるものが嫌いなので、まして風刺や皮肉が下手な人は相当苦手です。

ポーの法則

・「皮肉で言っている」という作者の意図が明確に示されていない場合、「本気でやっている過激な主張」と「ネタでやっているトンデモ」の区別が難しいことを示す。
・ユーモアの明白な表出が無い限り、誰かが本気だと誤解しない形の過激主義または原理主義のパロディを作るのは不可能である。
十分に発達したtroll(議論を乱したり注目を集める目的で意図的に間違った説を展開する荒らし)は本物のkook(間違った方向にゆるぎない信念を持ったきちがい)と見分けがつかない

https://www.tyoshiki.com/entry/2016/08/13/111045

つまり「ネタ」はわかりやすくやれってこと。「ネタ」が「マジ」だと受け止められる場合、その人の文章にはユーモアが足りない。それならそれで「これはネタです」と明確に伝える義務がある。ユーモア不足でネタをネタと伝えることが下手な人ほど明記する必要があるだろう。それすらできないならその人はネタ記事は書かないほうが良い

しかし、皮肉が下手な人ほど、自分の皮肉を否定されたら読者の読解力のせいにしがち。

違います。その人の表現力が低いか、面白さより不快さが勝る程度のできの悪い作品だから批判されてる。

もちろん、悪意を持って積極的誤読を仕掛けてくる人はいますが、少なくとも、作者自らが「こういう意図で書きました」と説明したときに、批判する人よりも作者の説明んほうが納得できる、という反応が得られないならそれは表現者側の問題です。

そういう風に考えることができないのであれば、少なくとも皮肉や風刺といった難易度が高いものに手を出すのは控えるべきです。


皮肉が下手な人ほど、批判された後の対応のほうに問題が出やすい

なお、別に表現がへたくそなだけであれば、へたくそだといえば済む話ですが、自称毒舌やら自称皮肉好きの人はそのあとの対処に問題がある人が非常に多いです。皮肉が下手なうえに、批判された後に以下のような対応がセットになっている人は、近寄ると危険なので逃げたほうがいいです。

批判の声は極端な人だけしか相手せず、支持してくれる人を積極的にRTする

一般的な意味での「悪人」=「悪意の強い人」ではない。ただ「無自覚に、悪意なく邪悪をなす人」なのだ。「悪意がないのに結果として悪い結果を引き起こしてしまう。そして批判されても自分は悪いことをしたと思っていないから反省もしないし、むしろ仲間を増やそうとする」から最悪なのだ。これが最悪なのだ。

ここが結構大事で、たいていの人はわかりやすい悪人の振る舞いはしません。


「罪悪感を持つことを極端に避ける」「他人に不当な攻撃をされているアピールを過剰に行う」

・自分自身の罪悪感に耐えることを絶対的に拒否する、というのがこの「一線を越えた」人たちの特性である
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一見謝っているように見えて「問題についての反省を伴わない謝罪」をしながら相手を攻撃します。例えば「真意が理解されなかった」とか「自分が悪いことをしたではなく相手が感情を害したから」という理由で謝るのです。これによって「自分は何も間違ってないが、相手が勝手に問題を起こしている」という図にすり替えるのです。

この「すり替え」が見られた時点で全力で警戒すべきだと思います。


「炎上にあった時でも自分を曲げない」ことを誇りにする

一般的な意味での苦痛からの逃避者、つまり怠惰な人間というわけではない。それどころか彼らは、ご立派な体面や世間体を獲得し維持するためには人並み以上に努力し、奮闘する傾向がある。彼らに耐えることのできない特殊な苦痛とはただひとつ、自分自身の良心の苦痛、自分自身の罪の深さや不完全性を認識することの苦痛である。

ゴールが完全にズレているので話がどんどんおかしくなっていきます。

どうしても批判が避けられないとき、「あえてやったんだ」というふりをする。

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「俺が善いことをするとすれば、それは、それが善いことだからだ。 しかし、俺が悪いことをするのは、それをしたいからに他ならない。 だからおれは悪いことをする。それが俺の自由だからだ」

ここまでくると長谷川豊さんみたいなもので、炎上依存症やtrollと認識するべきでしょう。ネットを断って治療をすることをすすめるか、立ち去るかくらいしかできることはありません。


ネットで出会う邪悪な人への対処は「逃げる」しかない

優しい人や常識的な発言をしている人の中に「叩きすぎだ」「弱っている人を叩くのは可哀想だ」という反応をしている人が多く見られた。

通常ならば間違いではないし、私もそちらの立場にたったと思う。しかしこのタイプの人間だけは例外なのだ。むしろあなたの考えはどうでもいい、結果としてあんたのやってることはダメだ、という対応をしなければいけない。そうしないと、こちらが取り込まれてしまう。 相手がいいとか悪いではなく、相手に悪意がなくとも、むしろ明確な悪意がないからこそタチが悪い。

この手のタイプだけは、とにかく触れたら負けです。この人たちは悪意がない、少なくとも自分がやってることが悪いとは思っていない。下手をしたら世の中のためにいいことをしていると思っている。なので批判されたら余計に熱意を燃やすだけです。
「自衛として距離をとるしかない、そういう人間もいるのだ」ということはわかってないと、関わった時に大きな被害を受けてしまう。


なお、私もこのブログやってて2回くらい盛大に対応を失敗したことがあります。

多方面から批判を受けたときに、それに無理に対応しようとするとおかしな精神状態になりますよね……。なので炎上したときの対応のミスについては、「ほかの人はともかく私は」気持ちはわかるのでしょうがないかなって気持ちもあります。

そういう場合は鎮火したあとに行動が変わるかどうかで判断してほしいな、と。

まぁ炎上なんかしないに越したことはないですが、何が原因でそうなるかわからんので、その時はうまく対応できなくても、それをひきずってあんまり冷笑主義に陥らないようにだけは気を付けたいと思います。