わかるわかるよ。これは当然すぎる本音だと思う。
定型の人は、発達障害の「個人」を理解しようとしなくていい。それは専門家でもないと無理です - 頭の上にミカンをのせる(&1年かけて整体する)子どもが区(園)から「発達障害の人は〇〇が苦手です→理解しましょう」が山ほど載った冊子を持ち帰ってきて、理解の仕方を書けよと思った。私には発達障害の子こそ「何がきっかけで噛みついてくるかわからない」
2022/11/01 09:59
この本音はすごく大事だと私は思うんですよ。*1
今の世の中に足りないのはここの「じゃあ健常者側はどうすりゃいいんだよ」に対する圧倒的な説明不足
そうなんです。今の世の中発達障害を考える上でとにかく足りないのはここの「じゃあ健常者側はどうすりゃいいんだよ」に対する圧倒的な説明不足の部分!この部分をどうするか、だと思ってます。*2
大人の社会ですらろくに理解できてないありさまなので、子供社会でこの部分が足りなかったらほぼ間違いなくいじめにつながります。当たり前ですよね。だって異物だし迷惑だし怖いのだから。こういう環境に置かれた子供は、だいたいこの小学校時代に心がバキバキに破壊されます。私も一時期メンタルがぼっちちゃんみたいになってた時期あります。
そして、こうした現状に対して、実はすでに素晴らしい本があるんですよ!
3年以上前に紹介したとき全然反響なかったけど改めてもう一度紹介します。この本です。
これほんとに素晴らしいので一度何らかの形ですべての親に見てほしいです。
もちろん、保護者がこれを買って読むべきだとは思いません。 分量のわりにめちゃくちゃ高いので。
でも、それならすべての学校にこれを置いてほしい。
そして可能であればホームルームでワークショップをやってほしいと切に願います。
この本は、それぞれ6~8のシーンについてワークショップを通じて
「健常者側がどういう風に考え、行動するべきか」を学べる本になっています。
この本があれば、外部から講師の先生を読んできて人権教育めいたことをしなくてよいです。新人教育の役にも立ちます。超コスト浮きます。
それぞれの立場の人が、
①自分はこの問題についてどういう立ち位置であり、
②どういうことを理解して
③「自分以外の人間はどういうことを考えていて」
④それに対して、何をすればよいのか
⑤なぜそうしなければならないのか、なぜそうしたほうが良いのか
ということを理解した上で自分でどうすべきかが理解できます。
たとえ発達障害の子供がいなくてもこの本は特に小学校低学年の教育にめちゃくちゃ役に立ちます
なぜかというと小学生の子供は、障害でなくとも発達にばらつきがありこの本で書かれているような特徴を持つ子供は少なくないからです。
自分とはちょっと違った個性を持った子供を理解する上で、このワークショップはとても有用です。
私は自分が貧困家庭の支援事業に参加してた時にこの本の内容を使ってワークショップを何回かやったりしましたがめちゃくちゃ役に立ちましたし、口コミでいくつかの学校の先生に紹介したりもしました。
教師の先生は何かと忙しいのですが、負担にならないし、HRのネタになるし、その結果クラス運営の問題を解決できる可能性もあります。
もっと広まってほしい。というか、できれば電子書籍化してほしい。
お子さんがいる人は、この本と「放課後カルテ」くらいを読んである程度理解していれば「よその発達障害の子供」を理解するに十分すぎると思ってます。
www.tyoshiki.com
大人社会ではなんかいい本ないの?については以下の2冊がおすすめです。
www.tyoshiki.com
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特に「マンガでわかる大人のADHDコントロールガイド」は紹介してもらって読んだんですが本当に素晴らしいです。