頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

「これだからアニメってやつは!」  SHIROBAKOの数年後・・・かな?

29歳アニメ制作進行をしている女性が主人公のお話。 制作進行が主人公の物語といえばSHIROBAKOが大ヒットしましたが、 まさに主人公は宮森が制作進行としてしっかり成長した姿を描いているような印象を受けます。SHIROBAKOで描かれなかった、より難易度が…

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」  ハンディキャップやコンプレックスをどのように自己表現に変えていくか

※2015年8月に書いた記事を少し修正しました。好き嫌いが別れやすい「押見修造」作品。これは作者の経験を下敷きにして描かれたそうです。これも「疎外」の話。 志乃ちゃんは自分の名前が言えない作者:押見 修造太田出版Amazon志乃ちゃんは自分の名前が言えな…

「なぜ人の話をちゃんと聞かなくてはいけないのか」「人は自分の都合でしか動かないから」

柏木ハルコ「健康で文化的な最低限の生活」を読みました。前にも一度紹介したけど「福祉事務所生活課」においてケースワーカーを務める人たちを描いた作品。「生活保護」がテーマではあるけれども、それよりも「自分に向いているかどうかわからない仕事」に…

「娘の家出」  papa told meが好きな人にオススメ

そう言って泣いた、母のような父でした。あたしは白けました。 でも、多分いいのです。別に。 あたしは父が大好きでしたから。 一度きちんと恨み言をぶつけてやりたいと思っていて、 でも、叩きのめしてやりたいとまでは思わなかったのです。 すごく「Papa t…

「フルーツバスケット」「ルドルフ・ターキー」など7月に読んだマンガから10作品

7月に読んだけど感想記事書いてなかった作品からいくつかピックアップ。

「はねバド!」 絵の迫力がすごい。見てて気持ちいい!

なにこれメッチャクチャ面白い!! ジャンプで連載してた「パジャマな彼女」は読んでたから、女の子が可愛く描かれるのはわかってた。でもこの作品の見どころそこじゃない。スポーツ漫画としてものすごい!「パジャマな彼女」を知ってる人は絶対見たら驚くぞ…

「いちえふ」  意外にも異世界ラノベもののような読み応え

やっぱり実際に読んでみないとわからないものだなぁと。この漫画は原発云々をひとまずおいても面白いです。 実際に福島第一原発で労働者として働き、その実態をまとめたマンガとして話題になっていた作品。作者自身に政治的な信念や社会的使命感などがあまり…

「テラフォーマーズ」  与えられた運命に屈さずに戦うことを選んだ者たち

14巻まできたのにずーっと人間同士で争っていて(主に中国当局だが)、ゴキブリたちとまともに戦ってたのってむしろ1巻だけじゃね?という人間の恐ろしさがよく伝わるマンガ。 敵は億。学び、団結し、増え続ける億。かたや100人。減る一方。30余りに…

「ダンジョン飯」  飯ネタにつられて読んでみるといろんな栄養が摂取できてしまう作品

前々から読んでみたいと思っていたのですが最新刊ともどもkindle版がセール中で安かった(429円)ので急いで買いました。ダンジョン飯 2巻 (ビームコミックス(ハルタ))[Kindle版]posted with ヨメレバ九井 諒子 KADOKAWA / エンターブレイン 2015-08-12 Ama…

「聲の形」1巻 改めて「いじめっ子」をストレートに描いたところが衝撃的だった

「ちょっといい話」としてのイジメ (4ページ目):日経ビジネスオンライン[ttp://togetter.com/li/558574:title]

「ちーちゃんはちょっと足りない」

「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」「空が灰色だから」「大好きが虫はタダシくんの」などの作品が有名な阿部共実作品。 「大好きが虫はタダシくんの」はpixivで読めます。 http://www.pixiv.net/m…

「きっと可愛い女の子だから」 

2020年3月追記:全然印象違うから気が付かなかったけど「響」の作者さんの作品だった。 恋をして、その人のことしか考えられなくなって…そんなこと、ほんとにあるのかな。辛くて苦しくて、でも幸せな時間だった…なんて思える日が来るのかな。 ちょっと自分に…

「あのこにもらった音楽」

Sendai City Symphony Orchestra ブラームスが創造したものは、無能力のメランコリーである (byニーチェ) ブラームスは当時こんな言葉でひはんされたことが在るんだって。でもこの作品で、「ブラームス」として生きようとする主人公は、 決して無能力で…

「コンプレックスエイジ」  限界を迎えつつあるガチ勢の悩み

4巻まで読みました。26歳コスプレヤーの女性が主人公の話。コスプレイヤーとしては「ベテラン」であり「意識高い」人間でもある。完璧主義者で、衣装にも手を抜かないし、ポージングの教室にも通うほど真剣。真剣なのはよいが、そのせいで純粋にコスプレ…

「オトコの娘ラヴァーズ!!」  同人業界からメジャー雑誌で連載持つようになった作家の苦悩

作品自体は、いろんな形で「オトコの娘」が好きな人たちが それぞれの好きを持ち合ってあつく語り合うようなお話。 「オトコの娘」が好きといってもそれぞれの好き、の形は異なっており、一人称視点、二人称視点、TS好き、コスプレ好きなどいろんな方向性が…

「人間でした」  銀の手は消えない!

夢の中で手に入れたアイテムが消えていく… 夢見る宝石…バクのなみだ…銀の手…銀の手は消えない! この話はすごく短いながら、「夢」とか「物語」ってちゃんと糧になるよ。その中で感じたことや生じた心理的変化を糧にするかどうかは自分次第だよ、というメッ…

「無職転生」2巻  「できる人間にはできない人間の気持ちはわからない!」

「できる人間にはできない人間の気持ちはわからない!」という子をやる気にさせるには。 一度人生に失敗した人間のリプレイもの第二巻。 今回は「エリスの家庭教師」編。エリスは大富豪かつ獣族好きの親に甘やかされて育ったため 感情のままに振るまい自分な…

まりんこゆみ3巻  マイノリティ(超少数派)の生き方

「空気は読むものではなく吸うものです」 「グリザイアの楽園」のレンジャー編もそろそろ終わりですね。ちなみにレンジャーは陸軍。一方のこちらは海兵隊の話です。アメリカでは陸軍にはレンジャー、海軍にはSEALs、海兵隊にはリーコン等の特殊部... - Yahoo…

「はれた日は学校を休んで」

Amazon.co.jp: 日本のことは、マンガとゲームで学びました。: ベンジャミン ボアズ, 青柳 ちか: 本にて絶賛されていたので、今日注文しました。後で読んで感想書くつもり。 「いろんな不幸事が続き、自分の感情も生きる意味も見いだせずにいた僕が」「日本…

「真面目」という単語が良い意味で共有される世の中だと嬉しい

真面目【まじめ】 1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。 2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま 「真面目」が一番コスパが良い - インターネットの備忘録 記事の内容に心から同意です。

「ダーウィンズゲーム」 どうしようもないクソゲーの中でもなんとか生存戦略を見出していくこと

俺はさ、思うんだよ。途中どんな道を辿ろうが最後に生き残ったやつだけが勝ちなんじゃねーのかって 最近はやりの「いきなり説明もなく殺し合いゲームに取り込まれてその中でサバイバルしていく」 という系統の作品です。私はこの系統の作品たいがいは好みじ…

ハイキュー!10巻 「自分はまだ下手くそで、本当の楽しさをまだ知らない」という希望

みんなが読め読めいうので読んでみたのだけれど、ハイキュー!めっちゃ面白いですね。もうほんとに全部面白いんですけど、10巻の月島くんのエピソードはすごい気に入ったのでメモっておきます。 月島くんは過去に色々あったせいで何かにのめり込みすぎるこ…

もしエボラウイルス感染者が日本でも出たら・・・ 「エマージング」

たくさんの方々から「怖い。怖いよ」と怖がられたマンガになった。だが実は描いている僕自身も相当に怖かった。この物語がただのフィクションで終わることを今は切に願っている。 フィクションで終わってくれなさそうな現在ですね。作者さんはどう思ってるん…

「いい人」でいたければ、せめて「いい人」であることが有効である場所を選べ

算多ければ勝ち、算少なければ勝たず。而るを況や算なきに於いてをや。 『努力は裏切らない』っていいますけど、これをみんなちょっと軽く使いすぎる。これは補足してあげる必要があるんです。『正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らな…

「千年万年りんごの子」「地上はポケットの中の庭」 感想

サクリファイス…ふっとそういう言葉が降りてきた。 世界は未だこわれない なぜなら神への供物が捧げられているから。 壊れ続ける の世界へ捧げられた供物 壊れ続ける の世界に捧げられた彼自身の身体 神は生贄を欲しがっている なぜなら、神の世界もまた壊れ…

電子出版をテーマにしたマンガ作品 「ナナのリテラシー」がめっちゃ面白かった

感想ツイートまとめ。引用多めですがすみません。ASCII.jp:アマゾンで年間利益1000万円の衝撃――鈴木みそさんの場合 (1/3)|まつもとあつしの「メディア維新を行く」で興味持ったので「ナナのリテラシー」買って読みました。内容盛りだくさんですごく楽しか…